【朝礼ネタ】「勘違い」について

[最終更新日]2020/04/14

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朝礼ネタ勘違いについて

ヒューマンエラーという言葉があります。
人が仕事をする以上、ミスや失敗はつきものです。ミスをしない人はいませんし、難しい仕事や多くの仕事をこなしている人ほど失敗する場面も多くなりがちですので、ミスや失敗そのものは恥ずべきものではありません。

しかし、ミスや失敗の原因が自分自身の勘違いによるものだったとしたら、その点は謙虚に反省し、再発防止策を講じるべきでしょう。

今回は「勘違い」について朝礼スピーチで取り上げる際の例をご紹介します。朝礼スピーチのネタを探している人は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

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Index

目次

朝礼のネタ:「勘違い」と「早とちり」何が違う?

皆さんは仕事でミスをしてしまったとき、どのように対処していますか?

私はそそっかしいところがあるので、ミスをしたとき「早とちりしてしまった」と捉えることがよくあります。でも、よく考えてみると「あのときのミスは早とちりではなく勘違いだったのかもしれない」と思うこともあるのです。

先日、あるお客様から納期について問い合わせをいただき、電話口で「○月○日です」とお答えしました。

その直後、別のお客様の案件と混同していたことに気づき、すぐに電話を折り返して訂正したことで事なきを得ました。あのまま誤った納期を伝えていたら、「納期になっても品物が届かない」とクレームにつながっていたことでしょう。

私はこのとき、「納期を早とちりしてしまった」と思っていました。しかし、思い返してみれば自分の記憶頼みでとっさに返答してしまい、きちんと事実関係を確認していなかったのです。

別のお客様と混ざっていた、などというのは、私の側の勝手な解釈に過ぎません。つまり、私は早とちりをしたのではなく、確認を怠ったことで「勘違い」をしていたわけです。

勘違いとは、「物事をうっかり間違って思い込むこと」を指すそうです。判断を急ぐあまり誤ってしまう早とちりや誤解とは異なります。

「あれば勘違いであって、事実関係の確認が必要だった」と自覚したことで、お客様からの問い合わせに記憶頼みで答えず必ず確認する、という改善策を講じることができました。

勘違いは誰にでも起こり得ることですので、「早とちり」で片付けてしまわず、勘違いした原因をしっかりと考えて再発防止に役立てましょう。

朝礼スピーチのコツ)スピーチの王道「三段階法」に当てはめると相手に伝わりやすい

イントロ↓ボディ↓エンディング

スピーチには王道のスタイルが存在します。それが「三段階法」です。

  • イントロ
  • ボディ
  • エンディング

この3つのパートに分けてスピーチを組み立てておくことで、簡潔で伝わりやすいスピーチになります。上のスピーチ例では「ミスと勘違いについて」「具体例」「経験から得た教訓」という3つのパートに分けて構成しています。

三段階法に分けることで、スピーチにメリハリが生まれて聞きやすくなるだけでなく、要点や骨子が理解しやすくなります。

実際にスピーチを組み立てるときには、イントロでスピーチのテーマを紹介し、そのテーマに合う体験談を交えつつ、最後に教訓を述べて最初のテーマに引き戻すと、全体が締まった分かりやすいスピーチにすることができます。

朝礼のネタ:注意しておきたい「自分は仕事ができている」という勘違い

今日は私の失敗談について、恥を忍んでお話してみたいと思います。

社会人になって3年目に、初めて新入社員のOJTを任せていただけることになりました。当時、担当していた仕事をひととおりこなせるようになり、私は正直なところ割と調子に乗っていました。自分は仕事ができると思い込んでいたのです。

ですから、新入社員に対しても自分が経験してきたやり方を教えることが人材育成だと思い込んでいました。

じっくりとお客様との関係を築いていきたいと考えている新人に対しても、「クロージングのタイミングを失ってしまうようでは営業として失格だ」などと、偉そうに説いていたものです。

後で聞いた話では、早めにクロージングをかけるよう私を教育した当時の上司は、仮に部下がクロージングで失敗しても自分が責任をもってフォローする、というスタンスで任せてくださっていたそうです。

つまり、クロージングを急いでも契約が取れていたのは、私の力などではなく同行してくださっていた上司のおかげだったのです。

先日、当時の上司で今は本社でご活躍のSさんとお話しする機会がありました。Sさんは「営業スタイルは人それぞれだから、自分のスタイルを押しつけるのも良くない」とはっきり仰っていました。OJTを担当した当時の私は、こうした背景を何も知らず自分自身の見識の範囲内で物事を判断していたのだと気づきました。

自信や信念を持って仕事に取り組むことは大切ですが、自分は仕事ができていて落ち度などない、と思い込んでしまうのは危険なことだと思い知りました。何年、何十年と働いていても、営業の仕事は奥深いものです。

「自分はできている」といった考えが頭をよぎったときには、この体験を思い返して自分自身を振り返ってみたいと思います。

朝礼スピーチのコツ)「主張の押し付け」にならないよう注意する

朝礼スピーチの場では、基本的に話し手がスピーチし、聞き手は聞くことに徹しています。聞き手は話し手の話す内容や話しぶりに疑義を感じたとしても、その場で反論や訂正をすることは難しい状況です。

そのため、話し手が独自の持論を展開し始めたり主張を居丈高に語ったりすれば、聞き手はじっと耐えて聞くしかなく、ストレスを感じることにもなりかねません。

スピーチは自己顕示や説教のための場ではありません。

聞き手にとって役立つ内容かどうか、自身の主張に終始してしまっていないか、といったことを必ず前もってチェックし、「主張の押しつけ」のようなスピーチにならないよう注意を払う必要があります。

話す内容はもちろんのこと、話し方や伝え方に関しても、「偉そう」「どの立場で言っているのか」などと思われないか、客観的にチェックしておきましょう。

朝礼のネタ:勘違いの原因は「ヒューリスティック」によるもの

皆さんは「ヒューリスティック」という言葉をご存知でしょうか。

経験則に基づいて早まった判断を下すことを指すそうです。私たちはふだん知らず知らずのうちに経験則をもとに物事を判断していることがあります。今日は、私がつい先日経験したヒューリスティックについてお話しします。

先週、ある取引先の重役の方と会食させていただく機会がありました。お相手は私よりふた回りほど年上の方で、私の両親よりも少しお若いぐらいの方でした。

会食中、話の流れで映画がお好きだと分かり、私も映画が好きなので昔の映画の話をしました。すると、その重役の方は「君は若いのに、ずいぶん古い映画が好きなんだね」と仰います。

私はてっきり、その年代の方なら古い映画のほうが好みだろうと思い込んでいたのです。

ところが、その方は最近の話題作が大好きで、直近で一番印象に残った作品は「君の名は。」だと仰いました。

私は勝手に「年配の方なので最近の映画はご覧にならないだろう」と決めつけてしまっていたことになります。幸い、機嫌を損ねてしまわれることはありませんでしたが、あのまま古い映画の話ばかりしていたら失礼にあたっただろうと肝を冷やしたものです。

仕事柄、自分とは年代の異なる方とお話しさせていただく機会が多いのですが、こうした世代的な部分での思い込みや決めつけには注意しなくてはならないと感じました。

年齢に関わらず、人それぞれ皆ちがうということを改めて実感しました。

朝礼スピーチのコツ)「ヒューリスティック」をテーマにスピーチをする際に、知っておきたい「ヒューリスティック」の定義

代表的ヒューリスティック固着性ヒューリスティック利用可能性ヒューリスティック

さまざまな経験をするのは良いことですが、反面、思い込みや勘違いが生じるリスクも孕んでいます。
ヒューリスティックには大きく分けて3つのパターンがあると言われています。

  • 代表的ヒューリスティック(例:眼鏡をかけている人は真面目、といったステレオタイプ)
  • 固着性ヒューリスティック(例:高額な買い物をするとき数万円のオプション料金は安いと感じる)
  • 利用可能性ヒューリスティック(例:美容院よりコンビニが多いと直感的に感じるが、実際は美容院が多い)

このように、私たちは日々接する情報や見聞きする物事から、知らず知らずのうちに固定化されたイメージを持ってしまいがちです。経験則によって醸成されたイメージが偏見や先入観につながってしまわないよう、注意深く自身の認知を振り返ってみる必要があります。

朝礼のネタ:「勘違い」は改善することができる?

皆さんは、勘違いや思い込みによって仕事でミスをしてしまったことはありませんか?きっと、誰でも一度はありますよね。

そもそも仕事への理解度や不十分だったり、仕事に慣れていなかったりすることが原因でミスをしてしまうことはありますが、仕事に「慣れている」ことが原因で勘違いが生まれ、ミスにつながってしまうこともあります。

今日は、この「慣れ」からくる勘違いを改善する方法について考えたことをお話しします。

私はもともと、仕事のスピードが割と速いほうだと自負していました。
とにかく早く叩き台を作ってしまい、上司や先輩にアドバイスをもらうほうが質は高くなり、結果的に良い仕事につながると考えてきました。

「細かい部分が少々粗くても、全体像が分かるものを早く作ったほうがいい」という考え方をしていたのです。そのため、確認や見直しにもあまり時間をかけず、ざっと見直すくらいしかしていませんでした。

つい先日、ある取引先の担当者と商談をしていて、発注数いただく商品を1点追加してもらいたいという要望をいただきました。同じ商品が1点増えるわけですから、私なら見積数量を1点増やして見積書を再発行するだけだと思います。

ところが、その担当者の方は「確実に1点増えた数量になっているか」「その商品の単価は正しいか」「合計額は何円になり、以前よりいくら増えたのか」「増やした商品の単価分だけ合計額が増えているか」といったことを、何度も繰り返し確認していました。

その様子を間近で見て、「この人は軽々しくミスをしないだろうな」と感じ、信頼できる担当者だと実感したのです。

月並みなようですが、単純なことほど慎重に、慣れていることでも時間を取って確認を怠らないのは、仕事をする上で重要なことですね。

取引先の方の仕事ぶりを拝見して、改めて自分の仕事の進め方を見直そうと思った次第です。

朝礼スピーチで「勘違い」をネタにするとき知っておきたいこと

勘違いについて取り上げた4つの朝礼スピーチ例を紹介してきました。

仕事上のミスや失敗を誘発しかねない「勘違い」という題材は、誰にとっても身近なテーマであり、親近感を覚えてもらいやすい話題と言えます。とくに管理職の方が過去に経験した自身の失敗を話すことで、同じ失敗を繰り返してもらいたくないというメッセージにもなるでしょう。

このように勘違いについてのテーマは朝礼スピーチ向きのテーマですが、身近なテーマだからこそ、スピーチで取り上げる場合には注意しておくべきことがあります。朝礼スピーチで「勘違い」をネタにするときの注意点を確認しておきましょう。




専門用語を使いすぎないように。相手の理解度に併せて、具体例を提示するなどの気配りを

勘違いが起きるメカニズムを説明しようとすると、心理学など専門的な領域の話を織り交ぜる場合もあるでしょう。こうした場合に注意しておきたいのが、専門用語を使いすぎてしまわないようにすることです。

たとえば、今回の記事で3番目に紹介したスピーチ例では「ヒューリスティック」という言葉を使っています。

もしこのスピーチで「いわゆるヒューリスティックですね」とだけ述べ、ヒューリスティックの具体的な説明をしなかったとしましょう。

すると、聞いている側は「何のことか分からない」「聞いたことのない言葉が出てきた」と感じ、その瞬間からスピーチへの興味が薄れてしまいます。「聞いていても分からない」「なんだか小難しい話が始まったようだ」と思われてしまうわけです。

自分の得意分野や興味のある分野について取り上げる場合は、より注意が必要です。自分では当然知っているだろうと思って話していても、その分野にあまり関心がない人にとっては耳慣れない用語として聞こえる可能性もあるからです。

できるだけ専門用語は使わず、聞き手の理解度に合わせてスピーチを組み立てましょう。具体例を提示するなど、分かりやすさへの配慮を忘れないようにすることも大切です。




勘違いは「誰の身にも起こり得ること」であると伝える

「勘違い」という言葉は、それ自体にネガティブな意味が含まれています。
そのため「できるだけ勘違いをなくしましょう」といった趣旨のスピーチは正論ではあるものの、正しいからこそ「当たり前のことじゃないか」と思われてしまう可能性があります。

ちょっとした勘違いが仕事上のトラブルにつながることは、誰の身にも起こり得ます。だからこそ、「朝礼スピーチで良い話を聞いた」といった一般論に留めてしまうのではなく、日常業務や日々の暮らしの中で活かしてもらえたほうが、スピーチとして有意義なものになるはずです。

実践的に活かしてもらいやすいスピーチにするには、自身の体験談を交えるのが効果的です。人の失敗を朝礼の場で全体に話すのはあまり心証として良くありませんので、自分が過去に経験した失敗や、そこから得た教訓を紹介しましょう。

こうすることで、聞き手は「私の場合はどうだろう?」と自分自身の立場に置き換えて解釈してくれるのです。




合わせて読みたい

まとめ)過去の失敗談を朝礼スピーチに活かそう

勘違いによって仕事でミスや失敗をした経験は、おそらく多くの人にとって恥ずかしい記憶として残っていることでしょう。

しかし、そこからどのような教訓を得たか、教訓をその後の仕事にどう活かしているのか、といった部分は、組織として共有しておくことで有意義なケーススタディとなる可能性があります。

朝礼スピーチのネタに困っている人は、過去の失敗談とそこから得られた教訓について話してみてはいかがでしょうか。有意義な教訓となるだけでなく、親近感を感じさせるスピーチにすることができるはずです。

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