【朝礼ネタ】格言シリーズ⑬─「マザー・テレサの言葉」について

[最終更新日]2023/03/11

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マザー・テレサ(1910.8.26-1997.9.5)カトリック教会の修道女で、「神の愛の宣教者会」創立。1979年にノーベル平和賞受賞。

参照:Wikipedia

日本でもその名前が広く知られている「マザー・テレサ」は、多くの名言・格言を残しています。
その強い言葉の数々は私たちの心に響き、考え方や行動を変えるきっかけになるかもしれません。

そこで今回は、マザー・テレサの名言・格言を使った朝礼スピーチを紹介します。
マザー・テレサだからこそ残せた言葉を軸にすると、どのような構成が考えられるのかを、一緒に確かめてみましょう。

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目次

急いでいる方は気になるネタを押してください。

朝礼のネタ:「導いてくれる人を待っていてはいけません。あなたが人々を導いていくのです」

導いてくれる人を待ってはいけません。あなたが人々を導いていくのです。

今日はマザー・テレサが残した格言のひとつ、「導いてくれる人を待っていてはいけません。あなたが人々を導いていくのです」を紹介してみたいと思います。

導くという言葉はそれほど珍しいものではありませんが、実際に自分で誰かを「導いた」という認識を持っている人は少ないのではないでしょうか。

しかし、実は導くという行為は、それほど私たちの生活から遠いものではないように思えるのです。
その点にスポットを当てて、マザー・テレサの言葉を考えてみましょう。

まず皆さんは、「導く」という言葉にどのようなイメージを持っていますか。
「導く」とは、いわゆる「リードすること」「先陣を切ること」という意味として捉えることができます。

マザー・テレサの格言に置き換えてみると、「あなたが人々をリードしていくのです」「あなたが人々の先陣を切っていくのです」となりますね。

どうでしょう? 実は導くという行為は決して大仰なものではなく、私たちでもできる日常的な行為の一部でもあるのです。

「リードすること」「先陣を切ること」といった行為は、実際に色々なシーンで役立ちます。
たとえば会議で最初に発言することは、他の人たちをリードして意見を引き出しやすくするというメリットにつながります。

その他、率先してコミュニケーションを取る、躊躇せずに業務を手伝う、自分から間違いを認めて謝るなどの行動も、導く行為の一つだと考えられるでしょう。

これらはとても些細な行動のように思えますが、実際に周囲の人たちをリードし、先陣を切ることにつながっているのです。

私たちは導くことを恐れ、「様子をみる」ことを選んでしまいがちです。
そのため導くという行為は、まるで偉人やマンガの登場人物だけの特権のように思えるかもしれません。

でも私たち個人でも誰かを導き、良い環境を作ることはできるのです。
この機会に些細なことからでかまわないので、マザー・テレサの言葉通り自分から導くことを意識してみてください。

朝礼スピーチのコツ)メッセージは1つに絞る

メッセージは1つに絞る

朝礼スピーチを構成する際には、伝えたいメッセージを1つに絞ることがコツです。
あれもこれもと欲張ってメッセージを盛り込みすぎると、結局1つも相手に伝わらないという結果にもなりかねません。

1スピーチにつき1メッセージを意識して、シンプルな構成になるように工夫するのがおすすめです。

主題となるメッセージを決めた上で、それを補強するような構成を考えると、スピーチ全体を無理なくボリュームアップさせられます。

複数のメッセージを使ってボリュームを増やそうとすると、全体の構成が薄まり、伝えたいことが不明瞭になってしまうこともあるでしょう。
あくまで1つのメッセージに絞ることを守り、その上で必要な関連情報を付け足していくのがコツです。

朝礼のネタ:「いかにいい仕事をしたかよりもどれだけ心を込めたかです」

いかにいい仕事をしたかよりもどれだけ心を込めたかです。

皆さんは、マザー・テレサの格言のひとつである「いかにいい仕事をしたかよりもどれだけ心を込めたかです」という言葉を聞いたことはありますか。

「死を待つ人々の家」というホスピスで懸命に活動してきた彼女が、こういった言葉を残していることは実に感慨深いものです。
今日はこのマザー・テレサの格言を参考に、仕事に対しての心構えについて考えてみたいと思います。

これは私個人の印象ですが、「いかにいい仕事をしたかよりもどれだけ心を込めたかです」は、マザー・テレサ自身が、自分を支えるための言葉にしていたのではないかと考えています。

多くの場合、「いい仕事をした」という結果だけに注目していると、私たちは自尊心やモチベーションをキープすることが難しくなります。

なぜなら「いい仕事」という評価の基準は客観的なものになるため、自分で完璧だと思っていても、周囲から同じ評価を得られないということはあるからです。
皆さんも、そういった経験はないでしょうか。

周囲の評価が影響する限り、常にいい仕事を続けることはできない。
その「ズレ」が影響して、仕事にやる気がなくなってしまうこともあるでしょう。

その一方で、「心を込めたか」は自分で判断することができるので、自分次第で仕事を評価することができます。

仮に思うように仕事の成果が出せなかったとしても、心を込めることを惜しまなかったのなら、それは自分の中での失敗ではなくなります。
そのため次の仕事のモチベーションを下げることなく、その仕事の結果に納得することができるでしょう。

「死を待つ人々の家」で、マザー・テレサは多くの人々を看取ったそうです。
そこではときに、私たちの基準で言うところの「いい仕事」ができないこともあったと思います。

それでも続けていくことができたのは、マザー・テレサが何よりも心を込めることに比重を置いていたからではないでしょうか。

「心を込めることができる限り、自分を認めることができる」
この格言からは、そういった願いのようなものを読み取ることができると私は思います。

私たちの仕事でも、結果が出るまでに時間がかかることだってあるし、いい仕事をしたと実感できないときもあります。

でもこの格言を信じて心を込めることを忘れなければ、自分自身で仕事に満足することはできるのかもしれません。
もし仕事について悩んだときには、このマザー・テレサの言葉を思い出してみてください。

朝礼スピーチのコツ)ジェスチャーでスピーチに抑揚を持たせる

ジェスチャー。

朝礼スピーチの際には、ジェスチャーを取り入れて内容に抑揚を持たせるのもコツです。
直立不動で話をしているだけでは、聴き手に言葉の熱意や面白みを伝えることはできず、平坦な印象を与えてしまいます。

それはスピーチを退屈にするきっかけになり、せっかく用意してきた話が全く響かない原因にもなるでしょう。

スピーチ中のジェスチャーは、自分の感情をスマートに伝える大切な武器になります。
小さく手を動かしたり、拳を作って胸を叩いてみたり、指を折って数を数えてみたりするだけでも、全体の印象を変えることが可能なのです。

恥ずかしくなるような大きな動きを取り入れる必要はないので、まずは簡単なジェスチャーから導入してスピーチを盛り上げていきましょう。

朝礼のネタ:「暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで、明かりをつけなさい」

暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで、明かりをつけなさい。

いきなりですが、「暗いと不平を言うよりも、あなたが進んで、明かりをつけなさい」という言葉を聞いて、皆さんはどんな印象を持つでしょうか。
これはかの有名なマザー・テレサの言葉で、彼女の人生を表す格言にもなっています。

今日はこの格言を参考にして、マザー・テレサが何を伝えたかったのかを考えてみたいと思います。

結論から言えば、この格言は「自分自身で積極的に動くことの大切さ」と、「明かりをつける方法を考えることの重要性」という2つのポイントを伝えていると思います。

「あなたが進んで」という部分は、自分から積極的に動くことを促していることが想像できますよね。
誰かのために行動することが推奨されていることから、助け合いを意識した行動を大事にしようという、比較的シンプルなマザー・テレサからのメッセージだと考えられるでしょう。

そこから続く「明かりをつけなさい」の部分は、行動するだけでなく「考えることの重要性」を伝えているように私には感じられます。

明かりをつけるという比喩から私は、解決法の提示や現状打破のきっかけをつかむアイデアの発見などを連想しました。

「暗い状態=現状」「明かりをつける=解決策」という意味で考えると、ただ行動するのではなく、明かりをつけるための具体的な方法を考えることが、この格言では示唆されているように思えるのです。

総括すると、「考えて」「積極的に行動しよう」という2つの意味を、マザー・テレサはこの格言にこめているのではないでしょうか。

暗いと不平を言うことは簡単です。簡単ゆえに、自然とそっちの立場に甘んじてしまうこともあるでしょう。
だからこそ、明かりをつけることができる人の存在が、重要なものになるとマザー・テレサは言っているのかもしれません。

あくまで本日紹介した解釈は私個人のものなので、ぜひ皆さんもそれぞれにこの格言から独自の解釈を見つけてみてください。

朝礼スピーチのコツ)キーワードは繰り返し伝える

キーワードは繰り返し伝える

朝礼スピーチのキーワードとなるものは、意識して繰り返すことがポイントです。
短い時間でスピーチの意味を伝えるには、キーワードを有効活用することが重要になります。

しかし、キーワードを1〜2回使っただけでは、聴き手に見落とされる可能性もあるでしょう。
だからこそ構成の段階で、キーワードを繰り返し使うことを意識してみてください。

キーワードとなる言葉は、フレーズでも単語でも利用可能です。
必ずしも同じものである必要もなく、同系列の意味を持った類義語でも問題ありません。

スピーチのキーワードになるような言葉・フレーズを考えて、内容を聴き手に伝えやすく工夫してみましょう。

朝礼のネタ:マザー・テレサの5つの「気をつけなさい」

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

ちょっと長いのですが、今日は皆さんにマザー・テレサの有名な格言をお伝えしたいと思います。
(言葉で伝えることが難しい場合には、事前に紙やホワイトボードに書いておくこともおすすめです)

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」

有名な格言ですので、なんとなく聞いたことがある人も多いかもしれませんね。
思考から始まり、運命へとつながっていくこの言葉からは、多くのことを学ぶことができます。
今日は皆さんと一緒に、この格言が示す内容を深掘りしてみたいと思います。

この格言のすごいところは、「運命」という人生に影響する大きな要素を、シンプルに捉えやすくした点ではないでしょうか。

マザー・テレサの示したこの道筋を頼りにすると、考え方、使う言葉、普段の行いを気をつけて正すことが、結果的に自身の運命を変えることになるのだとわかります。

そんな「運命までの道筋」を誰にでもわかる言葉で示したという点が、この格言の価値になっているのだと思います。

この格言で「気をつけなさい」と示されている思考、言葉、行動、習慣、性格といったポイントは、どんな人でも持っているものです。

そのため自分が気をつけたいところ、ウィークポイントを改善することが、運命を変えることにつながると自然と信じさせてくれるのではないでしょうか。

自分でも運命を変えられる可能性があると思えれば、日々生きるモチベーションもアップしますよね。
そんな自信をつけさせてくれるような言葉だからこそ、今でも多くの人の心に響き、残っているのでしょう。

理想の自分になりたい、でもどうすればいいのかわからない。
私も含めて多くの人が、そういった現実に悩んだ経験があると思います。

マザー・テレサのこの格言は、そういったときの模範解答となり、今の自分が何を変えていくべきなのかを知るきっかけになるでしょう。

ぜひ今日という機会に、自分の思考、言葉、行動、習慣、性格を見つめ直し、自分の運命を変えるきっかけを掴んでみてください。

朝礼スピーチで「マザー・テレサ」の名言・格言をネタにするとき知っておきたいこと

朝礼スピーチでマザー・テレサの格言を伝えるときには、以下の準備をしておくことがポイントです。
準備の足りない状態でのスピーチは、聴き手に格言の持つ本来の意味やエネルギーを伝えることができません。

スピーチの話し手としてきちんとした準備ができて初めて、聴き手にとって有益な情報を提供できるのです。
実際にスピーチの構成を作る前に、以下の要素をそれぞれ確認しておきましょう。




その名言・格言に込められた思いや、人物の背景についてしっかり調査する!

調査イメージ

マザー・テレサがその格言にどのような思いを込めたのか、そしてどのような背景を持った人生を生きてきたのかを調査することは、スピーチの基本的な準備になります。

マザー・テレサの格言を借りるのに、マザー・テレサについて何も知らない状態では、そこに込められた意味を正確には伝えられません。
聴き手を納得させられるだけの関連知識は、最低限に身につけるようにしましょう。

マザー・テレサについて調査するときには、書籍、ネット、映画などといったさまざまな媒体が考えられます。

それぞれの作品から得られる知識や感覚には違いがあるので、なるべく多くの情報源を参考にすることがおすすめです。




必ず1回はイメージトレーニングをしておく

イメージトレーニング

マザー・テレサのスピーチをする際には、事前に必ず1度はイメージトレーニングをしておくことがおすすめです。

本番を想定してイメージトレーニングを行うことで、当日は逆にリラックスした感覚をキープできます。
緊張して失敗することが多い人は、複数回イメージトレーニングを実施することがおすすめです。

イメージトレーニングは基本的に頭の中だけで行うものですが、慣れてきたら実際に発声や動きを試してみるのもいいでしょう。

どのくらいの声がスピーチに合っているのか、どのタイミングでジェスチャーを入れると効果的なのか、といったヒントを得られます。

より細かく修正箇所を見つけていくためにも、イメージトレーニングに実際の動きをプラスすることも試してみましょう。




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まとめ)マザー・テレサの格言はスピーチのネタ以上の価値がある!

マザー・テレサの残した格言は、どれも人生の転機になるようなものばかりです。
スピーチのネタとしてだけでなく、聴き手の思考や行動を変えるきっかけとして、その後の人生に価値ある影響を与えるかもしれません。

朝礼スピーチで「気づき」を与えられるような構成を考えたい、偉人の格言から大切なことを伝えたい。
そんなときはこちらを参考に、マザー・テレサの格言を使ったスピーチを参考にしてみてください。

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