【朝礼ネタ】格言シリーズ③─「時間と人生」について

[最終更新日]2020/01/17

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格言シリーズ④「時間と人生」について

私たちにとって、時間は人生そのものです。
どの人にとっても1日は24時間で、過ぎた時間が戻ってくることはありません。

ビジネスパーソンにとって、1日のうち最も多くの時間を費やすのは仕事のはずです。つまり、人生の中で多くの時間を割いているのが仕事ということになります。

そこで、今回はこの「時間」についてのテーマを取り上げた朝礼スピーチ例を紹介します。朝一番に気を引き締め、1日を充実した有意義なものにしよう!と思えるようなスピーチをするためのヒントになれば幸いです。

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目次

急いでいる方は気になるネタを押してください。

朝礼のネタ:「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」

「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」- Gandhi(マハトマ・ガンジー)

最初に、皆さんに質問です。もし今日が人生最後の1日だと分かったら、何をして過ごしますか?誰とどのような時間を過ごしたいですか?——今朝は、まさにこの問いを集約したかのような格言をご紹介します。

「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」

これは、インド独立の父として知られるマハトマ・ガンジーの言葉と伝えられています。
私自身、これまでを振り返ってみると、つい「今日はほどほどに過ごして、明日から頑張ろう」といった無為な過ごし方をしてしまう日があったように思います。

現在、日本人の平均寿命はおよそ84歳。日数に換算すると3万日以上になります。3万日のうちの1日ぐらい、ムダにする日があってもいいか…、と思いがちなのですが、もし今日が人生最後の1日だとしたら、そんな過ごし方は決してしませんよね。

この小さな積み重ねが1年、5年、10年と積み重なって、大きな成果につながることもあれば、「もっと頑張っておけばよかった」という後悔につながることもあるのだと思います。

一方で、「人はどうせいつか死んでしまう」といった投げやりな考えを持ってしまうと、今さえ楽しければいいとか、より良く生きようとしてもムダだといった考えが湧いてくるかもしれません。

では、その状態が永遠に続くとしたらどうでしょうか?今日よりも明日、今年よりも来年が良くなっていなければ、そのうち嫌気が差してしまうことでしょう。
だからこそ学び続け、日々少しでも進歩していくことが大切になるのだと思います。

ガンジーの格言を紹介する前に知っておきたい、「マハトマ・ガンジーってどんな人?」

画像出典:wikipedia

ガンジーが生きた時代、インドはイギリスの植民地でした。1919年にイギリスはローラット法を定め、植民地政府に歯向かう者は裁判を行うことなく投獄できることになってしまいました。

ガンジーは反英運動として、非暴力・不服従を掲げ、断食と祈りによって抵抗を訴えかけていきます。ガンジーの有名な写真の1つに、糸車を回す姿があります。これは、イギリスから輸入される布に頼らず、自分たちで糸を紡いで着るものを作ろうという、独立の精神を象徴する姿なのです。

上のスピーチ例で引用している言葉は、一説にはガンジーが言ったものではないとも言われています。しかし、このような形でガンジーの名が語り継がれていることは、その不屈の精神が世界中の人々から尊敬と驚嘆を集め、今なお影響を与え続けていることの表れと言えるでしょう。

朝礼のネタ:「人生で、本当に大事なことを一生懸命できる機会は、せいぜい2~3回」

「本当に大事なことを本当に一生懸命できる機会は、二つか三つくらいしかないのです」

皆さんには、いま何か打ち込んでいることや、一生懸命に取り組んでいることがありますか?
私は器用貧乏なほうなので、幅広く興味を持って手を付けるものの、どれも中途半端な状態になりやすいところがあります。

今日は、そんな私自身にとって少し耳の痛い格言をご紹介したいと思います。

「この地上で過ごせる時間には限りがあります。本当に大事なことを本当に一生懸命できる機会は、二つか三つくらいしかないのです。」

これは、Appleの創業者スティーブ・ジョブズが残した言葉です。

ジョブズはAppleという企業を自宅のガレージで立ち上げ、今のような一大グローバル企業へと発展させてきたわけですが、開発に情熱を注いだ製品が何十種類もあるのではなく、Mac、iPod、iPhoneの開発に情熱を注ぎ、驚くべき集中力を発揮してきました。

まさに、「二つか三つくらいしかない」ことに人生を賭けて打ち込んできた人と言えるでしょう。もし、あれもこれもと欲張っていたら、どれも中途半端で終わってしまった可能性が高いでしょう。

また、ジョブズの言葉は、もし「本当に大事なこと」と思えるものに出会ったら、心血を注いで全力で取り組むべきだ、というメッセージにも受け取れます。

「今はまだ忙しいから」「もう少し時間に余裕ができたら」と後回しにせず、やるべきこと・やっておくべきことに全力で取り組むべきなのです。

ジョブズのこの言葉は、つい何かと言い訳をして先延ばしにしがちな自分自身に対して、「今やっておかないと後悔することになる」と思い出させてくれる言葉でもあるのです。

スティーブ・ジョブズの名言・格言を紹介する前に知っておきたい、「スティーブ・ジョブズってどんな人?」

スティーブ・ジョブズ率いるAppleが初代マッキントッシュを発売したのは1984年のことです。

Microsoft社がWindows OSを開発する以前に、現在のようなマウスがあり、アイコンをクリックするPCを発表したジョブズは、すでにアメリカ史に残るほどの成功者として名を馳せていました。

それでもジョブズは飽き足らず、世界の誰も見たことのない製品の開発に邁進します。今では世界中で使われているiPhoneを発表したのが2007年のこと。癌のため他界するたった4年前のことでした。

今もなおAppleの製品は世界中で支持されていますが、こうした普遍的な価値が生み出されてきた背景には、上のスピーチ例で引用したような並々ならぬ集中と情熱があったことは、スピーチを構成する際にもぜひ知っておいていただきたいポイントと言えるでしょう。

朝礼のネタ:「神様は、時間だけは平等に与えてくれた」

「時間は神様が平等に与えてくださった。いかに有効に使うかはその人の才覚です」- 本田宗一郎

突然ですが、皆さんはつい「忙しい」と言ってしまうことってありませんか?

私はよくあります。
1日があと数時間長ければいいのに、と思うこともあります。でも、誰にとっても1日は24時間。忙しいときもヒマなときも、この事実は変わらないことに苛立ってしまうことってないでしょうか?

本田技研工業の創業者である本田宗一郎氏は、時間についてこんな言葉を残しています。

「時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。」

自分には時間が足りないと嘆くばかりでなく、皆に平等に時間が与えられていると考えるのが、偉人たるところなのだろうと思います。

たしかに振り返ってみると、「忙しい」「時間がない」と言いながら、1日の時間を無駄にすることなく毎日を過ごしているかと言われたら、必ずしもそうとは言い切れないところがあります。

ちょっとした工夫によって有効活用できた隙間時間をボーッと過ごしてしまったり、後回しにしたことでかえって効率が悪くなってしまったりすることが多々あるように思います。要するに、時間がないのではなくて、時間を有効活用できていないということですね。

私は最近、今までよりも1本早い電車で通勤するようにしています。会社に着くのが10分ほど早くなるのですが、この10分の余裕が生まれることで、その日1日の予定を立ててから仕事に取り組むことができ、業務時間を無駄なく使えるようになっていると感じます。

平等に与えられている24時間を有効活用する方法について、皆さんも工夫してみると新たな発見があるかもしれません。

本田宗一郎の名言・格言を紹介する前に知っておきたい、「そもそも本田宗一郎ってどんな人?」

今でこそ世界的に知られる本田技研工業(HONDA)ですが、創業当時は「本田技術研究所」という名称でした。買い出しの荷物を自転車で苦労して運んでいる妻の姿を見て、エンジンをつけたら楽になるだろう、と考えたことが二輪車研究を始めるきっかけだったようです。

おれたちのつくる商品は人命に関わるものだ。それをないがしろにする人間は絶対に許せない」と言ったとされ、中途半端な作業をした従業員を厳しく叱りつけるなど、技術者としての誇りと責任を生涯にわたって持ち続けた人物でした。

皇居での勲一等瑞宝章親授式に出席するにあたって、「技術者の正装は真っ白な作業着だ」としてツナギで出席しようとしていたという逸話からは、技術者としての矜恃が感じられます。

「時間だけは平等に与えられている」という考え方も、こうした技術者としての論理的・合理的な思考に支えられていたものだったのかもしれません。

朝礼のネタ:「過去も未来も存在せず、あるのは現在という瞬間だけだ。」

「過去も未来も存在せず、あるのは現在という瞬間だけだ」- Tolstoy

皆さんは、過去の失敗を思い出して後悔したり、これから訪れる未来を案じて不安になったりすることはありませんか?

私は、そういうことがよくあるほうです。

過去の失敗を思い出すと、また同じ失敗をするのではないかと感じて自信がなくなってしまうこともあります。でも、過去を変えることはできませんし、まだ訪れてもいない未来のことを今から心配しすぎてもいけません。そこで、私自身が自戒を込めて大事にしている言葉についてご紹介しようと思います。

「過去も未来も存在せず、あるのは現在と言う瞬間だけだ。」

これは、ロシアの作家トルストイの言葉です。過去も未来も存在しないと聞くと、「本当にそうだろうか?」と思うかもしれません。

でも、よく考えてみれば過去はどうあがいても変えられませんし、遠い未来のことを今決めてしまうこともできません。今の私にできるのは、「今」というこの瞬間を一生懸命に生きることだけです。

過去の失敗が教訓となり、今を生きることに役立つ場合もあるでしょう。これは過去のことを後悔するあまり、今のことに集中できないのとは全く違います。

また、今という時間を輝かせていくことの積み重ねが、より良い未来を作っていくはずです。未来において、今この瞬間は過去になっていきます。その意味で言えば、今を精一杯生きていくことが、未来において「振り返っても後悔しない過去」を作ることへとつながっていくのです。

過去も未来もない。あるのは「今」だけ——。過去への後悔や未来への不安が頭をよぎったときは、ぜひトルストイの言葉を思い出してみてください。

トルストイの名言・格言を紹介する前に知っておきたい、「トルストイってどんな人?」

トルストイは19世紀ロシア文学を代表する作家です。『戦争と平和』『イワンのばか』など、今なお読み継がれる名作の数々を残しています。

ただ、トルストイ自身は思想や芸術の在り方に思い悩み、空虚な思いを抱え続けた人生を送りました。作家としての名声を得ながら、文学よりも農業のほうが人間の在り方として望ましいと考えるようになり、本当に自ら農業に従事し始めます。

妻ソフィアは気難しい夫を献身的に支え、ともすれば所有している土地や印税を手放したいなどと言い出す夫をなだめてきました。しかし、結局トルストイと分かり合うことができず、晩年に家出を決行したその旅先で、トルストイは肺炎をこじらせて亡くなっています。

文豪としての華々しい一面だけでなく、トルストイの人生にこうした暗い一面があったと知ることで、残された名言の重みがより実感できるのではないでしょうか。

朝礼スピーチで「時間と人生に関する名言・格言」をネタにするとき知っておきたいこと

「時間と人生」というテーマは深遠なものです。古今東西、数多くの知識人や文化人が時間や人生について深く考え、さまざまな名言を残しています。

こうした重いテーマを、朝礼スピーチの限られた時間で扱うことに抵抗を感じる人もいるかもしれません。しかし、重いテーマだからこそ自分自身の頭で考え、その人自身の言葉で伝えられたスピーチは印象深いものになるはずです。

最後に、時間と人生に関する名言・格言をスピーチに取り上げる際に気をつけておきたい2つのポイントを確認しておきましょう。




その名言を発した人についてと、その名言・格言に込められた思いをしっかり調査する!

この記事で紹介した4つのスピーチ例では、ガンジー、スティーブ・ジョブズ、本田宗一郎、トルストイといった、非常に著名な人物の名言を取り上げています。

スピーチを聞く側の人も、こうした人物についての予備知識が必ずあるはずです。中には、その人物に対して特別な思い入れがある人や、名言そのものを既によく知っている人がいないとも限りません。

よく知られた人物であればなおさら、名言・格言に込められた思いや時代背景など、基礎的な情報をよく確認しておく必要があります。

せっかくスピーチをうまく組み立てることができたとしても、ある一点で致命的な誤りや事実誤認があると、スピーチ全体の信憑性が疑わしいと思われてしまいかねないからです。

どのような経緯でその名言が生まれたのか、どういった思いで語られた言葉だったのか、といったことをよく調べ、必ず事実関係を把握しておきましょう。

綿密なリサーチを行っておくことにより、スピーチにあたって自信が生まれ、堂々と話せるようになる効果も期待できます。




時間は有限なもの?それとも無限なもの?自身の時間への感覚・捉え方を一度疑っておこう

時間についての研究は、古くから数え切れないほどの哲学者や宗教家、物理学者などによって行われています。

今なお「時間とは何か」という命題に対する決定的な結論は出ておらず、人によって、また地域や時代、信条によってさまざまな捉え方があります。

たとえば、「時間は過去から未来に向かって流れている」と考える人が多いように思うかもしれませんが、中には「実は未来から過去に向かって時間が流れている」と唱える人もいます。

また、時間が直線的に進んでいるのか、円環的に存在し続けるのかも信仰や思想の違いによって意見が分かれるところです。

さらには、そもそも時間というものは存在するのか、有限なものなのか無限のものなのかなど、議論は尽きることがありません。

「時間とはこういうものだ」と自分自身の考えを絶対視しないことが重要です。
さまざまな捉え方があり、人によって時間に対する考え方は異なることを前提として、スピーチを組み立てる必要があります。




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まとめ)ときには「時間」という深遠なテーマをスピーチで取り上げてみよう

「時間と人生」に関するスピーチ例はいかがでしたか?朝礼スピーチで取り上げるにはややハードルが高いテーマだと感じた人もいるかもしれません。

たしかに、気軽に取り上げるテーマではないかもしれませんが、だからこそユニークで印象的なスピーチにすることができるのではないでしょうか。

時間と人生についてのテーマは、これから先の人生においてもきっと考え続けていくことになる深遠なトピックです。

朝礼スピーチに向けた準備をするのを機に、ぜひご自身の「時間と人生」観を深めてみていただければと思います。

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