【朝礼ネタ】格言シリーズ④─「学習・学ぶこと」について

[最終更新日]2022/12/15

お役立ち情報
5
格言シリーズ④「学習・学ぶ」

技術革新のスピードが年々速くなっている現代においては、学生だけでなくビジネスパーソンにとっても「学ぶ」ことが重要と言われています。

社会人になっても学び続け、新しい知見を吸収し続けることは、キャリアを形成していく上でも欠かせない要素の1つとなっているのです。

今回は、「学習・学ぶこと」について、朝礼スピーチで使えそうな格言を集めてみました。

朝礼スピーチで話すネタを探している人は、ぜひ参考にしてください。

<スポンサーリンク>



Index

目次

急いでいる方は気になるネタを押してください。

朝礼のネタ:「一回でも実践してみると、頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある」

一回でも実践してみると、頭の中でだけ考えていたことの何倍もの「学び」がある。羽生善治

ここ何年か、若い棋士の登場や映画の影響などもあって、ちょっとした将棋ブームが起きているようですね。

将棋には3手詰、5手詰、7手詰といったように、先の手を読んで指していく考え方があります。

相手の出方の先を読んで打つ手を考えるという点では、ビジネスに共通するものがあるのかもしれません。今日は将棋界でもとくに有名な羽生善治さんの格言をご紹介します。

羽生さんは、こんなことを仰っています。

「一回でも実践してみると、頭の中だけで考えていたことの何倍もの『学び』がある」

私自身、何か新しいことを始めるときや、アイデアを思いついたとき、まずは「考えてみる」「計画を立てる」といったことを頭の中で進めがちです。

しかし、さきほどの3手詰や5手詰も、実際に駒を動かしながら考えていったほうが理解しやすいそうです。
さらには、覚えた定石を実際に将棋を指して試してみることで、自分のものにしていくのだそうです。

頭の中だけで考えているよりも、実践に移して失敗も経験しながら体得していくほうが理解が進むのですね。

私も含めて今の大人は、学生時代から授業で習った知識を試験で発揮できるよう「暗記」や「理解」することを重視する傾向があるように思います。

でも、一人の人間が頭の中で考えられることは限られています。拙くてもまずは実践に移してみて、うまくいかなかった経験から学びを得ていったほうがより早く成長できる——。

ふだんの仕事においても、ためらわず「まずやってみる」「試行錯誤して考えを深める」という姿勢を大切にしたいと思った次第です。

羽生善治の格言を紹介する前に知っておきたい、「羽生善治ってどんな人?」

羽生善治(1970.09.27~)将棋の七大タイトルすべての「永世」を獲得2018年には国民栄誉賞を受賞従来の型にとらわれない斬新な手で勝ち進んだ

画像参照元:wikipedia

羽生善治さんは2017年に「永世竜王」の資格を得たことで、七大タイトルすべての「永世」を得ています
まさに「生きる伝説」のような棋士と言えるでしょう。2018年には国民栄誉賞を受賞するなど、将棋と真摯に向き合い続ける姿勢を高く評価されている人です。

羽生さんの強みの1つに、従来の将棋の型にとらわれない斬新な手があります。
羽生さんが「天才」と呼ばれる所以なのですが、こうした斬新な発想は持って生まれた才能だけでなく、たゆみない努力によって生み出されているという点も注目すべきでしょう。

遠回りしながらも、もがいて身につけたものの方が、簡単に得たものよりも後々まで役立ちます」と羽生さんは仰っています。

小さな努力の積み上げが、いずれ大きな成果に結びつくという点は、ビジネスの世界にも共通していると言えそうです。

朝礼のネタ:「学びの素晴らしさは、誰もそれをあなたから奪えないことだ」

学びの素晴らしさは、誰もそれをあなたから奪えないことだ。B.B.King

皆さん、最近読書をしていますか?私はもともと本を読むのが好きなのですが、ここ数年は忙しさにかまけてなかなか本を手に取る時間を持つことができていません。

・・・・・・というのは言い訳でして、そもそも書店に立ち寄って面白そうな本を見つけても「また次の機会に」と見送ってしまうことが増えているような気がします。

読書の素晴らしい点は、自分以外の誰かが既に得た知識や経験したことを、自分自身の知識として吸収できるところにあります。

本を買うためにはお金が必要ですが、頭の中に残った知識はずっと残り続けるわけですから、単純な消費というよりは投資に近い感覚なのだと思います。

ブルースの大御所として世界的に有名なB.B.キング氏は、こんな格言を残しています。

「学びの素晴らしさは、誰もそれをあなたから奪えないことだ」

世の中にはきれいなものや便利なものが溢れていますが、どんなものでも時間が経てば壊れたり廃れたりしてしまいます。

しかし、自分の頭の中に入れた知識だけは、どこかで役立つはずの知識として残り続けます。詳しいことを忘れてしまったとしても、「そういえば何年か前に本で読んだことがある」と、ふとした瞬間に思い出したことがある経験は、誰しも持っているのではないでしょうか。

B.B.キング氏の格言は、日々少しずつでも知識を獲得し続けていくことの大切さを思い出させてくれます。忙しい毎日が続いていますが、たまには本とじっくり向き合う時間を持つことができるようにしたいものです。

B.B.キングの名言・格言を紹介する前に知っておきたい、「B.B.キングってどんな人?」

B.B.King(1925.09.16~2015.05.14)「モダン・ブルースの顔役」として、世界中のさまざまなアーティストに影響を与えた大御所自身の音楽活動のスタートは、路上でのギターの弾き語りだった

画像参照元:wikipedia

ブルースという音楽のジャンルが今の世界中で広く知られているのは、B.B.キング氏の功績あってのことと言っても過言ではありません。

「モダン・ブルースの顔役」として、年間平均330回という巡業生活を40年以上も続け、世界中のさまざまなジャンルのアーティストに影響を与え続けた、まさに大御所中の大御所です。

そんな大御所として知られるB.Bキング氏も、音楽活動のスタートは路上でギターの弾き語りをするところからでした。

4歳で両親が離婚、9歳で母親を亡くした少年が、世界中の人が知る「ブルースの巨人」へと成長していった軌跡。

それこそは、まさしく「自分だけの学び」を積み上げていった結果、手にするに至った功績だったと言えるでしょう。

朝礼のネタ:「何も学ぶべきところのない人に、会ったことはない」

私は、何も学ぶべきものがないほど愚かな人に会ったことはない。Galileo Galilei

この春で社会人生活20年目を迎えます。私は中途採用ですので、前職までの経験を含めて本当にいろいろな方々と出会い、学ばせていただいた20年間だったと思います。

こうした身をもって体得してきた学びは、よく「経験」と呼ばれます。

社会人経験とか、業界経験といった具合です。その意味では、私は20年分の「経験」がある人間ということになるのでしょう。

一方で、多くの企業が定年退職の年齢を今後引き上げていくとも言われています。

もし70歳まで働くとなれば、私はまだあと30年近く働き続けていくことになるわけです。20年の経験と言っても、まだ折り返し地点にも到達していないのですね。

地動説で有名なガリレオ・ガリレイは、こんな格言を残しています。

「私は、何も学ぶべきものがないほど愚かな人に会ったことはない」

学んできたから、経験を積んだから、賢くなったとは言っていない点が、個人的にハッとさせられた格言です。

自分には経験があるからと慢心してしまい、過去の遺産の範疇で生きていこうとする者のことを、ガリレオは「愚かな人」と呼んでいるのです。

もう1つの解釈として、人はいくつになっても学ぶことができ、学べないような愚かな人などいない、とも捉えられると思います。

人生100年時代へと突入していく今、いくつになっても学び続けたいという姿勢を持つことは非常に大切なことだと思います。

「学ぶべきものがないほど愚かな人」などいないのです。
社会人20年目、これからも謙虚に学ぶ姿勢を大切にして、多くの人から得られる学びや経験の1つ1つを大切にしていきたいと感じています。

ガリレオ・ガリレイの名言・格言を紹介する前に知っておきたい、「そもそもガリレオ・ガリレイってどんな人?」

Galileo Galilei(1564.02.15~1642.01.08)「地動説」「それでも地球は回っている」で知られる天文学者しかし功績は認められず異端者として扱われ、最期は自宅に軟禁されその生涯を終えた

画像参照元:wikipedia

ガリレオ・ガリレイは天文学者として、木星に衛星があることや金星に満ち欠けがあることをいち早く発見した人物です。中でも有名なのは「地動説」と、「それでも地球は回っている」と発言したとされる異端尋問の一幕でしょう。

当時、キリスト教会の教えにおいて、大地は動かないものであるというのは常識中の常識でした。
天文学者として地球が自転・公転していなければ説明がつかない多くの事実を発見していたガリレオですが、結果的に自らの学説を捨て、死刑を免れることを選びます。

その後、自宅に軟禁状態のまま生涯を閉じることになります。

時代に受け入れられず、異端者としての扱いを受けながらも、本質を見つめ続けようとしたガリレオ。
上で紹介した格言についても、学び続けることの意味の大きさを知る人物だからこそ、信念として持ち続けていたと考えることもできるでしょう。

朝礼のネタ:「20歳だろうが80歳だろうが、学ぶことをやめた者は皆、老人だ」

20歳だろうが80歳だろうが、学ぶことをやめた者は皆、老人だ。Henry Ford

最近、プログラミングを勉強しています。

まさかこの年齢からプログラマに転身することは不可能だと分かっているのですが、これまでずっと文系人間でしたから、ロジックによって合理的に構築されていくプログラミングの世界は新鮮で、素朴に「これは面白い」と感じています。新しいことを学ぶのは楽しいものですね。

自動車の大量生産体制を確立し、現代の自動車文化の基礎を築いたヘンリー・フォードは、こんな名言を残しています。

「20歳だろうが80歳だろうが、学ぶことをやめた者は皆、老人だ」

一般的な感覚で言えば、20歳は若者であり、80歳は老人ですね。しかし、フォードはそうではないと言うのです。たとえ80歳でも、学び続ける姿勢を持っている人なら決して老人ではない、と——。

学びと聞くと、学校の勉強や受験勉強を想像しがちですが、おそらくフォードの言う学びとはもっと広い意味なのでしょう。

私も微弱ながら、プログラミングのことが徐々に分かるようになってきたことで、テクノロジー系の記事を読んで言っていること何となく分かるようになったり、新しい技術の話題に興味が湧いてきたりと、少しずつ効果が表れているように思います。

世の中の話題を面白く受け取れるようになると、不思議と若々しくいられるのかもしれないな、と思うこともあります。

フォードの言葉を真に受けるなら、80歳になってから新しいことを学び始めたっていいのです。いくつになっても学ぶことの楽しさを実感していたいと、この格言を知って改めて感じました。

ヘンリー・フォードの名言・格言を紹介する前に知っておきたい、「ヘンリー・フォードってどんな人?」

Henry Ford(1863.07.30~1947.04.07)燃料式エンジンを持つ現代の自動車産業の礎を築いた人物T型フォードは世界中で1,500万台以上生産産業と交通に革命をもたらした

画像参照元:wikipedia

ヘンリー・フォードはフォードモータースの創業者であり、現在の燃料式エンジンを持つ自動車の大量生産を実現した人物として知られています。

驚くべきことに、近年開発が進んでいる電気自動車は、1800年代にはすでに開発の実現性について議論されていました。しかし、充電や蓄電性能の問題があり、当時の技術レベルでは大量生産品として非現実的でした。

フォードがガソリンエンジンの開発と大量生産の可能性について語ったとき、賛意を示し激励したのが発明王エジソンだったのです。

自動車の大量生産への道を拓いた「フォードT型モデルT」を開発したのは、フォードが45歳のときのことです。年齢を重ねても学び続け、挑戦し続ける姿勢を失わなかったフォードの生き方は、まさしく「老いることのない」ものだったのです。

朝礼スピーチで「学習・学ぶことに関する名言・格言」をネタにするとき知っておきたいこと

近年、生涯学習という言葉が聞かれるようになりました。社会人になってからも学び続け、新たな気づきを得ていくことは、世界レベルで見ても重要なトピックの1つと言えるでしょう。

その意味において、朝礼スピーチで「学習・学ぶこと」について取り上げるのは、誰しもに関わるテーマであり、役立つスピーチとなる可能性が高いと言えます。

ただし、「学習・学ぶこと」は、ともすると「(学校での)勉強」「受験勉強」といったイメージが付きやすく、誤解を与えがちなテーマでもあります。こうしたテーマを朝礼スピーチで取り上げる際には、次のことを知っておくようにしましょう。




その名言を発した人についてと、その名言・格言に込められた思いをしっかり調査する!

学ぶことについては、多くの偉人が名言・格言を残しています。たゆみない努力を続けた結果、偉業を成し遂げた人々はほぼ例外なく自分なりの学びを続け、生涯にわたって学習し続けてきていると言っていいでしょう。

そのため、名言・格言に込められた思いについても、一面的な解釈では捉え切れない深い意味が隠されていることが少なくありません。

名言・格言はエッセンスですので、その背景にどのような出来事があり、どういった思いをもって発した言葉だったのか、という点についてよく調査しておく必要があります。

朝礼スピーチの聞き手の中には、取り上げる偉人について詳細を知っている人もいるはずです。

格言だけを部分的に切り取って都合の良い解釈を加えてしまうと、本来込められている意味とは異なる趣旨のスピーチになってしまう恐れもあります。格言を残した人物が生きた時代、成し遂げた偉業、そこに至るまでの過程といったように、さまざまなことをよく調べた上でスピーチを組み立てる必要があります。




「学習」の本来の意味は、「経験によって生じる、比較的永続的な行動の変化」

近年、学校教育は大きく様変わりしようとしています。これまでのような知識偏重の教育ではなく、目の前の状況に対して論理的に考え、未知の情報に対して試行錯誤を重ねながら「考える」力を育む教育へとシフトしつつあるのです。

プログラミング教育の必修化や発表型授業への転換は、こうした流れの一環と見ることができるでしょう。

しかし、現在のビジネスパーソンが受けてきた教育は「知識」を重視するものだったことは否めません。そのため、「学習」と聞くとどうしても「知識を増やす」「新しいことを知る」「知見を深める」といったイメージを持ってしまいがちです。

学習の本来の意味は「経験によって生じる、比較的永続的な行動の変化」です。
理解して終わり、知って終わりではなく、実際に知識を使ってみて試行錯誤しながら問題解決に向けて進歩していくことこそが、学習の本質と言えるのかもしれません。

こうした「学び」に対する柔軟な解釈を得ておくことで、スピーチがより深みのある、多くの人の心に訴えかけるものになるはずです。




合わせて読みたい

まとめ)学習・学ぶことは全ビジネスパーソンの永遠のテーマ

学ぶことに決まった正解はありません。また、学びに終わりはありません。生きている限り、私たちは新しいことを学び、そこから得た知見を活かして行動を改善したり、目の前の状況をより良くしていったりすることができます。

学習・学ぶことは、その意味においてあらゆるビジネスパーソンにとっての永遠のテーマとも言えるものなのです。

前述のように、数多くの偉人が学ぶことについて優れた格言を残しています。この記事で紹介した格言以外にも、ぜひご自身で格言を探していただき、印象深いスピーチを構築していただけたらと思います。

<スポンサーリンク>