11月の朝礼ネタ

[最終更新日]2022/12/15

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11月の朝礼ネタ

11月の記念日にはスピーチのネタになるものが多く、聴き手に多くの発見を与えるきっかけにできます。
記念日ごとに合ったスピーチの構成を考えることができれば、朝礼の時間を有益なものに変えることができるでしょう。

今回は11月の記念日を軸にした朝礼スピーチの構成を紹介します。
合わせて朝礼スピーチのコツと季節ネタを使うときの注意点もピックアップしますので、スピーチを更生する際の参考にしてみてください。

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Index

目次

急いでいる方は気になるネタを押してください。

朝礼のネタ:日本の古き学校「寺子屋」から学べること(11月1日「教育の日」)

11月1日教育の日

11月1日は、一般的に「教育の日」と定められていることはご存知でしょうか。
教育の日は各地域で違う日が設定されていることもあるので、もしかしたら11月1日というイメージがない人もいるかもしれません。

そんな教育の日だからこそ、今回皆さんに「寺子屋」についての話をしたいと思います。

寺子屋とは、江戸時代ごろに普及した教育機関、いわゆる学校です。今の学校と全く同じ形式ではありませんが、子供に指導をし、成長を促すという点では同種類の存在であるといえるでしょう。

多くの寺子屋があったおかげで、江戸における識字率は70〜80%と高い水準を達成できたとのこと。これは、当時の世界の識字率の水準としては非常に高い数値です。ちなみに同じ時期、イギリス・ロンドンの識字率は20%、フランスのパリでは10%未満であったそうです。

そんな寺子屋ですが、実は今のように「全員に同じ授業を行う」スタイルだけでなく、それぞれの個性や立場に応じたオーダーメイドの教育が行われていたそうです。

子供の興味に合わせて臨機応変に教える内容や方法が変えられていた点からは、現代社会における私たちの仕事にも応用できる要素が見つけられるでしょう。

皆さんは、後輩や先輩、そして他社の人たちに何かを伝えるとき、同じ言葉や調子で話していませんか。
周知の通り人には個性や独自の感覚があるため、Aさんにとってわかりやすかった内容が、Bさんにも同じように伝わるとは限らないのです。

私は以前このことを理解していなかったために、理解が遅い後輩に呆れたり、話の通じない取引先に四苦八苦していました。

でも今なら、相手に合わせて伝え方を工夫することが効果的であることがわかるので、もっとスムーズに話を進めていくことができます。

それぞれの性質や好みに合わせて臨機応変に話す内容を調整し、寺子屋の授業のようにオーダーメイドすることが、会社における良好なコミュニケーションと仕事の成功を近づけるのです。

特にこれから指導する立場になる人は、この寺子屋のスタイルを参考にして、相手に合わせた内容を考えてみると良いのではないでしょうか。

朝礼スピーチのコツ)聞き手を誘うのは具体的な数値!

聞き手の興味を引く魅力的なスピーチには、具体的な数値が盛り込まれていることが多いです。
そのネタが持つ独自の%や実績数などを自然に話すことで、聞き手はそれがどれくらいすごいことなのかを明確にイメージできます。

関心を持てると同時に、理解度も高まるので、スピーチでは積極的に具体的な数値を取り入れることがおすすめです。

ただ数値を伝えるのではなく、「○%はそう考えている。ということは、○%は違う考えを持つということだ」といった形で、話し方を工夫するのがコツ。

数値を並べるだけでは聞き手がうんざりすることがあるので、スピーチ中は上手にアクセントとして使うことを意識しましょう。

朝礼のネタ:「漫画」文化は、これからどう発展していくのか?(11月3日 文化の日 まんがの日)

11月3日文化の日まんがの日

唐突ですが皆さん、漫画は好きですか?私は大好きです。

「漫画の日」として広まっている記念日は実は複数あるのですが、11月3日はひらがな表記される「まんがの日」になっています。

娯楽というカテゴリーでありながら、複数の記念日が作られるだけの影響力は、さすが日本文化を代表する存在であるといえるでしょう。

さらにご存知の通り、11月3日は文化の日でもあります。

今回はこの2つの記念日を組み合わせて、「漫画文化」という視点から、今後の発展と私たちの仕事に活かせるポイントを考えていきましょう。

漫画文化の注目すべき点は、既に海外でも広く受け入れられているところです。
しかも、海外向けに作成した漫画がうけているのではなく、日本でそのまま販売された漫画が認められている点がすごいところ。

海外需要という言葉が広まっている昨今、企業は海外のニーズを意識することが求められます。
しかし、それは何も海外のユーザーに向けて一から商品やサービスを作るだけでなく、日本らしい文化をそのままの素材で届けることも含まれるのです。

今後も漫画文化は、そのままの状態で世界に浸透していくことが予想されます。

それは日本という文化の理解の深まりに期待できるので、別のジャンルを取り扱う企業も、海外向けに日本需要そのままの素材を提供していく戦略が有効になると考えられるでしょう。

私の周囲にいる海外事業者も、日本がイメージする海外ユーザーに向けた商品よりも、日本らしい要素が中心となった製品を好む傾向にあるようです。

漫画文化と同じように、私たちの仕事もまた、日本らしさや私たちらしさを意識して今後は発展していくべきなのかもしれませんね。

他にも漫画には、漫画的世界を利用した共通認識や、あらゆる年齢層に向けて作品を作ることによって得られる支持力など、学べる点がたくさんあります。

ひらがな表記されたまんがの日と文化の日には、漫画を楽しむだけの娯楽としてみるのではなく、参考とすべき事業資料として扱うことを思い出してみてください。

朝礼スピーチのコツ)スピーチ中の一文は短く話しかけるように!

Hi,

スピーチが上手くいかないときには、一文が長くなりすぎないように構成するのがポイント。
聞き手に向かって話しかけるような形にすることで、グッとわかりやすいスピーチを実践できます。
特にスピーチに慣れていないうちは、だらだらと長い話し方は意識して避けるといいでしょう。

ただ文章を簡略化するのではなく、一文ごとにアイコンタクトを送る相手を変える「ワンセンテンス・ワンパーソンの法則」と、ジグザグに目線を合わせていく「ジグザグ法」を交えることもおすすめです。

これらの方法を導入することで、一文のインパクトは強まり、聞き手に心地よい緊張感を与えられます。
一文を短くしただけで効果を実感できないときには、意識してワンセンテンス・ワンパーソンの法則とジグザグ法を導入していきましょう。

朝礼のネタ:「知識」と「知恵」の違いって?(11/7:知恵の日)

「知識」と「知恵」の違いって?11/7 知恵の日

11月7日は「知恵の日」ですが、皆さんは「知識」と「知恵」という言葉の違いについて考えたことはありますか。

一見ほとんど同じ言葉に思えますが、実は知識と知恵には違う意味が込められているのです。
今日はそんな知識と知恵の違いについて、皆さんにご紹介したいと思います。

まず「知識」ですが、インターネットのデジタル大辞泉を参考にすると「知ることや知っていること」を意味する言葉と紹介されています。

一方の「知恵」ですが、こちらは「物事の道理を処理することの働き、筋道を立てて処理していく能力」といった意味があります。

このことから、「知識は自分の中に蓄積するもの」「知恵は実際に行動するための能力」と分けることができそうです。

さらにわかりやすくするならば、「知識=インプット」「知恵=アウトプット」とまとめることができるでしょう。

「知識」と「知恵」のそれぞれの意味を捉えることができると、両方をバランス良く身につけていくことが大事であることがわかります。

いくらインプットを重ねて知識を身につけても、アウトプットする知恵がなければ宝の持ち腐れとなるでしょう。

逆に知恵を磨いてアウトプットの技術ばかりを高めても、インプットしている知識が少なければ限定的な使い方しかできません。
このように知識と知恵は、両方を高めていくことで相乗効果を発揮します。

私はこのことに気付いてから、本を読んでインプットするだけでなく、その後SNSやブログなどで上手にアウトプットすることまでを含めて勉強だと考えるようになりました。
この機会に皆さんも、知識と知恵の両立を意識して、自分の能力を磨いてみてはいかがでしょうか。

朝礼スピーチのコツ)冒頭でテーマを伝え、聴き手の心を掴む

朝礼スピーチでは、冒頭でテーマを伝えることで聴き手の心を掴むのがポイントです。
聴き手は必ずしも、話し手のスピーチに興味があるわけではありません。

だからこそテーマを明確にして聴き手に「もっと聴きたい」「自分に関係のある話だ」と思わせることが、スピーチにおける基本的な姿勢になるのです。

冒頭でのテーマの伝え方は、「今日は〇〇について話します」「〇〇のことをご存知ですか」といった方法が考えられます。

含みを持たせるのではなく、はっきりとわかりやすく何について話すのかを提示して、聴き手の心を掴むようにするのがコツです。

朝礼のネタ:コロナ予防だけじゃない「換気」の効果(11/9:換気の日)

11/9 換気の日

新型コロナウィルスの流行によって、皆さんもこれまで以上に換気への意識が強くなったと思います。

しかし、換気はウィルス対策だけでなく、他にもさまざまなメリットがある行動なのです。
本日はそんな換気のメリットを、皆さんに紹介してみたいと思います。

換気によるメリットには、大きく2つのものがあります。

ひとつは、新鮮な空気を取り入れることによる「リフレッシュ効果」です。
換気は室内にこもった古い空気や不快な臭いを外に追い出し、新しい空気を導入することができます。

空気が新しいと心と体をリフレッシュさせることができるので、ストレスの軽減や頭のモヤモヤをすっきりさせるような効果を得られるのです。

特に現代の気密性の高い建物では、意外なほど空気がこもりやすくなるため、換気による空気の入れ替えは大きなメリットになります。

2つ目は、健康面へのメリットです。
換気はコロナウィルスだけでなく、ハウスダストやインフルエンザウィルスなどを室内から排出し、衛生的な空気に入れ替える役割を持ちます。

締め切ったままの空間には埃やアレルゲンなどが溜まるため、日々の呼吸から体の中に取り込んでしまう確率が高くなるでしょう。
それはさまざまな健康被害を引き起こし、アレルギーや風邪の原因になることもあるのです。

また、冬場に換気を怠ると結露が発生し、カビやダニの発生を促すことにもなります。
当然カビやダニも私たちの健康を害する原因になるため、ますます健康への被害が大きくなるでしょう。
こういったリスクは、換気という簡単な行動で抑制できます。

換気をこまめに行うことは、健康にも良い影響を与えることになるのです。

換気をする際には、「2箇所の窓やドアを対角線で開ける」ことや「湿気を逃すために湿度の低い12~16時くらいに行う」ことを意識することで、より高い効果を得ることができます。

5〜10分程度の換気だけでも、1日に数回実施することで、室内の空気を新鮮なものに入れ替えていくことが可能なのです。

換気にはさまざまなメリットがあるため、ぜひこの機会に習慣化を意識してみましょう。

朝礼のネタ:良好な人間関係を育む「鏡の法則」とは(11/11:鏡の日)

11/11 鏡の日

皆さんは人間関係が上手くいかないと感じるとき、どのような解決策を用いていますか。
自分の行動を振り返る、相手と深く話し合う機会を持つ、いろいろな方法が考えられると思います。

今日お話しする「鏡の法則」は、周囲との人間関係を良好にしたい人にとってのヒントになる考え方です。
鏡の法則という考え方を参考に、人間関係の構築方法を今一度見直してみましょう。

鏡の法則とは、自分の周囲で起きることや人間関係は、自分自身を投影した「鏡」であると考える方法です。
たとえば「周囲が自分に優しくしてくれない」と感じる状況を鏡の法則に当てはめると、「自分が周囲に優しくできていない」ことが原因になると考えられます。

つまり自分自身の行動が周囲の反応として鏡のように跳ね返ってきているために、思うような人間関係が構築できないことになるのです。

もう気付いた人もいるかもしれませんが、この鏡の法則を逆に利用することで、人間関係を改善できることが考えられます。

具体的には周囲に変化を求めるのではなく、自分の行動や考え方を変えて人間関係の構築を目指すのです。
たとえば「優しくされる人間関係」を目指すのなら、積極的に手伝いをしたり、自主的に相手の悩みを聞いたりして、周囲に対して優しい行動を起こします。

すると周囲もそれに応えて、あなたをサポートしたくれたり、お返しに悩みの相談を受けてくれたりするでしょう。
そうやって自分の行動をきっかけに周囲の行動を引き出すことが、鏡の法則がもたらす結果になります。

冷静に考えれば、周囲に優しくない人の周りに、優しい人は集まりにくい気がしますよね。
「まずは自分が周囲に優しくなることで、優しい人を引き寄せる」
鏡の法則は、そういった考え方に気付くための方法になるのです。

皆さんも、数ある人間関係の中では「この人とは合わないな」と感じることがあると思います。
しかしそれは、単純に相手と性格が合わないのではなく、自分と似ている部分を察知することによる同族嫌悪が関係している可能性もあります。

自分の行動を振り返って改善していくことで、そんな相手とも良好な関係が築ける可能性があるのです。
鏡の法則は、このように新しい人間関係を作り出すきっかけにもなります。

私も鏡の法則を知って以来、「この人の何が気に入らないのだろう」と考える習慣が身につき、行動を改善することができるようになりました。

その結果、今現在周囲の人間関係に対して、大きな不満をもたずに済んでいます。
皆さんも人間関係が上手くいかないときには、この鏡の法則を思い出して、まず自分の行動を見直すことを考えてみてください。

朝礼スピーチのコツ)具体例を用いて聴き手がイメージをしやすいようにする

朝礼スピーチでは、なるべく具体例を用いて聴き手が話の内容をイメージしやすいようにサポートするのがコツです。

「たとえば〇〇のように」「〇〇みたいな行動をしましょう」といった具体的な指針を打ち出して、聴き手が理解しやすい言葉を付け加えていきましょう。

分かりやすい例えとして、映画やドラマの1シーンを具体例に使うことも考えられます。
しかし、その場合には誰もが知っているような作品を使うことを意識しましょう。

一部の人しか理解できないマニアックなネタを例にすると、聴き手に余計な混乱を生み出し、置いてけぼり感を与えることになります。

あくまで一体感を持てるような普遍的な作品を具体例にして、全員にその意味が伝わるようにする必要があるでしょう。

朝礼のネタ:棋士に学ぶ「直感力」(11/17:将棋の日)

11/17 将棋の日

藤井聡太二冠の影響で将棋業界が盛り上がりを見せていますが、皆さんは「将棋の強さ」とは、具体的にどんなものだと思いますか。
将棋の勝敗を左右する力のひとつとして、「直感力」が挙げられます。

この直感力が備わっているかどうかが、将棋における強さを決めるものになるそうです。
実はこの直感力は、一般的な生活を送っている私たちでも身につけられる能力になります。

そこで今回は、将棋回で伝説的な存在となっている羽生善治氏の話を軸に、この直感力を紹介してみたいと思います。

羽生善治氏によると、直感とは「自然と湧き上がって、一瞬にして回路をつなげるもの」と定義されます。
つまり直感力は、「プロセスを省いて結論を得る力」とでも要約できるでしょうか。

一見才能が必要な能力に思えますが、実は直感力は地道なトレーニングを積み重ねることによって磨かれる「努力の力」なのです。

たとえば棋士の人たちは、数え切れないほどの対局を行っているため、盤面を見ただけで「これは詰みだな」と直感で判断できるそうです。

しかし素人の私たちは、その盤面を実際に最後まで動かしてみないと、詰みであるかどうかはわかりません。
それは将棋の経験が少ないため、その盤面がどのような可能性を持つ状態なのかを想像できないことが理由になっています。

要するに努力をしてきた経験値の差が、そのまま直感力の差になっているのです。

この例は決して将棋の世界だけの話ではなく、皆さんの日常にもたくさんあると思います。
たとえば「いつもと数字が違うからこの資料は間違っているな」「この道路が混んでいるということは次で右折すべきだな」といった形で、直感的な状況判断ができることは珍しくないでしょう。

これはその日までに繰り返し続けた経験が直感力となり、プロセスを省いて結論を得る力が養われたことが関係していると考えられます。
つまり普段の生活の中でも、努力して行動を繰り返していけば、直感力を鍛えていくことができるのです。

直感力を鍛えるには、他人の力を借りることが大切だと羽生善治氏は言います。
将棋の対局中には、相手の集中力が自分の集中力に影響することがあるそうです。
相手の力を利用して自分の能力を高めることも、直感力の向上につながっていくのです。

皆さんも仕事や趣味の現場で、自分と同じ目標を持った仲間と切磋琢磨していると、モチベーションが高まっていつもより良い結果が出たような経験はないでしょうか。
このように他人の力を意識的に利用していくことも、自分の直感力を高めることになります。

直感力を鍛えることには、作業の効率化や時間の短縮などといったメリットがあります。
私も最近、意識して直感力を鍛えていますが、「これはこういうことだろうな」と仮説を立てるスピードとそれを確信するスピードが高まっているので、ずいぶん作業に必要な時間が短縮されています。

直感力は私たちでも身につけられる有益な力なので、今日を機会に自分の直感を意識してみることがおすすめです。

朝礼スピーチのコツ)伝えたいメッセージはシンプルにまとめる

朝礼スピーチで伝えるメッセージは、シンプルにまとめることがコツです。
基本的に朝礼スピーチでは、朝の短い時間を使って話すことになるでしょう。

その短い時間で複数のメッセージを伝えようとすると、きれいにまとめることができずに中途半端な状態に陥ることがあります。

そのため重要なメッセージをひとつに絞り込んで、その意味を正確に伝えることに意識を集中すべきなのです。

メッセージを絞ることが難しいときには、「仮に10秒のスピーチだったら何を話すか」について考えてみましょう。

わずか10秒間で話したいと感じたことが、そのスピーチにおける重要なメッセージになります。
そのメッセージを軸にしてスピーチを構成することで、内容をシンプルにまとめることができるでしょう。

朝礼のネタ:「勤労感謝の日」は何に感謝をする日?(勤労感謝の日11/23)

11月23日勤労感謝の日

毎年11月23日が来ると、私たち労働者は「勤労感謝の日」を意識しないわけにはいきませんよね。

労働に関する感謝をする日として1948年から続く祝日ですが、その感謝の方向や内容はあやふやで、「結局何に感謝をすればいいの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

そもそも、勤労感謝の日は「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝し合う」と祝日法によって定められています。

これを見ると、「働いている人たち同士で感謝をし合う日」ということが、正解のように考えられるでしょう。

しかし、勤労感謝の日が、元々は収穫を祝う「新嘗祭(にいなめさい)」だったことを考慮すると、「働いた成果に対して感謝をする日」という解釈も通用しそうです。

さらに解釈を広げていけば、「働けていることへの感謝」や「仕事という存在そのものへの感謝」なども、勤労感謝の日における感謝につなげられるのではないでしょうか。

こういったさまざまな考え方が見つけられることから、私は勤労感謝の日を「あらゆる観点から仕事について考える日」として扱うことをおすすめしたいです。

どの主張が正しいのかと悩むよりも、それぞれの人が持つ労働に対する考え方を尊重する方が、学べることが多くなるでしょう。

この意識を持つようになってから、世の中には労働に対しての多種多様な考え方や捉え方が存在しているのだと知りました。

その発見は仕事におけるコミュニケーションに役立ち、労働の価値観の押し付けなどを避ける結果につながっています。

皆さんもまずは勤労感謝の日をきっかけに、労働についての自分なりの考えを見つけて、同僚とそれぞれの主張を話し合ってみてください。
そしてそこに見つけられる違いを確認して、自分の中の見識を広めていくことを意識してみましょう。

朝礼スピーチのコツ)ホールパート法でスピーチをシンプルに構成する!

スピーチをシンプルに落とし込んで聞き手の理解を深めるためには、「ホールパート法」と呼ばれる構成を利用することがおすすめです。

「Whole(結論)」「Part(要素)」によってスピーチを構成するホールパート法なら、結論を先に伝えた上で、それを論理的に補強する以下のような形で話を進められます。

1.Whole結論2.Part事例3.Whole結論
  • 1.Whole(最初に結論を伝える)
  • 2.Part(結論につながる根拠や事例を伝える)
  • 3.Whole(改めて結論でまとめる)

この構成は聞き手を納得させやすくなるので、スピーチの伝導率を高められるでしょう。

ホールパート法を理解しておけば、スピーチの内容を結論とそれに関係する要素だけで構成できます。
それはスピーチを作りやすくするきっかけになり、よりシンプルな構成を意識せずに構築することにつながるでしょう。

先に紹介した結論ファーストと合わせて、スピーチの構成を作る際にはこのホールパート法をチェックしておきましょう。

朝礼のネタ:和食の日(11/24)に伝えたい、世界が注目する和食の「UMAMI(旨味)」

11月24日和食の日

11月24日は「和食の日」ですが、今世界から日本食が持つ独自の「旨味」に注目が集まっていることをご存知ですか。

海外ではローマ字表記の「UMAMI」という言葉でそのまま使われていますが、今この旨味は新しい味覚のひとつとして、多くの料理人に認知され始めているのです。

約800年昔から日本人の間では旨味という言葉が使われていたそうですが、今になってその旨味にスポットが当てられているという事実は、非常に面白く感じられますね。

このニュースから学べる点は、私たち日本人の感覚では当たり前になっている領域からも、新しいビジネスチャンスを見出せるということです。

既成事実となっている要素でも、他の文化や認識を持つ人からすれば、新鮮なアイデアに見えることは珍しくありません。

私の体験になりますが、以前海外の人と外を歩いていたとき、ポケットティッシュが配られていることに衝撃を受けている姿を見たことがあります。

聞いてみると彼の国では、ティッシュのような便利なものを無料でくれるなんて考えられないことだとか。

このように「認識の違いがユーザーの驚きにつながる」ということを学んで以来、私は常に日本人の常識の外から物事を見ることを欠かさないようにしています。

UMAMIのように、新しいビジネスのヒントが私たちの「当たり前」の中に眠っている可能性は大いにあり得ます。

和食の日という機会に今一度自分の生活を見直して、誰かを驚かせる当たり前がないか探してみてはいかがでしょうか。

朝礼スピーチのコツ)スピーチでは話のフレームワーク(構成)が重要!

スピーチという短い時間で伝えたいことを言い切るためには、フレームワーク(構成)を整えることが重要となります。

ただ話したいことを詰め込むのではなく、聞き手の興味を引くような順序を意識して構成を作ることが、より良いスピーチにつながるのです。

特に重要視したいのが、「結論ファースト」を軸にしたフレームワークです。
短いスピーチの場合、その時間を最大限に活かすには、結論を冒頭に置いて聞き手に話のゴールを見据えさせるのがコツとなります。

結論を先出しして、最後にまとめて伝えるという点を意識すれば、時間が短いスピーチでも内容を明確にできるでしょう。

長文のスピーチを短めに改変する際にも役立つので、一度結論を先頭にしたフレームワークの作成を行うのがおすすめです。

朝礼スピーチで「11月の季節ネタ」をテーマにする時の注意点

11月の主な記念日

1日 – 犬の日、紅茶の日、玄米茶の日、泡盛の日、すしの日、カーペットの日、灯台記念日、計量記念日、点字記念日、自衛隊記念日、古典の日、ソーセージの日
2日 – 阪神タイガース記念日、タイツの日
3日 – 文具の日、レコードの日、ハンカチーフの日、ゴジラの日、いいお産の日、いいレザーの日
4日 – ユネスコ憲章記念日、消費者センター開設記念日
5日 – 電報の日、雑誌広告の日
6日 – お見合い記念日、アパート記念日
7日 – 鍋の日、知恵の日、国有財産の日
8日 – レントゲンの日、刃物の日、ボイラーデー、世界都市計画の日、いい歯の日、梱包の日
9日 – 119番の日、換気の日、太陽暦採用記念日、歯ぐきの日
10日 – エレベーターの日、ハンドクリームの日、技能の日、無電柱化の日
11日 – 世界平和記念日、いい獣医の日、ジュエリーデー、サッカーの日、くつしたの日、電池の日、配線器具の日、煙突の日、下駄の日、おりがみの日、鮭の日、チーズの日、もやしの日、ピーナッツの日、きりたんぽの日、ポッキー&プリッツの日、介護の日、鏡の日、ネイルの日、独身の日
12日 – 皮膚の日
13日 – うるしの日、あいさつの日
14日 – パチンコの日、医師に感謝する日
15日 – きものの日、かまぼこの日、こんぶの日、いい遺言の日
16日 – 幼稚園記念日
17日 – 将棋の日、蓮根の日、ドラフト記念日
18日 – SKBケースの日、土木の日、音楽著作権の日
19日 – 緑のおばさんの日、農協記念日
20日 – 毛皮の日、ホテルの日、ピザの日
21日 – インターネット記念日、フライドチキンの日、イーブイの日
22日 – THANKS PETS DAY (ペットたちに感謝する日)、いい夫婦の日、ボタンの日、回転寿司記念日、大工さんの日
23日 – Jリーグの日、ゲームの日、カキの日、外食の日、手袋の日、ワーク・ライフ・バランスの日
24日 – 進化の日、鰹節の日
25日 – OLの日、ハイビジョンの日
26日 – ペンの日
27日 – ノーベル賞制定記念日、いい鮒の日
28日 – 税関記念日、太平洋記念日
29日 – 議会開設記念日、いい服の日、いい肉の日
30日 – カメラの日、鏡の日
立冬 – ココアの日

引用元:Wikipedia




体験談を織り交ぜると、聴き手の共感を得やすい

11月の季節ネタを話すときには、なるべく体験談を交えて聴き手の共感を得やすくすることがポイントです。
スピーチのテーマに関係する体験談があると、聴き手は具体的にそのシーンを思い浮かべられるので、そのときの心情や感想に共感しやすくなります。

話し手の感覚と聴き手の感覚をシンクロさせることができれば、最後まで興味を持ってスピーチを聴いてもらえるでしょう。

体験談を話すときには、ただ過去のことを伝えるのではなく、「体験談→発見→理由→オチ」という流れを意識するのもおすすめです。

たとえば「こまめに換気をして過ごした(体験談)」→「そのことで換気は健康に良いということに気づけた(発見)」→「なぜなら換気は空気を新鮮に入れ替え、ウィルスの排出やリフレッシュ効果がある(理由)」→「これからの寒い季節、風邪をひかないようにぜひ換気をしてください(オチ)」という流れが考えられます。

このような構成にすることで、より具体性のあるスピーチにすることができます。
体験談を活かす際には、上記の流れをひとつの参考にしてみてください。




大事なキーワードは繰り返す

スピーチにおける重要なキーワードは、話の中で何度も繰り返すことを意識しましょう。
何度も同じフレーズや言葉を使うことで、聴き手の耳にその音を馴染ませることができます。
自然とキーワードに親近感を覚えてもらえるため、結果的に印象に残りやすくなるのです。

キーワードを違和感なく繰り返すためには、「ホールパート法」を使うことをおすすめします。
ホールパート法とは、最初に結論(Whole)を話し、その詳細(Part)を説明し、最後に結論(Whole)に戻るという構成を使った話し方です。

たとえば「人間関係の構築に鏡の法則は役立ちます(Whole)」→「なぜなら鏡の法則を逆に利用して自分を変えることで、周囲を変えられるからです(Part)」→「そのため、鏡の法則は人間関係の構築に役立つのです(Whole)」という形で話せるので、自然と「鏡の法則」というキーワードを繰り返せます。

上手くキーワードを多用できないときには、ホールパート法による構成を試してみてください。




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まとめ)11月の朝礼スピーチにも記念日を使った構成がおすすめ!

11月という時期にも、朝礼スピーチに使えるような記念日やネタが豊富です。
その時期ならではの内容を取り上げることができれば、スピーチのマンネリ化を防ぐことができます。

ぜひこの機会に11月だからこそのスピーチの構成をチェックしてみてください。

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