みんなが憂鬱になる「朝礼当番」。──その打開策・解決法は?
[最終更新日]2022/12/15
みんなが憂鬱になる「朝礼当番」。──そもそも、なんで朝礼なんてあるの?
「明日、朝礼当番なんだけど、何を話せば良いか全然思いつかない…」
「来週の朝礼のスピーチのことを考えると、今からとっても憂鬱になる…」
多くの人達が気に病む「朝礼当番」。
「そもそも、なんで朝礼スピーチの制度なんてあるんだろう?」と疑問に思ってしまうという方もいらっしゃることでしょう。
インターネットで朝礼に関わる記事を見ていても、「朝礼不要派」の意見を提唱する方や、「新しい朝礼のあり方を模索しよう」と投げかける方、または「これまでの朝礼の意義をきちんと見出そう」と訴える方等、様々いらっしゃいます。
ちなみに、そんな朝礼の「目的・存在意義」については、多くの企業において以下のいずれか(または複数)を掲げています。
- 仕事への意識・意欲・モチベーションを高める
- 会社の目標・方針への理解を高める
- 情報共有(業務進捗、自社製品・サービス、その他業務知識等の情報)を深める
- 発言の機会を設ける(スピーチやプレゼンに慣れさせる)
- 職場の上司・仲間への理解を深める
こうして朝礼の目的・存在意義を並べてみると、朝礼が多くの社員から疎まれながらも継続する理由も(ある程度は)納得できつつ、一方でそれら目的や意義の「重さ」から、朝礼への不安やストレス・苦手意識も増してくるという方もいらっしゃるかもしれませんね。
さて、そんな朝礼のスピーチを、つつがなくスムーズにやり遂げるためには、どうすれば良いでしょうか。
「朝礼当番」をつつがなく、スムーズにこなすためのポイント3つ
朝礼当番で、全社員の前で数分間のスピーチをしなくてはいけない──、その際にスピーチをつつがなく、スムーズにこなすために──特に、「朝礼の時のスピーチがうまくいくか不安…」と感じている方は、以下の3点を意識されると良いでしょう。
- 「全員に向けて」よりも、「一定の層の人達に向けて」のスピーチをイメージする
- 他者からの評価よりも、「誰に、何をGIVEできたか」を大切にする
- 準備の時間をしっかり確保する
ポイント一点目の「『全員に向けて』よりも、『一定の層の人達に向けて』のスピーチをイメージする」については、「全員に向けてのスピーチでなくて良いの?」と意外に思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、朝礼のスピーチは通常複数部署の人達数十人、ときには100人以上の人達に向けて行われるものです。
同じ会社の人達といえど、価値観や知識量、関心のある分野は実に様々でしょう。
そのような中で、聴いている人全員のことをすべからく意識してスピーチするというのは、「不可能」とまでは言わないまでも、かなり難易度の高い行為です。
それよりは、例えば「自チームの人達に向けて」であったり、「後輩たちに向けて」であったりと、一定層の人達にフォーカスして話すことを意識したほうが、伝えたい・伝えるべきメッセージも明確になりやすくなります。
また、ポイント二点目の「他者からの評価よりも、『誰に、何をGIVEできたか』を大切にする」についても、意識しておくと良いでしょう。
「他者からの評価」だけを気にしたスピーチは、しょせん「自分の為」のスピーチでしかありません。
(相応なスピーチスキルがあれば話は別ですが)往々にしてそういったスピーチは退屈になってしまうことが多く、また、そこに自意識過剰さが垣間見えてしまうと、相手をしらけさせてしまう危険性もあります。
特に朝礼に慣れていない方は、「自分の朝礼を、他の人がどう思うか(評価するか)」を極度に気にしてしまう傾向があります。
でも、仮にあなたの朝礼スピーチを聴いていた誰かが評価したとしても、そんなのはたかだか一回の朝礼のことでしかありません。その評価があなたのこれからの待遇や人生に影響を及ぼすことなんて、まずないでしょう。
誤解を恐れずに言ってしまえば、一回の朝礼スピーチの価値なんて、聴いている人からすれば、そんな大したものではないのです。
実際、「毎日(毎週)の朝礼スピーチを聴いているからこそ、自分は仕事のパフォーマンスを発揮できる」という人なんて、まずいないですよね。
ですが、その朝礼スピーチの機会をそのまま「大したことのないスピーチ」で終わらせてしまおうと考えるか、「せっかくの機会なので、何か聴いてもらっている人に少しでも役立てるような内容を伝えよう」と考えるかで、スピーチで話そうとする内容は大きく変わるはずです。
そしてその働きかけが、「つつがない、スムーズな朝礼スピーチ」にも繋がっていくのです。
そして最後のポイント、「準備の時間をしっかり確保する」について。
まさに今この記事を読まれているのも、来る朝礼当番に向けての準備として行なっているという方もいらっしゃるでしょう。
何ごとも、入念な準備は必ず結果に結びつきます。
朝礼スピーチをどんなテーマ(内容)で、そしてどんな人たちに向けて伝えていくかについて、まずは「じっくりと考える時間」を確保しましょう。
そして、以下に紹介する記事はまさに「朝礼スピーチの準備」の為のおすすめネタ、およびスピーチを上手く行うためのコツ・ポイントをまとめています。
あなたにとって、ピンポイントで参考になる情報も多く見つけられることでしょう。ぜひご覧ください!