「風の時代」とは?働き方やビジネスモデルはどう変わっていく?

[最終更新日]2021/01/19

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「風の時代」とは?

2020年末から年明けにかけて、ネット上で「風の時代」という言葉が注目を集めました。

占星術にもとづくスピリチュアルな話題ということもあり、「言葉は耳にしたけれども、あまり真に受けるのもどうなのだろう?」と感じたビジネスパーソンの方もいたのではないでしょうか。

しかし、「風の時代」には今後の社会情勢の変化を読み解く上で貴重なヒントが隠されています。
「占いは信じないことにしている」という人も、ビジネスの文脈で「風の時代」を捉え直すことで、新たな視点を得るための重要な契機となる可能性があります。

そこで、今回は「風の時代」とは何か、ビジネスにおいてどのような変化が予想されるかをまとめました。これからの働き方や携わるビジネスについて考える際に、何らかのヒントが見つかるかもしれません。

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Index

目次

「風の時代」とは?

はじめに、そもそも「風の時代」とは何かを簡単に確認しておきます。

占星術の世界では、この世を構成する元素を「火・土・風・水」の4種類に分類しています。
木星と土星の位置が重なることをグレートコンジャンクションと呼び、およそ20年に一度の周期で起こるとされています。

さらに、グレートコンジャンクションが風の星座である水瓶座エリアで起こり、時代は「地」から「風」へと移行します。

これは240年に一度の大きな変化とされ、時代や社会情勢が急激に変わっていく予兆とも言われているのです。




「土の時代から風の時代への変化」はただの占いに過ぎない?

水晶

惑星の位置関係によって時代や社会の変化を占うことは、古代から現代に至るまで行われてきました。
あくまで占いの分野のことですので、科学的な実証がなされているわけではありません。

一方で、因果関係こそ明らかになっていないものの、天体の位置関係が人間の社会生活に影響を及ぼしている可能性があることはこれまでもしばしば指摘されてきました。

満月の日にお産が増えると言われていることなどは、その典型的な例と言えるでしょう。
私たちがまだ知り得ない、科学で解明されていないことが世の中に残されていたとしても決して不思議ではありません。

また、土の時代から風の時代という変化を一種のメタファと捉えることもできます。
私たちの社会がいま大きな変化の時期を迎えており、今後ますます変化が加速していく予感を多くの人が抱いています。

「ただの占いに過ぎない」と受け流すのではなく、あえて踏み込んで洞察してみることによって、何らかのヒントが見つかる可能性もあるはずです。




「風の時代」はなぜネット上で注目を集めた?

「風の時代」という言葉はトレンドキーワードにランクインするほど注目を集めました。もともと占星術に関心がある人以外にも、新たな時代が訪れることに多くの人が興味を惹かれたと想像できます。

では、なぜ風の時代はこれほどネット上で注目されたのでしょうか。これには次の3つの可能性が考えられます。

スピリチュアルに留まらない「変化」の前兆があった価値観の変化・多様化の時代背景にマッチしている旧来のルールの変容を望む人が少なからずいる

スピリチュアルな話題に留まらない「変化」の前兆があった

とくに2000年代に入って以降、この20年間で私たちの暮らしは大きく変わり続けてきました。
インターネットが普及し、スマートフォンを利用する人が急増したことにより、情報を得ること・発信することは特定層の人々の特権ではなくなりました

また、仮想通貨やグローバル企業の台頭のように、国という枠組みを超えた概念が次々に登場しています。
2020年にはコロナ禍によるテレワークへのシフトが進み、働く場所を問わない新たな働き方が浸透しつつあります。

こうした数々の変化は、世の中が大きく変わっていく予兆として十分なものだったと言えるでしょう。現実の世界においても、「変化」の前ぶれはすでに訪れつつあったのです。



価値観の変化・多様化という時代背景にマッチしている

「土の時代から風の時代へ」というフレーズには、これまで長く続いた時代が終焉を迎え、新たな時代が到来することを予期させる響きがあります。

固定化された価値観が力を失い、個々の考え方や感性に合ったより自由度の高い生き方が可能になるといった、ポジティブな捉え方をした人も数多くいたと考えられます。

長く続いてきた「学歴」「職歴」「結婚」「経済力」といった固定化された価値観が古めかしくなり、年齢・経歴・性別などによる区分や差別がなくなっていく変化は、今後ますます加速していくでしょう

こうした価値観の変化や多様化が進む時代において、固定化された価値観から個々の価値観が認められる軽やかな時代に移り変わっていくという感覚に、多くの人が共鳴した可能性があります。



旧来のルールが変容することを望む人も少なからずいる

格差社会という言葉が聞かれるようになり、貧富の差による社会の階層化が進むのではないかと長らく懸念されてきました。

従来の価値観では、成功のレールに乗れなかった人にとって挽回のチャンスは限られていると捉えられることが多く、社会全体に閉塞感がもたらされる1つの原因となっていたと考えられます。

風の時代の到来によって世の中の流れが大きく変わるかもしれないという思いは、閉塞感に苦しんでいた人々にとって一縷の望みとなった可能性があります。

旧来のルールが変容し、多様な生き方が許容される世の中へと移り変わっていくことを望んでいる人も少なからずいるはずです。

「風の時代」に訪れると言われる変化

土の時代から風の時代に変わることで、具体的にどのような変化が訪れるのでしょうか。大きな枠組みで見ると、土の時代・風の時代では重視される価値観が次のように変わると言われています。

土の時代に重視されていたもの 物質  金銭  権威  安定
風の時代に重視されていくもの 個人  情報  関係性  自由

こうした時代の変化は、ビジネスにおいてどのような影響をもたらすのでしょうか。




場所・時間・関係性の捉え方が「軽やか」に

カフェテリア

土の時代には、多くのモノやお金を所有することが豊かを示す指標とされてきました。偏差値の高い学校への進学や、有名企業への就職を目指すのが良いこととされてきたのも、権威やブランドが力を持っていたためだったと言えるでしょう。

風の時代においては所有からシェア、権威から共感の時代へと移り変わっていきます。
さまざまなサービスのサブスクリプション化が進み、必要なときに利用するスタイルが一般的になりつつあることは、この変化の一端と見ることもできるでしょう。

モノは所有し続けるのではなくサービスの一部と捉えられるようになり、多くの人とシェアするのが当たり前の時代になっていきます。

また、決まったオフィスに出社するワークスタイルから、在宅勤務やサテライトオフィスでのテレワークへのシフトがいっそう進むでしょう。

これまで固定的だった場所や時間、人間関係から解き放たれ、軽やかに移動しながら働くのが当たり前の時代へと変わっていく可能性があります




形のないもの・価値が定まっていないものが意味を持つ

実体のないもの

土の時代においては、勤務先の会社名や役職などの肩書が一定の意味を持っていました。
個々人としてどう考え、どう生きるかということと、どの組織に所属するか・どのポジションを担っているかといった形のあるものが価値を持っていた時代だったと言えます。

一方、風の時代には形のないものや価値が定まっていないものが意味を持つようになっていくと言われています。

象徴的な例として、SNSやクラウドファンディングといったオンラインでの人とのつながりが挙げられます。
相手がどんな属性の人であるか以前に、自分と感性や価値観が合う人かどうかが重視される時代になりつつあるのです。

事業に込められた思いや理念に共感した人がクラウドファイディングを通じ、自ら進んで支援するように、今後は権威や名声に人が集まるのではなく、「今この瞬間に共感できるかどうか」が重視されるようになっていくでしょう。

企業活動においても、SDGsへの取り組みが消費者の購買行動に影響を与えるなど、価値判断の基準が大きな転換点を迎えていることが見て取れます。




創造と破壊が急速に進む

創造イメージ

物事の捉え方が軽やかになっていくことは好ましい変化のようにも思えますが、同時にこれまで頼りにしてきた物事が力を失っていくことも意味しています

大企業に所属していても絶対的な安定を保証されなくなり、これまで需要が高かった業種・職種がAIに仕事を奪われていくなど、創造の一方で旧来の価値が破壊されていくことにもなるからです。

かつては会社に勤めて給与収入を得るサラリーマンのワークスタイルが当たり前でしたが、今後は個人がスキルをお金に換えて収入を得ることが当たり前になっていくでしょう。

誰かが作り上げた組織やビジネスモデルに依存するのではなく、自分自身で生活基盤を築いていく能力がこれまで以上に求められていくはずです。

企業の副業・兼業解禁の動きは、特定の組織に所属して収入を得るという従来の価値観が崩れ、新たな生き方へと移り変わっていく予兆の1つと捉えることもできるのです。

「風の時代」の変化に適応するために

風の時代に突入した2021年以降は、社会が大きく変容し既存の価値観が通用しなくなっていく可能性が高いと言われています。
では、この大きな変化に適応していくには、どのようなことを心がけていたらいいのでしょうか。

前項で紹介してきたすでに起こりつつある変化とも絡めて、これからの時代に適応する生き方・働き方について考えてみましょう。




既存の常識や価値観をいちど疑ってみる

視点の変換イメージ

コロナ禍は私たちの働き方を大きく変え、既存のワークスタイルを揺るがすきっかけとなりました。
これまで通用してきた常識や価値観が、決して絶対的なものではない事実を突きつけられたように感じた人もいたことでしょう。

企業が従業員に必ずしも出社義務を課さなくなり、リモートワークがますます浸透していくとすれば、近い将来アウトソーシングを活用する企業が増えていくでしょう。

プロジェクト単位、タスク単位で働く人も増えていき、フリーランスや副業・兼業といった働き方が一般化していく可能性があります。

「仕事は会社に出社して取り組むもの」「出勤時間帯に1社で仕事をするもの」といった固定観念に縛られていると、こうしたワークスタイルの急激な変化に適応できなくなってしまいます。

既存の常識や価値観をいちど疑ってみることで、これまで当たり前だと思っていた働き方にも効率化できる余地が残されていることに気づく可能性も十分にあるでしょう。「疑う力」を持つことは、風の時代において重要な要素と言えます。




小さなことでも行動に移していく

小さな行動イメージ

習慣や行動を変えるきっかけとなる気づきを得たら、たとえ小さなことでも行動に移していくようにしましょう。

これまでは学校教育をはじめ、「しっかりと計画を立て、準備を整えてから行動する」ことを善とする価値観が一般的なものとされてきました。
しかし、失敗を避けるために慎重に準備をし、綿密な計画を立てている間にも世の中は動き続けていきます。

とくにテクノロジーの分野においては、数ヶ月スパンで新たな技術が台頭することもめずらしくありません。
考え込んで時間を過ごすよりも、軽やかに行動に移してトライアンドエラーを繰り返していくほうが成果につながりやすいケースが増えているのです。

土の時代においては、このような行動の傾向は「拙速」「準備不足」「地に足がついていない」などと言われてきました。

テクノロジーの進歩によって、いま私たちが情報を収集・発信するスピード感は土の時代とは比べものにならないほど加速しています。
ささいなことでも即実行し、走りながら考えていく軽やかさが求められる時代になっていくでしょう。




自分にとっての心地よさを重視する

心地よさイメージ

風の時代の大きな変化は、私たち個人の働き方や生き方だけでなく、ビジネスモデルにも変容を促すことになるでしょう。
たとえばマーケティングの世界においては、ブランディングの定義がすでに大きく変化しています。

「売れている」「多くの人が使っている」といった権威性の時代から、「使っていて心地いい」「誇りを持てる」といった個々人の感性に寄り添ったブランディングが求められているのです。

百貨店が扱う有名ブランドよりもInstagramでインフルエンサーが紹介するプチプラアイテムが売れていくように、マスを対象とした既存のブランディング手法は今後ますます刷新が進んでいくでしょう。

こうした時代にビジネスに携わる上で、私たち一人一人が自分自身の心地よさに正直になることは非常に重要な要素となるはずです。

これまで良いとされてきた手法やビジネスモデルでも、肌感覚で違和感を覚えるようなら勇気を持って手法を切り替えていく必要があるでしょう。

自分にとっての心地よさを重視することは、ビジネスにおいても重要な意味を持つようになるはずです。

まとめ)「風の時代」の流れに乗ってより豊かな生き方を目指そう

自分らしさイメージ

「風の時代」というメタファには、私たちがこれから生きていく時代への重要な示唆が数多く含まれています。

時代は常に変わり続けています。土の時代から風の時代への大きな変化は、私たちの仕事や人生に対する向き合い方を見直す上でも良いきっかけとなるはずです。

既存の常識や価値観をいま一度見直し、テクノロジーの進歩を追い風として行動に移していくことは、私たちがより豊かに、そして自分らしく生きていくための1つの指標となる可能性があります

「風の時代」の流れに乗って、より豊かな生き方を目指していきませんか?




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