【朝礼ネタ】「ビジョン探求(未来を描く)」

[最終更新日]2022/12/15

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朝礼ネタ:ビジョン探求(未来を描く)

朝礼スピーチで未来や将来に関する「ビジョン探求」をネタに使うことは、ときに聴き手の考え方を変えるきっかけにもなります。

将来への疑問や未来への不安は誰もが抱くものであるため、それに関する朝礼スピーチは非常に大きな価値を持つことになるでしょう。

今回は将来の「ビジョン探究」に関するネタを使った、スピーチの構成を紹介します。
聴き手が自分の将来を考えるヒントを与えられるように、以下を参考に朝礼スピーチを考えてみてください。

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Index

目次

急いでいる方は気になるネタを押してください。

朝礼のネタ:予定を立てるのが苦手…改善策は?

皆さんは、先の予定を事前に立てることは得意な方ですか。
私はあまり得意ではないのですが、同じように予定を立てるのが苦手という人は少なくないと思います。

しかし、いくつかの改善策を知ることができれば、予定を立てることが少し楽になるかもしれません。
本日は予定を立てて行動を管理するコツを、皆さんにご紹介します。

予定を立てるときのコツには、2つのポイントがあると私は考えています。
ひとつめは、「余裕ある時間の設定」です。

設定した時間がタイトすぎると、現実的に無理のあるスケジュールになってしまいます。
私も以前1時間ごとにやるべきことを設定した窮屈なスケジュールに挑戦してみましたが、とても行動が追いつかず結局全部なかったことにしてしまった記憶があります。

そこで皆さんにおすすめしたいのが、スケジュールを「1部と2部で分ける方法」です。
たとえば前半の1部には「メールチェック、〇〇さんへの連絡、ミーティング」などの予定を設定し、2部には「書類作成、製品チェック」などを設定します。

1部と2部を分けるのは優先度だけで、あえて細かく時間を設定したりはしません。
必要に応じて予定を入れ替えたり、1部の予定を2部にずらしたりと柔軟にスケジュールを組み立て直してOKです。

この方法だと時間に余裕を持った簡易的なスケジュールを設定できるので、予定を立てるのが苦手な人はぜひ一度試してみてください。

2つめは、「行動を軸に計画を立てること」です。
これはコロンビア大学のハイディ・グラント教授が提唱した、「If-themプランニング」が参考になります。
If-themプランニングとは、「AをしたときはBをする」といった形で、事前に行動を予定しておく方法です。

たとえば「朝出社したら連絡を取る」「ミーティングがある日は発言内容を事前に考えておく」などが、If-themプランニングを使った予定の立て方です。
行動を軸にして予定を立てられるので、そのときに応じた適切な行動を実行できます。

ガチガチのスケジュールに縛られることもないため、予定を立てるのが苦手な人でも簡単に未来の行動を設定できるでしょう。

予定を立てるということは、自分の未来を見つめることでもあります。
本日紹介した方法が必ずしも予定を立てることの苦手意識を克服できるとは限りませんが、これまでの行動を変えるきっかけにはなると思います。

本日紹介したコツを参考にして、ぜひもう一度予定立てにチャレンジしてみてください。

朝礼スピーチのコツ)「断定的」な物言いはなるべく避ける

朝礼スピーチで話す際には、断定的な物言いをしないように注意しましょう。
「必ずできる」「絶対にそうなる」という断定的な伝え方は、「なんでそんな風に言い切れるのか」と聴き手に不快感を与えることがあります。

万が一断定した話の内容が間違っているような場合には、スピーチ全体の信用が低下してしまうでしょう。

そういったリスクを避けるためには、断定的な言葉を打ち消す「〇〇のひとつです」「〇〇の可能性もあります」「〇〇とは考えられないでしょうか」といった言い回しを使うことをおすすめします。

こういった台詞を意識して追加することで、断定的で押し付けがましいスピーチを避けることが可能です。
気づかないうちに断定的な言い方をしないように、今一度スピーチの内容を見直してみてください。

朝礼のネタ:漠然とした未来への不安、どう向き合うべきか

新型コロナによって、少し暗いムードの日々が続いていますね。
皆さんも「この先どうなるんだろう」と、不安に思うことがきっとあると思います。

しかし、そんなときだからこそ、私たちは自分たちの未来と真剣に向き合うことが求められるのではないでしょうか。
本日は、漠然とした未来の不安と向き合うための方法を、皆さんと考えてみたいと思います。

私がおすすめするのは、「誰かの人生経験を参考にして」未来の不安と向き合う方法です。
たとえば映画や本で偉人の伝記を見て、その人生を参考にすることが考えられます。

何かの作品になっている人物の人生には、教訓となるような未来への不安や挫折の経験が描かれていることが多いです。

そういった誰かの経験を参考にすると、「こんな風に不安を乗り越えたのか」「こういう考え方や行動が未来を変えるのか」と気付くことができます。

誰かの人生経験は、現代に生きる私たちに未来との向き合い方をわかりやすく教えてくれる教科書になるのです。

たとえば私は、自分の未来が不安になったとき「ウィンストン・チャーチル」に関しての作品を見るようにしています。

彼を描いた映画作品や彼の書籍を読むと、逆境にも負けないその姿勢が刺激になって、自分の未来も前向きに捉えられるようになります。

他にも、小説などのエンタメ作品から、未来の不安と向き合うヒントを得られることがあります。
今のコロナ禍では、小松左京のSF小説『復活の日』なども、ウイルスの危機から生き延びようと奮闘する登場人物たちの姿に勇気をもらえるはずです。

空想を描いた小説のようなエンタメ作品にも、参考にできる人生が描かれています。
そこから得られるヒントは、未来に目を向けようとする私たちの背中を後押ししてくれるでしょう。

私の経験で言えば、ひとりで未来の不安と向き合っても、道が拓けることはあまりありませんでした。
そこで、周りのヒントになるような作品を見て、さまざまな人生経験に触れるようにしています。

未来について考えるときには、そういった誰かの経験を頼りにしてみてください。

朝礼のネタ:「未来が過去をつくる」ことはあるか

今日は皆さんに、日本の認知科学者の苫米地英人さんについてご紹介したいと思います。
苫米地英人さんは、一般的な時間の流れを捉え直して「未来が過去をつくる」という考え方を提唱しています。

本日はこの考え方を参考に、未来について皆さんと考えてみたいと思います。

「未来が過去をつくる」とは、過去の行動の結果で未来があるのではなく、とある未来のために過去の行動が存在するという考え方です。

つまり先に未来の自分を思い描くことで、「これはその未来に続く行動なんだ」と考えられるようになり、あらゆる過去に意味を見出せるようになります。

皆さんも「この行動に意味があるのだろうか?」「無駄な時間だったんじゃないだろうか?」という疑問を感じたことはありませんか?

そんなとき、この「未来が過去をつくる」という考え方を採用すれば、全ての行動を未来につながる要素として捉え直すことができるかもしれません。
そこには失敗や挫折も含まれるため、諦めずに立ち上がる気持ちを奮い立たせるきっかけにもなるでしょう。

元メジャーリーガーのイチロー選手の名言に、「無駄なことを考えて、無駄なことをしないと伸びません」という言葉があります。

この言葉から、イチロー選手は「未来が過去をつくる」という考えを体現しているのではないかと私は考えています。

無駄だと思えるような行動も未来への積み重ねの一部にしたことが、後のイチロー選手の大記録につながったのではないでしょうか。

一見無駄に思える行動でも、それはいずれやってくる自分の未来をつくる一部になるかもしれません。
皆さんもこの機会に自分の未来を想像して、「未来が過去をつくる」という考えを実践してみてはいかがでしょうか。

朝礼スピーチのコツ)「具体例」を用いると、スピーチはまとまりやすい

朝礼スピーチでは、構成に「具体例」を用いることで内容がまとまりやすくなります。
具体例はスピーチのメッセージを明確にし、中盤の「ダレ」を防ぐことにも役立つでしょう。

スピーチの全体像がわかりづらくなったと感じるときには、意識して具体例を盛り込んでみるのもおすすめです。

具体例には、偉人の名言やエピソード、映画のワンシーンや台詞などが挙げられます。
注意点としては、「誰もが知っているようなものを具体例に挙げる」ことと、「スピーチに関係する例」に限定することです。

最近自分がハマっている作品や人物を無理やりスピーチの具体例に添えるようなことをすると、メッセージが歪になる可能性があります。
あくまで具体例はスピーチを補強するものとして、それが主体にならないように気をつけましょう。

朝礼のネタ:「未来の自分」を思い描いてみよう

自分の未来を思い描くということは意外と難しく、実際に実行できている人は少ないかもしれません。
そこで本日は、具体的に未来の自分を思い描くためのコツを2つお話しします。

最初に紹介するのが「イメージスクラップ」です。
イメージスクラップとは、1枚の画用紙やボードに自分の未来に関係する要素をまとめたものです。

言葉、写真、イラスト、雑誌の切り抜き、思い出の品、とにかく自分の未来を構成する可能性のあるものをひとつに集結させます。

たとえば尊敬する人物の写真や、将来住みたい家のイメージ図、自分の行動指針となる格言などが考えられるでしょう。
(できるなら、実際に作ったイメージスクラップを披露してみるといいですね)

これらをまとめることで未来の理想像が具体的になり、リアルな実感を持って将来を追求することができます。

1枚にまとめるというところがポイントで、これによって一目で自分の理想を思い出すことができるのです。
自分の未来を視覚化できるため、一度イメージスクラップで情報をひとまとめにしてみましょう。

続いて紹介するのは「自分の未来史を書く」方法です。
未来史とは、自分の行動や結果の年表のことです。

「私は30歳で〇〇の技術を習得し、チームのリーダーになった」「私は33歳で結婚し、新居を構えた」「私は40歳には信頼できる友人と週末にフットサルをして過ごし、健康で楽しい毎日を過ごしている」

このように日付とともにそのときに達成していることを年表のように書き出すことが、未来史の書き方です。
自分を主語にして、既にその未来で達成していることを書くのがコツになります。

未来史の作成は、自分が何を目標としているのかを明確にして、行動指針を作り出します。
実際に将来起こると仮定して書くことで、自分の潜在意識に未来史を残して、無意識のうちにそこに向かって行動ができるようになるかもしれません。

ポイントは、自分でワクワクできるような明るい未来を描くことです。
ちょっと気恥ずかしく感じるかもしれませんが、楽しい未来を描くことは前向きに生きるきっかけになるので、未来史を書くときには意識して明るい展望を描いてみてください。

イメージスクラップと未来史は、自分の未来を考える手助けをしてくれます。
未来について考えるのが難しいと感じるときには、ぜひこれらの方法を試してみてください。

朝礼スピーチのコツ)スピーチを盛り上げる「ネタ」を用意しておく

朝礼スピーチに慣れてきたときには、盛り上げるための「ネタ」を用意してみるのもポイントです。
思わず笑ってしまうようなネタや、聴き手の感動を呼び起こすようなネタを仕込めれば、スピーチはより印象深くなります。

聴き手の心を掴めるようなネタを考えて、スピーチの構成に取り入れてみましょう。

ただし、自分だけが満足するようなネタを使うことはNGです。
自分だけが面白い・意味のわかるネタを使っても、聴き手の心には何も残りません。

むしろ独りよがりなスピーチに呆れて、しっかりと聞く意識がなくなってしまうこともあるでしょう。
ネタを使うときにはきちんと聴き手のことを考えて、自己満足で終わらないように気を付けてみてください。

朝礼スピーチで「ビジョン探求」をネタにするとき知っておきたいこと

朝礼スピーチで「ビジョン探求」について話すのなら、いくつか確認しておきたいことがあります。
未来という不確かなものを短時間で伝えられるように、以下のポイントを参考にしてみてください。




「メッセージ」は詰め込みすぎないことが大事

未来に関する朝礼スピーチでは、メッセージを詰め込みすぎないように注意しましょう。
メッセージがいくつも重なるような構成になると、全てが中途半端で終わってしまう可能性があります。

特に未来をイメージさせるような内容の場合、聴き手がスピーチの内容を理解するための時間を考慮する必要もあるため、あまり多くのメッセージを盛り込んでも伝えきれないことがあるでしょう。
そのためまずは、ひとつのメッセージを伝えきることを意識するのがポイントです。

「〇〇というメッセージを伝えたい」と決めてから、それに肉付けをしていくような方法が考えられます。
メッセージに関する具体例はないか、別の言い回しはないか、どんな伝え方(感動させるか、驚かせるかなど)が合っているかといった点を考えて、構成を埋めていきましょう。

するとたったひとつのメッセージだけでも、充実したスピーチを構成することができます。




スピーチは「聞いている人のため」という根底を忘れずに

スピーチを作るときには、「聞いている人のため」という基本的なポイントを忘れないようにしましょう。
朝礼スピーチは、自分の考えや気持ちを一方的に発表する場ではありません。

聴き手のためになるメッセージを伝えて、少しでも聴き手にメリットを与えるために行われるものです。
スピーチを行う目的を正しく理解して、自分を主体とした行動にならないように注意しましょう。

「誰が聴き手になるのか」「スピーチをきっかけに聴き手にどうなって欲しいのか」を考えることが、聞いている人のためのスピーチを作るコツです。
まずはこのポイントを確認して、スピーチの方向性を整えてみましょう。




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まとめ)朝礼スピーチから未来を考えるきっかけを作る

朝礼スピーチで「ビジョン探求」をネタにすることは、聴き手それぞれが自分の未来を考えるきっかけを作ることになります。

忙しさにかまけてつい未来を見つめることが疎かになったり、不安に苛まれて未来のビジョンが暗くなったりといったことは、多くの人に考えられる悩みです。
そういった悩みを解決するヒントになるようなスピーチを、この機会に作成してみてください。

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