【朝礼ネタ】健康的に働くため、心がけたいこと
[最終更新日]2022/12/15
朝礼スピーチに向いているネタはいくつかありますが、中でも「健康」に関する内容は、多くの職場にとって有益なものとなります。
そのためスピーチを担当する立場の人は、いくつか健康を主題としたネタを確保しておくことがおすすめです。
こちらでは睡眠や風邪などビジネスマンの健康に特に重要な内容を4つご紹介し、合わせてスピーチのテクニックなどを記載していきます。
朝礼ネタとしてまだ健康を扱ったことがないのなら、この機会に使えるネタを選別してみてください。
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Index
目次
急いでいる方は気になるネタを押してください。
日々蓄積される「睡眠負債」に要注意
よく、身近な人との話題で「最近寝不足気味だ…」といった話をきくことはありませんか。
私自身もたまに、友人や家族にそんなことを言います。自分の不摂生で睡眠不足になることもあれば、寝ようと思ってもなかなか眠れないこともあったり、睡眠の課題は、きっと皆さんも多かれ少なかれ感じているところでしょう。
さて、最近では「睡眠不足」だけでなく「睡眠負債」という言葉も使われるようになってきていることは、皆さんご存知でしょうか。
睡眠負債は、William C. Dement 教授により提唱された言葉で、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、その結果心身に悪影響を及ぼすおそれが出る状態を指します。
例えば、数日間睡眠不足だった場合は、「今日はちょっと体調悪いな」程度で済むかもしれませんが、そんな睡眠不足の日々が積み重なり「債務超過」の状態に陥ると、生活や仕事の質が慢性的に低下し、更には様々な疾病(うつ病、がん、認知症など)に繋がるおそれがあるといわれているのです。
この「睡眠負債」は症状が自覚されにくいこともあり、また「週末に寝だめすれば大丈夫!」といった風に対応しようとしてもむしろ生活リズムが狂ってしまい、睡眠負債を改善する「きっかけ」を失いやすいこともあり、なかなかなに厄介な存在です。
そんな睡眠負債の解消のためには、トータルで〇〇時間眠るのではなく、毎日自分に合った睡眠量を確保することが大切です。
人によって睡眠時間の適正は違うため、6時間で良い人もいれば、8時間以上寝ないとスッキリできないという人もいるでしょう。
まずは自分の体がどのくらいの睡眠時間を欲しているのかを生活の中から確認し、それに合わせた眠りのスケジュールを立てるようにすると良いでしょう。
実は私も以前は睡眠負債だったのですが、毎日入眠の時間を同じにしてスッキリ起きられる時間を計ったところ、だいたい7〜8時間であるということが見えてきました。
それからは毎日7〜8時間の睡眠を確保するよう努めたところ、生活リズムが整ったとこともあり、普段の体調から勤務中の集中度もかなり安定してきて、これは大きな収穫になったと思っています。
最近あまり仕事に集中できないという方や、寝不足の状態が続くという方は、ぜひ「睡眠負債」を無くしていく意識と、ご自身にとって「必要な睡眠時間がどれくらいか」とを確認されてみてはいかがでしょうか。
朝礼スピーチのコツ)聞き手との距離は縮まっていますか?
スピーチの際には内容を考えるのと同時に、聞き手との距離を詰めていくことも重要となります。
聞き手との間に心理的な距離ができている場合、スピーチの意図が伝わらなかったり、歪曲されたりしてしまうこともあるのです。
せっかくのスピーチを大事にするためにも、まずは相手との距離を縮めていくことから始めてみましょう。
聞き手と話し手の距離を縮めるには、直接的に語りかけるようにスピーチを行うことと、共有できるような話題をネタにすることがポイントです。
自分にとって意味のあることを話していると思ってもらうことで、一気に距離をなくしていくことができます。
スピーチの印象を強くすることにもなるため、可能な限り相手との距離はなくしていくように努めましょう。
朝礼のネタ:おすすめの風邪予防方法
季節の変わり目などは体調不良が起こりやすいタイミングですが、皆さん風邪予防は万全でしょうか。
私はここ数年でも何度か風邪をひきましたが、その度に「ああ、なんでこんな忙しい時に風邪を引いてしまったんだろう」とよく後悔したものです。
ですが、ただ後悔しているだけでは何の改善にもならないので、自分自身が風邪を引いたときを振り返って、タイミングとして多かったものを調べてみました。すると、以下のようなケースが2つ3つ重なったときに、良く風邪を引いていることが分かってきました。
・ケース1 前日に飲み会があったりして、睡眠不足になっていた
・ケース2 (季節の変わり目や、職場やお店のクーラー等で)長時間肌寒さを感じていた
・ケース3 仕事やプライベートで、ストレスを感じることがあって気分的に落ち込んでいた特に影響度が強いのがケース1の「睡眠不足」でした。
ですので、最近は「毎日、きちんと睡眠時間を取ること」を意識しています。それから、ケース2については、暖かい服装を心がけたり、クーラーの利いた喫茶店で長時間仕事する習慣を改めたりしています。最後のケース3については、ここはなかなか難しいところではありますが、仕事やプライベートでトラブルに見舞われた際に、もう少し楽観的に、「なんとかなるさ」精神で行こうと心がけるようにしました。
それら取り組みを行って、結果的に私の風邪を引く頻度はどうなったかというと、──劇的に減少したのです!今年に入ってからは一度も風邪で体調を崩したことはありません。自分でもびっくりするくらいの、変化具合でした。
恐らく、風邪を引く理由やタイミングは、人それぞれでしょう。
私のように、睡眠時間やストレスがきっかけになる人もいれば、全く別の理由で風邪を引かれる方もいらっしゃると思います。その際に、「自分はどんなタイミング・シチュエーションで風邪を引くことが多いのか」について振り返ってみて、そしてそこで自分なりの風邪予防ルールを持つことが、大切であるように私は思います。
朝礼のネタ:デスクワーカーが実践したい、目のケア方法
今から5億3千万年前のカンブリア紀に突然、様々の形を持った動物達が爆発的に現れたといわれている「カンブリア紀(種の)大爆発」は、その背景の一つに「目を持った生物が登場したから」と言われています。
つまり、生物が「目=視覚」を持つことによって、世界をより深く詳細に捉えることができ、更には自身と種の進化・発展に繋げていったのでしょう。
さて、今日の朝礼では、そんな私たち生き物にとって欠かせない「目」についてお話していきたい思います。
皆さんは仕事中に、自分の目を酷使してるなと感じることはありますでしょうか。特にデスクワークの仕事ですと、どうしてもパソコンと向き合わなければならないため、いつも以上に目への負担が大きくなってしまいます。
そして、目への負担は必ずしも目自体に現れるとは限らず、例えば、肩こり、頭痛、不眠、吐き気、食欲不振等の症状があった際も眼精疲労が原因であることも少なくないのです。
眼精疲労への対策──目を疲れさせないためのポイントは、何といっても「こまめな休憩」です。
1時間ごとに数分間はパソコンやスマホから目を離すことを意識して、少しでも負担を軽減するように努めると良いでしょう。
「休憩中によくスマホを見ている」という方も要注意です。スマホの画面は、パソコンのディスプレイ同様、非常に目の疲れを促進させやすいのです。
1時間に1度の「目の休憩時間」は、とにかく目を休ませることに集中すると良いでしょう。
数分間、じっと目を閉じて深呼吸するのもおすすめです。ちなみに私は最近、「ホットアイマスク」と「眼球運動」を取り入れています。
目は温めると血行が良くなって筋肉の緊張も取れるので、休憩時間には専用のホットアイマスクや蒸しタオルで目を覆ってみることがおすすめです。
さらに別のタイミングで眼球を上下左右に動かしたり、ゆっくりと回したりする眼球運動を加えることで、目の疲れは少しずつほぐれていきます。
上手な目のケアは眼精疲労への対策として役立つだけではなく、仕事への集中度、それから活き活きとした表情にも繋がります。皆さんもこの機会に、「目のケア」について取り組まれてみてはいかがでしょうか。
朝礼スピーチのコツ)伝えたいことは三段構成でまとめるのが良い!
スピーチで伝えたい内容が散漫にならないようにするには、話を以下のような「三段構成」でまとめることがおすすめです。
- ①最初にスピーチの結論を言葉にする
- ②結論をイメージできるような、具体的な事例を話す
- ③最後にもう一度結論を伝えてまとめる
この流れを基本にすることで、スピーチの内容が散らかったり、主題がわからなくなったりといったことを防げるのです。
ネタは思いつくのだけれど、どうにも内容がまとまらないといったときには、しっかりと三段階で着地できるようなスピーチの作成を意識してみましょう。
朝礼のネタ:「笑い」には健康効果がある!?
突然ですが、皆さんは最近笑っていますか。
実は近年さまざまなデータによって、「笑うことは健康に効果がある」と証明され始めているのです。
忙しいと私たちはつい自分の笑顔を忘れてしまいますが、健康への効果を得るためにも、今後は積極的に笑いを意識していくことがおすすめされます。
特に私がすごいと感じたのは、笑うことは「ナチュラルキラー細胞」と呼ばれる細胞の動きを活性化させることになるという事実です。
ナチュラルキラー細胞はがん細胞やウィルスを攻撃する仕組みを持つため、活性化することで体の免疫力を高めてくれます。
ただ高めるだけでなく、高すぎる人は逆に低くなるそうなので、笑うことは免疫力のバランスを整えることにつながり、健康を形作る基礎になってくれるのです。
他にも笑うことは自律神経の改善や血行促進、そしてプラス思考への転換を行うきっかけにもなり得ます。
笑いがいかに心身の健康のためになっているのかは、もはや明確だといえそうです。こういった情報を聞いてから、私は生活の中で可能な限り笑うよう努力しています。
笑おうと意識することはかなり大切なことで、少しずつ1日の中で笑いが占める時間が多くなっているように感じられます。どうやらその努力は仕事でも役立っているようで、最近話しやすくなったといわれます。
イライラする時間も減ってきているため、余計なミスをする機会も少なくなりましたね。
このように仕事で役立つこともあるので、ぜひ笑いが持つ力をこの機会に知っておいていただきたいです。
朝礼スピーチのコツ)ネタ探しはスピーチの軸を決めてから!
スピーチを有意義なものとするためにも、ネタ探しはスピーチの軸を明確にしてから行うことをおすすめします。
軸とはすなわち「目的」であり、スピーチを行うことで職場をどう変えたいか、どんなことを理解してほしいかといったことを考えて、テーマを決定することが大切なのです。
例えば
- ①職場全体のコミュニケーションを活性化したい
- ②仕事に対しての個人個人のやる気をあげたい
- ③自身のプレゼンスキルを上昇させるために、相手に正確に伝えることを目指したい
など、明確な軸を先に決めてしまえば、それに見合ったスピーチネタを探すことができるでしょう。
この軸がない状態だと、スピーチに合わないネタを選んでしまったり、同じような内容ばかりになったりする可能性があります。
スピーチに一貫性を持たせることにもなるので、基本となる軸は最初に考えておきましょう。
朝礼スピーチで「健康」をネタにするとき知っておきたいこと
朝礼スピーチで「健康」をネタにする際には、いくつかのポイントを把握しておくことがおすすめされます。
より健康というテーマに合わせた準備ができていれば、聞き手にその意図を正確に届けられるでしょう。
以下の点を参考にして、健康を軸にしたスピーチの作成を開始してみてください。
話す健康ネタが「仕事でどう活かせるのか」まで伝わる構成を心がける
健康ネタをスピーチで使う際には、ただ健康になるための方法や知識を話すだけでなく、「それが仕事でどう活かせるのか」まで伝えるのがポイントです。
健康に関する知識や行為が仕事に何かしらの形で影響することを伝えられれば、職場に大きなメリットを与えられるでしょう。
仕事に活かせることを伝えるためには、個人的な健康エピソードを話すだけでなく、以下のようなポイントをスピーチに盛り込むことが必要です。
- 自分がどんな人間なのか
- 仕事に対してどう向き合っているのか
- 何に一生懸命取り組んでいるのか
- 結果としてどうなったのか
これらの要素をいくつか取り入れられているスピーチには「ストーリー」が生まれ、ただの健康雑学ではなくなります。
仕事に活かせる「教訓」として伝えることができるので、健康ネタで構成する場合にはぜひ自分だけのストーリーを作成していきましょう。
体験談を話すなら、共感を得るエピソードを
健康ネタを使ってスピーチをする際には、自身の体験談が良いエッセンスとして機能します。
しかしこの体験談が突拍子のないものだとスピーチがチープに感じられてしまうので、なるべく聞き手が共感しやすいものを選ぶことがおすすめです。
例えば「お風呂でのぼせて風邪をひいた」と「サーフィンに出かけて雨に濡れたら風邪をひいた」では、圧倒的に前者の方が共感を得やすいでしょう。
後者のエピソードは面白く思えますが、ほとんどの人がその情景や心理を把握するのが難しいため、聞き流されてしまう可能性が高くなります。
あくまでスピーチは相手に伝えることが目的なので、面白さを重視するよりも共感しやすい体験談を優先して探し、誇張しすぎない形で利用するようにしましょう。
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まとめ)健康ネタはスピーチの鉄板!
朝礼スピーチという場において、社員の体調に関係する健康ネタはひとつの鉄板となっています。
体調不良が続けば仕事の効率は低下し、職場の士気も上がらなくなってしまうので、それを根本的に解消できるような健康スピーチをこの機会に実施していきましょう。
誰かに促されることではじめて健康について考えるという人も多いので、スピーチが誰かの体調をケアするきっかけになるかもしれません。
健康問題は春夏秋冬多くの場面で話題になるので、ぜひいくつかストックを作って、最適なタイミングで話せるように準備していきましょう。
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