最近流行りの「ブロックチェーン」って何?初心者向けにやさしく解説!

[最終更新日]2019/07/09

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近年仮想通貨とともに話題に上る傾向にあるブロックチェーンですが、「何となく聞いたことはあるけれど、どのようなものかよくわからない」と言う方が多いです。

実は、ブロックチェーンは必ずしも仮想通貨だけではなく、さまざまなシーンで活用する余地のあるサービスです。今回はブロックチェーンの特徴や仕組み、仮想通貨やそれ以外の活用の方法、そしてブロックチェーンの将来性について説明します。

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目次

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そもそも、ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンは、簡単に言うと、こんなサービス!

まずは、ブロックチェーンのサービスについて簡単に説明します。ブロックチェーンとは日本語では「分散型台帳技術」といいます。通常の情報システムはデータを一つのサーバーに保有していて、このサーバーへのアクセス権を持っている関係者でない限り、データを取得することができません。

一方でブロックチェーンは、データベース(これが「台帳」にあたります)を複数のサーバーでインターネットに接続し、アカウントを持っている者であれば誰でも共有することが可能です。むしろ、「データの一部を多数のサーバーで共有することが前提となっているサービス」がブロックチェーンです。

この仕組みにより、多数のユーザー同士が互いにデータを管理したり、自由にアップデートしたり共有したりと言うことが可能となります。仮想通貨においてはこの仕組みを応用することで、多数のユーザーに管理してもらうことで、仮想通貨マーケットの円滑な管理を実現しました。

この「特定のサーバーに限定せず、多数のサーバーで大容量データを共有できる」というのが、ブロックチェーンの根幹です。

ブロックチェーンの「仕組み」は?

続いては、前述のような「分散型管理台帳」を可能にしたブロックチェーンの仕組みについて簡単に説明します。ブロックチェーンの仕組みは簡単に言うと、以下の3点に分類されます。仮想通貨の取引を想定して順に説明します。

  • 取引
  • 記録
  • 検証

①取引
仮想通貨においては、通貨の送金取引を指します。詳しくは、生成→署名→伝播というフローとなります。
まず、AからBに「通貨を渡す」という取引を「生成」します。次にこの生成された取引は問題無ければ通貨の出し手のAが電子上で「署名」します。最後にこの取引が他のアカウント(仮想通貨ではこのアカウントに当たるものを「ノード」と呼びます)に伝播します。
ただ伝わるだけでなく、他のノードはこの取引が問題ないか確認します。

②記録
続いて取引が問題なければ記録に入ります。取引が完了した時点の取引は「マイニングプール」に残されます。仮想通貨のブロックチェーンにおいては「マイナー」という個人もしくは組織が、取引を正式に記録します。

③検証
記録が正しく行われているかどうかもまたマイナーがチェックします。検証が完了すれば初めて実際に仮想通貨がAからBに移転します。また、取引情報はブロックとしてまとめられ、前後の取引と紐づけられます。

ブロックチェーンの「メリット」とは?

  • 改竄がされにくい
  • 運用コストが安く済む
  • 信頼性が高い

ブロックチェーンのメリットとして「改竄がされにくい」というのがあります。これは、ブロックチェーンがその名の通り、取引データの「ブロック」が鎖状に繋がっている構造をしているため、一つを改竄するためには、そのデータと紐付いている全てのデータのつじつまを合わせる形で改竄しなければならないためです。

また、常にマイナーが取引やデータが正常であるかをチェックしているので、不正はすぐに見つかり、はじき出されるようになっています

また、もしこの取引データ群を従来の台帳のように限定されたサーバーだけで管理しようとすると、莫大なシステム投資と運用コストが発生するところでしたが、マイナーみんなに管理させることで、こうした管理コストを大幅に削減できます。

最後に世の中の信頼性が高まっていることもメリットと言えます。一つのサーバーに頼っている訳ではないので、少なくとの一つのサーバーダウンやシステム障害により取引が止まることもありません。また多くのマイナーによって管理され、成り立っている構造であることが、データの信頼性を高めています。

ブロックチェーンは「仮想通過」分野だけの話ではない?様々なサービス展開イメージ

さて、ここまでは現在ブロックチェーンを最も実用している仮想通貨を例にして説明しましたが、実はブロックチェーンは必ずしも仮想通貨だけでしか応用できないサービスではありません。ここではすでに普及している仮想通貨のブロックチェーンに加え、ブロックチェーンの活用が期待される分野について、簡単に説明します。

ブロックチェーンの技術が役立つことが期待されている主なサービス

  • 仮想通過
  • ゲーム
  • デジタルコンテンツ

仮想通過

もともとブロックチェーンの技術は仮想通貨のマーケットを成立させる上で、従来の「リアルな通貨(円・ドルなど)」と異なり電子上にしか存在しない通貨の取引やその「通貨の存在」を確実にする上で構築されたものです。通貨においては、その通貨が存在し、一定の価値の元常に取引ができるというシステムの安定性と信頼性がカギになります。

全く新しい通貨にこうした取引の安定性、信頼性を構築する上で、従来の一システムに頼る管理方法では、不正や障害のリスクが高いこと、国家でもないのに一システムが中央集権的に仮想通貨の管理能力を持ってしまうことが問題でした。

こうした問題を解決するために、ブロックチェーンが開発されました。詳細は前章の通りですが、ブロックチェーンであれば、改竄されづらく、また信頼性の高さを担保できます。また「みんなで管理する」システムが民主主義的で一箇所が管理能力を持ってしまうという弊害も回避できる点も、ブロックチェーンが活用される要因でした。

ゲーム

仮想通貨に続いてブロックチェーンの活用が始まっているのがオンラインゲームの世界です。ここ1年程度でブロックチェーンを活用したオンラインゲームが増加してきました。オンラインゲームはシステムの安定性維持が重要な課題となり、またシステム障害リスクを孕む状況となっておりました。

ブロックチェーンを活用して、全世界のプレーヤーのゲーム上の動きを「取引」と見立てて、マイナーみんなで管理していくことで、ゲームを一箇所で管理する場合と比較してシステムのコストや負荷を削減することができます。また、システムの不正アクセスも防ぐことができます。

また、仮想通貨とリンクさせることで、ゲーム内のアイテムやお金を現実の仮想通貨とトレードすることができます。これにより、ゲーム内の資産→仮想通貨→現金といった流れで、現実で使える形にゲーム内の資産を換金できるようになります。

このようにブロックチェーンを活用することで、これまでよりゲームのシステム運用コスト低減と安全性向上が期待でき、また現実世界とリンクした新しいゲームの構築が可能となります。

デジタルコンテンツ

ゲームもデジタルコンテツの一ではありますが、それ以外の動画や音楽、電子書籍といったデジタルコンテンツについても、ブロックチェーンの活用が期待されており、実用化に向けて進められております。

これらのデジタルコンテンツでは、コンテンツの不正アクセスや不正コピーによる海賊版の発生が問題となっております。また、膨大なコンテンツの購入・視聴権利の有無を管理する上でシステムの運用コストがかかることも課題でした。

ここにブロックチェーンを活用します。ブロックチェーン上で著作物の視聴・購読権利の授受を「取引」としてデータのブロックにすることで、既存の仮想通貨同様に多数のマイナーに取引のデータ上の記録や、取引に不正がないことをチェックさせます。これにより、システム管理のコストを下げ、かつ不正アクセスを防ぐことが可能となります。

ブロックチェーンは将来どうなっていく?──ブロックチェーンの将来性

さて、すでに仮想通貨から広がりを見せつつあるブロックチェーンですが、今後さらに幅広い分野において応用が期待されており、様々な分野で現在開発が進められております。ここでは現在期待されている3つの分野での新たな活用方法を紹介します。

農業
農業分野では、食品管理においてブロックチェーンの活用が検討されています。産地から最終消費者までの食品の流通の記録をブロックチェーンにすることで、これまでより幅広い領域の農産物の流通管理をこれまでより精緻に行うことが期待されます。

製造業
製造業でもまた材料調達・生産・流通・販売までの流れのデータをブロックチェーンで管理することで、不正アクセスの予防はもちろん、トラブルの原因にデータの鎖をたどることで素早く気付けるといった効果も期待されます。また、これに加えてAIを実装することで、ブロックになった流通・取引データから今後の製品生産の戦略を構築することにも役立てられております。

不動産
不動産は通貨同様に取引データをブロックとその鎖として管理することでデータ改竄を防いだり、不動産の取引を電子上で簡単に行えるようにしたりすることが可能です。現状、不動産取引は法規制上、多くの契約プロセスを踏む必要がありますが、いずれブロックチェーンの信頼性を背景にブロックチェーンを活用した電子取引システムなれば、取引の大幅な効率化が期待されます。

ブロックチェーンは膨大データのシステム安全性と管理効率性を高める

ブロックチェーンは仮想通貨の膨大な取引をこれまでより効率的に、かつ安全性高い形で管理するために生まれたものです。一方、仮装通貨取引以外にも世界中には多くの膨大なデータ処理を伴う分野が存在し、これらの多くでブロックチェーンの応用の余地があると言えます。

法規制の改正などを必要とする分野もありますが、ブロックチェーンが信頼性を高めることで、今後一層幅広い分野において、ブロックチェーンの技術が活用されることが期待されます。

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