【朝礼ネタ】「デザイン」について
[最終更新日]2022/12/15
朝礼スピーチのネタを探す際には、「デザイン」というテーマもおすすめです。
多くの人が普段意識することの多いデザインの存在について改めて語ることは、聴き手の関心や新たな気づき、意識にも繋げやすくなるでしょう。
こちらではデザインに関するネタを実際のスピーチの形にまとめて紹介します。
合わせてスピーチを行うときのコツもチェックしていきますので、朝礼スピーチに関する悩みがあるのなら下記の情報を参考にしてみてください。
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Index
目次
急いでいる方は気になるネタを押してください。
- ●朝礼のネタ:デザインの本来の意味について
- ●朝礼のネタ:企画書・提案書をより効果的に見せるための工夫
- ●朝礼のネタ:ユニバーサルデザインについて
- ●朝礼のネタ:「UX(ユーザー・エクスペリエンス)」について
朝礼のネタ:デザインの本来の意味について
デザインという言葉は日常的に使われていますが、皆さんはその本来の意味について考えたことはありますか。
グラフィックや色彩といった「結果」が、デザインの意味だと思っている人も多いかもしれません。しかしデザインの本来の意味は「計画を記号に表す」や「コンセプトや想いを具現化する行動」とういものなのです。
皆さんも「人生をデザインする」といった言葉を、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
つまりはデザインとは、私たち一人ひとりにかかわる身近なものとして考えることもできるでしょう。
実際に絵を描いたり見た目を作成したりする技術的な行為以外のことも、デザインの一環として数えられるのです。たとえば「〇〇というイメージを人に伝えたい」と思って行動することも、広義の意味ではデザインの流れに含まれます。
それは決して専門的な行動ではなく、私たちが普段から行っているものです。
デザインと聞くと専門的なイメージが先行して、つい自分には関係のない業務と捉えがちかもしれません。
ですが、デザインの本来の意味を紐解いてみると、すべての人が携われる内容になっているのです。
この機会にデザインという言葉の意味をもう一度確認し直して、自分から積極的に関わることができないか考えてみてはいかがでしょうか。
朝礼スピーチのコツ)「デザイン」をテーマにスピーチをする際に、知っておきたい「デザインの定義」
デザインをスピーチのテーマとして取り上げる場合、その定義についてしっかりと理解しておく必要があります。
一般的にデザインの定義とは、服飾・建築・芸術・その他商品などにおいて、機能や見た目の美しさが引き立つように製作することなどと説明されるでしょう。
その他にも完成された作品そのものをデザインと称することもあり、主に動詞的な使い方と名詞的な使い方の2パターンに分かれています。
デザインの定義を把握しておくことで、スピーチ中に話がそれても軌道修正がしやすくなります。
どんな方向性を持ったスピーチであっても、その定義を理解した上で構成するのがコツです。
朝礼のネタ:企画書・提案書をより効果的に見せるための工夫
皆さんは企画書や提案書を社内で作成するとき、中身だけでなくデザインにもこだわっているでしょうか。
デザインにどのような工夫を行うかによって、内容の伝わりやすさは変わってきます。練りに練った提案をスルーされないためにも、一度自分が使っている企画書のデザインを見直してみるのもいいでしょう。
特に私がおすすめしたいのが、「色使い」と「余白」です。
「色使い」については、デザインの色を統一するだけでも、内容にまとまりが生まれ、見やすい形に整えることができます。
メインの色(メインカラー)、サブの色(サブカラー)、その他アクセントを付けたいときに使う色(アクセントカラー)の3つに絞り込んでみるといいでしょう。
サブの色はメインの色に近いものがおすすめです。また、アクセントカラーはいわゆる「補色」といって、色相環でメインカラーの正反対に位置する関係の色の組合せを選んでおくと、コントラストが際立ちます。
それから、「余白」について。
びっしりと文字や画像が詰まっている企画書は、読む気持ちを萎えさせることがあります。
なるべく余白を作ることを意識して、読み手にストレスのない見た目になるように工夫すると良いでしょう。特に上下左右に広めの余白を入れれば、圧迫感を解消して読みやすくすることができます。
最近私は〇〇さん{社内の方の名前}の企画書は、厳選された配色といい余白の使い方といい、参考になる点がたくさんあると思い、私自身も〇〇さんのレイアウトをいつも参考にさせてもらっているのです。
私がその際に良く意識するのは、今回紹介した「色使い」と「余白」です。
もし、それらについてこれまであまり意識していなかったという方は、この機会に意識してみてはいかがでしょうか。
朝礼スピーチのコツ)視覚的な情報を言葉で説明するときの注意点
デザインをネタに朝礼スピーチをする場合、本来は視覚で理解してもらうことを言葉で伝えなくてはならないケースも多くなります。
普段は図や絵を見て得られる情報を、「言葉」に変換することは決して簡単なことではありません。
そのためスピーチの際は、伝える内容の構成を考える段階で具体的な表現方法を考えておくのがコツです。
「〇〇のような〜」といった比喩を積極的に使ったり、実際のアイテムをスピーチ中に持ち出したりして、聴き手がイメージしやすくなるように工夫してみましょう。
朝礼のネタ:ユニバーサルデザインについて
皆さんは「ユニバーサルデザイン」という言葉を聞いたことはありますか。
ユニバーサルデザインとは、1980年代にアメリカのロナルド・メイス氏が提唱したデザイン形、もとい考え方のことです。すべての人が問題なく利用できるように設計されたものを指すことが多く、具体的には誰にでも使えて、身体的な負担が少なく、使い方が簡単で直感的に理解できるものがユニバーサルデザインになります。
たとえばトイレマークなどでおなじみの「ピクトグラム」を思い出してみてください。
ピクトグラムは見ただけで何を表しているのかが直感的にわかる記号であり、ユニバーサルデザインの代表ともいえる存在です。私たちはピクトグラムをパッと見れば、どちらが自分の使うべきトイレなのかを判断することができます。
このピクトグラムは海外でも使われていて、各国で細かな部分は違えど大まかなイメージは共有されているのです。私も旅行で海外に行った際に、トイレのピクトグラムには何度も助けられましたね。
ちなみにピクトグラムは2020年の東京オリンピックでも採用されていて、新しく全33競技50種類のデザインが作られました。
情報を伝えるのに有効なピクトグラムは、将来的にも使われるユニバーサルデザインになるでしょう。大袈裟に言えばユニバーサルデザインとは、「言葉を超えた言語」と定義することもできます。
たとえそこに言葉がなくても、私たちはユニバーサルデザインを見ることで、使い方や意味を想像することが可能なのです。海外の文化が当然のように入ってくるグローバルな社会においては、言葉がなくても問題ないユニバーサルデザインの存在は、今後ますます重宝されていくことが予想できるでしょう。
この機会にユニバーサルデザインにどんな種類があり、どんな目的を持って作られたのかをチェックして、デザインの役割や有用性について考えてみてはいかがでしょうか。
朝礼スピーチのコツ)「ユニバーサルデザイン」をテーマにスピーチをする際に、知っておきたい「ユニバーサルデザイン」の定義
ユニバーサルデザインをスピーチで取り扱う場合にも、その定義を正しく理解することが重要です。
ユニバーサルデザインの定義は、以下の7点の原則から把握することができます。
1、誰にでも使える
2、利用における柔軟性がある
3、簡単に使える、使い方が直感的にわかる
4、情報がすぐに読み取れる
5、ミスが利用者の危険に直結しない
6、肉体への負担が少ない
7、アクセスしやすい、十分なスペースがある
これらを踏まえているアイデアや空間を、ユニバーサルデザインと呼ぶことができるでしょう。
ユニバーサルデザインはバリアフリーとは違い、あらゆる人を対象にデザインしているのも特徴です。
バリアフリーは特定のシーンや人を対象に設計するものであることから、ユニバーサルデザインの一部だと考えることもできるでしょう。
スピーチでユニバーサルデザインを使う際には、バリアフリーを混同しないように注意し、正しい定義を知るようにしてください。
朝礼のネタ:「UX(ユーザー・エクスペリエンス)」について
Webデザインなどの分野などでよく聞かれる「UX(ユーザー・エクスペリエンス)」という言葉、皆さんは聞いたことがあるでしょうか。
UXには、日本語で「ユーザー体験」という意味があります。ユーザーがその商品やサービスを使って感じる体験のことを指し、簡単に言えば使いやすさや使い勝手などの感想を意味する言葉です。
例えば、「ボタンの間違いや大切な情報の見落としがないように工夫されたWeb画面のレイアウト」や、「入力しやすい問い合わせフォーム」なども、UX向上に向けての取り組みになります。
そしてこれらUXを意識したデザインの作成が、サービスや商品の質を向上させる手法として注目を集めています。
この際に注意したいのは、UXは「顧客が対象となる商品・サービスを購入(利用)する」という体験だけでなく、「顧客が商品・サービスの紹介ページを閲覧して、比較・吟味する」体験も含まれているということです。
たとえば「ヘアドライヤー」のUXを高めようとする場合は、ヘアドライヤーの機器本体だけでなく、取り扱い説明書やパッケージ、その他商品を紹介するWebサイトも、取り組みの対象になるということですね。
もう少し踏み込んで考えてみると、UXは「顧客から(適切な)『共感』を得るための行動」と捉えることもできます。
「UX」という言葉を聞くとなんとなく仰々しさを感じますが、要は「相手(お客様)に共感してもらえる行為」なのです。そう考えると、デザインや商品開発といった業務に関わらず、普段私たちが行っている日常業務においても、UXを意識する箇所は少なからずあるように思います。
今日の業務で「UX」と「相手からの共感」を意識してみるのはどうでしょう?もしかしたら、より浴していく為の新たなアイデアやイメージが産まれるかもしれませんよ。
朝礼スピーチのコツ)「UX」をテーマにスピーチをする際に、知っておきたい「UX」の定義
UX(ユーザー・エクスペリエンス)とは、先のスピーチで紹介した通り「ユーザー体験」という意味を持つ言葉です。
一般的には商品やサービスを利用したときに、ユーザーが認知するものや反応のことを指すと定義されます。
人によって体験の感じ方や印象は変わるため、絶対に正しいUXというものは存在しないのが特徴です。
流行や方向性によって理想的なUXは違ってくるので、その点を理解した上でスピーチを構成するのもコツになります。
また、話の際には実際に自分が使っているアプリやWebサイトを例に挙げて、イメージしやすく工夫するのもおすすめです。
UXと似た言葉で「UI(ユーザー・インターフェース)」という言葉がありますが、これはユーザーとの「接点」を意味する言葉です。
体験そのものを意味するUXとは違い、ユーザーをつなげる接触面がUXなので、その言葉の違いを盛り込むこともスピーチの際には考えられます。
朝礼スピーチで「デザイン」をネタにするとき知っておきたいこと
朝礼スピーチの中でデザインを取り扱う際には、いくつかの要素をよく理解した上でネタにする必要があります。
取り扱い方を間違えると、デザインという概念の印象が悪くなる可能性もあるでしょう。
あくまで聴き手に寄り添う形を意識できるように、以下のポイントを踏まえておいてください。
あくまで謙虚な姿勢で。「上から目線」に捉えられないよう気配りを
デザインをネタにするのなら、謙虚な姿勢と柔らかい内容でスピーチを行うのが鉄則です。
上から目線でデザインについて語ったり、聴き手の無知を小馬鹿にしたりしないようにしましょう。
たとえば一般的ではない専門用語ばかりを使うスピーチや、「皆さんに教えてあげましょう」といったスタンスの構成は避けるのが無難です。
聴き手への配慮が足りないと、スピーチに興味を持ってもらえないだけでなく、発信者の印象を悪くすることもあります。
特に仕事でデザインをしている人が、別の業務をしている人に向けてスピーチをする場合には、意識して目線を同じ位置に持っていくようにしましょう。
デザインは「身近で、誰でも関われるもの」であることを伝える
デザイン=専門的なものというイメージを取り払い、「身近で誰でも関われるもの」という点を伝えることが大切です。
多くのプロがいるデザインという分野ですが、実際にはすべての人が気軽に関われるものなのです。
そういったデザインの「親しみやすさ」を中心に話していければ、スピーチに興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
「デザインは普遍的なもの」というスタイルで伝え、デザインに対する認識を変えたり、積極的に関わったりといった具体的な行動につなげてもらうことを目標にしてみてください。
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まとめ)デザインという題材はスピーチにぴったり!
デザインは意外なほど私たちにとって身近なものであり、誰でも知らないうちに触れているジャンルです。
だからこそ、朝礼のスピーチにはうってつけの題材になることも多いでしょう。この機会に、いくつかデザインをネタにしたスピーチ案を考えておくと良いかもしれませんね。
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