【朝礼のネタ】7月の時事ネタ
[最終更新日]2022/12/15
7月という時期には、朝礼スピーチのネタにできるものがたくさんあります。
夏という季節の本格的な到来や7月の記念日などを軸にすることで、スピーチを実施することはできるでしょう。
しかし、聞き手にとって本当に有益なスピーチを行うには、その豊富なネタを吟味して魅力的な構成を考えなければなりません。
スピーチに慣れないうちは、なかなか理想的な内容を作り上げることは難しいでしょう。
そこでこちらでは、7月の朝礼スピーチに使えるネタと構成を4つご紹介します。
これからスピーチをする予定があるのなら、ぜひ参考にしてみてください。
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- 朝礼のネタ:七夕とプライミング効果
- 朝礼のネタ:ベネッセ個人情報流出事件(7/9)
- 朝礼のネタ:世界人口デー(7/11)に、人口問題を考える
- 朝礼のネタ:ポジティブ思考で人は幸せになる?「ポリアンナ効果」について(ナイスの日7/13)
- 朝礼のネタ:【パレートの法則】ヴィルフレド・パレートが生まれた日(7/15)
- 朝礼のネタ:今の時代に、改めて「手書き」の大切さを(ふみの日7/23)
- 朝礼のネタ:なぜ私たちは「怖いもの」に惹かれるのか?(幽霊の日7/26)
- 朝礼のネタ:夏バテ対策
- 朝礼ネタで使える7月の記念日
- 朝礼スピーチで「7月の季節ネタ」をテーマにする時の注意点
- まとめ)7月も有益なスピーチで朝の時間を盛り上げよう
急いでいる方は気になるネタを押してください。
朝礼のネタ:七夕とプライミング効果
7月を代表するイベントのひとつに「七夕」がありますが、皆さんは短冊に願い事を書くという習慣を続けていますか。
子どもの頃は真剣にお願いを考えていたけれど、今は何となく惰性で書いているという人も多いかもしれませんね。
しかし七夕に参加することは自分の意識を改革し、「プライミング効果」と呼ばれる現象を引き出すきっかけになります。
プライミング効果とは、「先の情報から得た感覚が、後の情報の取得に影響を与える」ことを意味する言葉です。例えば今日この話を聞いた後、「7月の行事といえば何?」と自宅で質問されたとします。
おそらく多くの人が、七夕を思い浮かべることになるのではないでしょうか。このように私たちは無意識のうちに、プライミング効果によって意思の動きがある程度制御されていることがあります。
紙やノートに書いて可視化することが、なぜ自己実現に有効な方法なのかは、このプライミング効果によっても説明できるでしょう。
つまりは七夕という「何かを書く」イベントと、プライミング効果には深いつながりが見いだせるのです。
将来の目標などは時間が経つにつれて記憶から薄れていきますが、一度自分の手で書いて目で見ることで、続く行動に影響を与えられます。プライミング効果を上手に利用すれば、毎年七夕を軸にスキルアップや自己実現につなげることも可能でしょう。
私も七夕には毎年、可能な限り具体的で本格的な願い事を書いています。
少し気恥ずかしくも感じられますが、七夕に書いた内容は記憶に強く印象付けられるので、その後の行動における方向性を示してくれるように思えるのです。「世界平和」や「健康第一」も立派な願いですが、ときにはプライミング効果に期待して、自分自身の明確な目標を七夕に書いてみてはいかがでしょうか。
朝礼スピーチのコツ)スピーチの緊張は「ゆっくり」が解決する!
緊張するから人前に立って行われるスピーチが苦手だという人は、あらゆる動作に「ゆっくり」という言葉をつけて行動してみましょう。
慌てずにゆっくりと話し、ゆっくりと動くことができれば自然と緊張を体から逃がすことができます。
逆に焦った動きや話し方は、より緊張を高める原因になるので、なるべく意識して焦りを取り除くことを目指してみてください。
ゆっくりとした動きや話し方を実現するには、ゆっくりとした呼吸が大切になります。
どうしても自分の体を制御できない場合は、まず呼吸を落ち着けることがおすすめです。
呼吸のリズムを穏やかで一定な状態に保つことができれば、緊張をほぐしながらスピーチに臨めるでしょう。
朝礼のネタ:ベネッセ個人情報流出事件(7/9)
7月になると思い出す人もいるかもしれませんが、大手企業ベネッセコーポレーションが個人情報の流出事件を起こしたのがこの時期となります。
データベースに保管されていた2,070 万件の顧客情報が漏えいしたこの事件は、結果的に企業への損害賠償訴訟や株主代表訴訟にまで発展したことをご存知でしょうか。
当時は非常に大きな問題となり、多くの企業が社内のセキュリティシステムを改めるきっかけにもなりました。
流出事件が起きたとき、ベネッセには個人情報を守る二重三重の技術的な対策が取られておらず、グループ全体で情報セキュリティを担う責任者が決められていなかったと聞いています。残念ながら流出は起こるべくして起きたと、考えることができそうです。
しかし結局のところ、個人情報の取り扱いや流出に関するリスクの認識が、ベネッセに勤める人たちのなかで甘かったことも原因になるかもしれません。
特に6月から7月にかけての時期は、暑さへの対処やレジャーへの楽しみが、仕事のやる気に影響してくるのも事実です。
そういった環境や習慣も、流出事件につながった要因の一つだったのかもしれません。この事件から私たちは、個人情報の大切さや内包する問題の大きさについて、認識を改めることができます。
既に何年も前の事件なので、記憶のなかで風化している人も多いでしょうが、この機に7月という時期と個人情報の問題を結び付けて、意識を変えるきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。一人ひとりが真剣に考える意思こそ、個人情報の保護に必要な環境であることを、今一度知っておいてください。
朝礼スピーチのコツ)朝礼では伝えるターゲットを設定する!
一般社員や管理職など、朝礼には様々な立場の人が参加します。
立場が違い、気になるポイントも異なる人々が参加する朝礼において、全員の心に響くスピーチを行うことは難しいと言えるでしょう。
そんななか、メッセージを多くの人に伝えるには、ターゲットとする相手を決めておくことがコツとなります。
「同じ部署の人々に向けて話そう」「新入社員に向けてメッセージを伝えよう」など、ターゲットを明確に意識することで、よりターゲットの心に訴える伝え方が実践できるのです。
聞いている人が「これは○○という立場の人に向けての話だな」と理解してくれれば、スピーチの方向性が明確になって内容を把握しやすくなり、興味を惹かれるスピーチとなるでしょう。
具体的にターゲットを絞ってのスピーチを行うことでメッセージが明確になり、全員に伝えようとするよりもずっと魅力的になります。
上手く聞いてもらえていないと感じるときには、自分のなかで話し相手を設定してみましょう。
朝礼のネタ:世界人口デー(7/11)に、人口問題を考える
7月11日は「世界人口デー」という記念日ですが、皆さんは日本の人口について何か知っていることはありますか。
なんとなく人口の減少が問題となっていることは、聞いているかもしれませんね。
人口という数値について考えることは、現在の社会を深く知るきっかけにもなるでしょう。
今日は日本の人口問題について、皆さんと考えてみたいと思います。日本の人口減少における大きな問題のひとつとして、少子高齢化が挙げられます。
少子高齢化とは「高齢者が増えて子供が減る」ということですが、それは具体的にどのような問題となるのか想像できますか。(ここで何人かの意見を聞いてみるのもいいでしょう)
なるほど、ありがとうございます。いろいろ意見があるようですね。
少子高齢化については多角的な見方が考えられますが、「生産年齢人口」の減少がひとつの課題だと言われています。
生産年齢人口とは、15〜65歳の生産活動を行える人たちを意味する言葉です。つまり私たちですね。
生産年齢の減少は経済成長の停滞や労働力不足、地域の過疎化や社会保障制度の破綻といったさまざまなデメリットに波及する問題です。そういったデメリットに対抗するために、今後は私たち現代の労働者の働き方や職場環境が変化する可能性も考えられます。
たとえば労働者を確保するために時短勤務やテレワークを使ったアウトソーシングを取り入れたり、ツールに任せられる仕事はどんどんIT化していくことが進められたりといった形です。
減少する生産年齢人口によって今の仕事がどのように変わっていくのかを想像することが、今の私たちに必要なことなのかもしれません。
実は子供でもなければ高齢者でもない私たちこそ、少子高齢化の当事者であると言えるのです。
国内の人口を意識する機会は少ないかもしれませんが、その数値は確実に私たちの働き方にも影響を与えることになるでしょう。
朝礼スピーチのコツ)冒頭で「テーマ」を伝え、聴き手の関心を得る
朝礼スピーチの基本的なコツとして、冒頭の段階でテーマを聴き手に伝えるというものがあります。
最初にテーマをはっきりと提示することで、聴き手にスピーチに対する「心構え」をしてもらえるのです。
心構えはスピーチの内容を想像させ、自分のこととして捉えてもらうための下地になります。
スピーチの話し手としては、この聴くための下地を整えることまで意識するのがベストでしょう。
何の話をしているのかわからないままだと、聴き手はスピーチの内容に入り込むことができません。
するとせっかくの構成のうち、冒頭部分が機能しなくなる可能性があるのです。
最初に「〇〇について話します」と伝えて、スピーチの構成全体が活きるように工夫していきましょう。
朝礼のネタ:ポジティブ思考で人は幸せになる?「ポリアンナ効果」について(ナイスの日7/13)
7月13日はアニメ「時をかける少女」の劇中の日付にちなんで、「ナイスの日」として制定されているそうです。
ナイスとは英語で「いいね」といった前向きな意味を持つ言葉ですが、皆さんは自分が前向きなポジティブ思考だと思いますか。それとも後ろ向きなネガティブ思考でしょうか。
(数人にどちらのタイプか聞いてみるのもいいでしょう)
ポジティブ思考な人もそうでない人も、ポジティブの本当の意味や考え方を知ることには大きな意味があります。
本日はナイスな日を意識して、ポジティブ思考のメリット・デメリットについて考えてみましょう。一般的に、ポジティブ思考とは私たちに良い影響を与えてくれると言われています。
たとえば失敗を恐れずに新しいことに挑戦できたり、成功を信じてコツコツと作業を継続したりといったときには、ポジティブな思考が欠かせないでしょう。ポジティブ思考によってストレスの解消なども期待できるので、心身の健康にもつながるかもしれません。
ポジティブな思考が及ぼすこれらの影響を、心理学者のチャールズ・E・オスグッドは「ポリアンナ効果」と名付けました。そんな良いことづくしに思える「ポリアンナ効果」ですが、行き過ぎた前向きさは転じて「ポリアンナ症候群」と呼ばれる悪影響を及ぼすこともあり、注意が必要です。
たとえば、物事の良い部分だけを見て悪い要素を見逃したり、周囲の指摘や忠告を気にしなかったりといったポジティブさは、前向きというよりも、ただの現実逃避に思えます。
「ガソリンが底をつきかけてるけど、まだ無くなってはないから走れるだろう」
「一度宝くじで少額が当たったことがある。このまま買い続ければ、いつか大金が手に入るだろう」これらの過剰なポジティブ思考は「ポリアンナ症候群」に分類されます。
では、適度に前向きに、幸せになるにはどんな考え方が必要なのでしょうか。
これは私の考えにはなりますが、「現実と向き合い、未来の可能性を考慮した論理的な思考」のことを、正しいポジティブ思考だと考えます。「ガソリンが無くなりそう。途中で止まったら困るから、ガソリンスタンドに寄ろう」
「統計的に見ても、宝くじで一等を当てるのは難しそう。それより、地道に貯金や節約をした方が、将来のためになる」自分が望む将来を想像し、そのために今できることを積極的に行動に移すことが、本当のポジティブ思考だと思うのです。
私もかつては「とにかくポジティブであれば良い」と勘違いしていて、現実逃避を続けていた時期があります。
結果としてポリアンナ症候群によって、失敗から学ぶ機会を失ったり、友人から愛想を尽かされたりといった苦い経験となりましたね。
皆さんはこの機会に正しいポジティブ思考を把握して、ポリアンナ症候群に陥らないように気をつけてください。
朝礼スピーチのコツ)朝礼スピーチのコツ)ボディランゲージで内容を印象付ける
朝礼スピーチは言葉だけでなく、ボディランゲージを用いて内容を印象付けることも重要です。
スピーチの最中に身振り手振りを交えることは、聴き手に自信と余裕を伝えたり、話の聴きどころをアピールしたりといった効果を生みます。
臨場感を持ってスピーチを進められるので、ぜひ積極的にボディランゲージを取り入れてみましょう。
ボディランゲージを取り入れる際には、「この話のときに手を広げよう」と事前に決めるのではなく、その場の雰囲気やノリで体を動かすのがコツです。
聴き手のテンションに合わせてボディランゲージを調整することが、よりその状況に合った動きを作り出します。
スピーチの機会に、ぜひ取り入れてみてください。
朝礼のネタ:【パレートの法則】ヴィルフレド・パレートが生まれた日(7/15)
7月15日は経済学者である「ヴィルフレド・パレート」が生まれた日ですが、この人をご存知の方はいるでしょうか。
「パレートの法則」と呼ばれる統計方法を生み出したことで、多くのマーケティング事業に影響を与えている人ですので、この機会にぜひ名前を覚えておいてください。
パレートの法則とは「経済では全体を構成している一部の要素が数値を生み出している」と考えるものです。
別名「8:2の法則」「80:20の法則」「ばらつきの法則」と呼ばれることもあり、重要なのは少数の数字であるとパレートはいいます。例えばパレートの法則を一般的な内容に当てはめると、「売上の8割は2割の顧客が生み出している」「仕事における8割の成果は全体の2割の時間が関係している」と表現できるでしょう。
結果となる数値に影響を及ぼす要素は、実は全体の2割になっているのです。私も仕事でお客様のさまざまな意見を聞きますが、事業の8割のなかで実現できる内容をいただけるのは、お話をいただけるうちのだいたい2割くらいであると感じることがあります。
みなさんも8:2くらいの感覚を、さまざまな場所で体感しているかもしれません。このパレートの法則が理解できると、事業において力を入れるべきポイントや、投資すべき部分が見えてきます。
全体の数値を底上げするのなら、数値に影響を与えている2割の要素に着目し、伸ばしていくべきだといえるのです。
業務改善や新しい仕事につまづいたときは、このパレートの法則を参考にして、8:2の感覚を磨いてみてください。
仕事をスムーズに終わらせるためのヒントが、2割のなかに隠されているかもしれませんよ。
朝礼スピーチのコツ)丸暗記よりも「あらすじ」の把握がスピーチのコツ!
スピーチの際にしどろもどろになってしまうという人は、丸暗記を止めて「あらすじ」を覚えるようにしてみましょう。
あらすじを軸に全体の流れが把握できていれば、準備していた着地地点までスピーチを運んでいくことができます。
多少の脱線があってもかまわないので、上手に話せないときはあらすじの把握に力を注いでみましょう。
一字一句すべての言葉を台本通りに話そうとすると、少しでも予定と違う話し方をしただけで慌ててしまいます。
それはスピーチ全体のバランスが崩れる原因にもなりかねないので、あえて暗記を放棄して、あらすじを把握する程度に抑えるのがおすすめです。
朝礼のネタ:今の時代に、改めて「手書き」の大切さを(ふみの日7/23)
7月23日は「ふみの日」ということで、今日は「手書き」の魅力について皆さんと考えてみたいと思います。
皆さんは、最近いつ手書きをしたか覚えていますか。
資料作成もメールの返信も、すべて電子媒体で済ませられる昨今は、手書きという機会は本当に減ったと思います。しかし、手書きというアナログな方法にも、まだまだメリットはたくさんあるのです。
本日は手書きのメリットとして、「人の心の温かみを感じられること」と「自分の熱意や感情を伝えられること」の2点をお話しします。まず1点目のメリット、「人の心の温かみを感じられること」について。
手書きで時間をかけた文章は、ゆらぎのないフォントで書かれたものと比べて、温かみのある生の言葉という印象を、読み手に与えることができます。
たとえば「ありがとうございます」という言葉。メールやLINEではなんてことのないあいさつとして読み流してしまいそうですが、、手書きで時間と手間をかけたという事実が加わると、本来「ありがとう」の言葉が持つ温かみを加えることができるでしょう。
同僚への感謝や取引先に礼状を送る際には、ぜひ手書きでの「ありがとう」を付け足してみてください。2点目は、「自分の熱意や感情を伝えられること」。
手書きは筆圧や文字の丁寧さなどによって、自由自在に変化するのが特徴です。
気持ちを込めた書き方をすることでその熱意や感情は言葉に乗り移り、読み手に伝えやすくなるでしょう。よく「字が綺麗じゃないから手書きは恥ずかしい」という意見を聞きます。
しかし、そこにきちんと書き手の「丁寧さ」「誠実さ」が込められていれば、字が特別に綺麗でなくても自分の思いを伝えることはできるのです。少なくとも、テンプレートのコピーで作成した文章よりは、手で一生懸命書いた言葉の方にこそ、人は価値を感じるでしょう。
相手に自分の気持ちを強く伝える必要があるときには、手書きを優先してみることがおすすめです。こういったメリットが紹介できますが、何よりも手書きって、かなり気持ちの良い行為だと私は思うのです。
私は意識して指示を手書きメモで残したり、感謝の手紙を書いたりしています。それは自分の気持ちを自分の手で表現することに楽しさを感じているからだと思います。
手書きはちょっとの苦労や手間が必要ですが、その分のリターンは確かにあります。
この機会に生活のどこかで、何か手書きができるタイミングを探してみてはいかがでしょうか。
朝礼スピーチのコツ)「エピソード」を話すことで、共感を得やすくなる
朝礼スピーチにおいて、自身のエピソードを導入することは聴き手の共感を呼ぶというメリットがあります。
「この人はこんなことを考えて話しているんだ」「そんな経験があるなんて面白い」
そういった感想を持ってもらえれば、スピーチとしては大成功でしょう。
エピソードはスピーチの内容に関係していれば、どのような形でも問題ありません。
成功談だけでなく、失敗した話も、テーマに即したものならば魅力的なものになるのです。
話せる範囲からで問題ないので、何かひとつエピソードをプラスすることを意識してみましょう。
朝礼のネタ:なぜ私たちは「怖いもの」に惹かれるのか?(幽霊の日7/26)
夏には怪談話が盛り上がりますが、皆さんはホラー作品などの「怖いもの」を見ることは好きですか?
「怖いもの見たさ」という言葉があるように、私たち人間はなぜか怖いものに惹かれてしまう習性があります。
今日はそんな怖いものに惹かれる理由について、一緒に考えてみましょう。実は私たちが怖いものを「怖い」と感じているときには、エンドルフィンやアドレナリンといったホルモンが分泌されています。
このホルモンがあるからこそ、人間は仮に生存が脅かされるような危機的状況に陥っても乗り越えることができるのですね。
そしてこの恐怖が去った後には、ドーパミンという快楽物質が分泌されます。
この快楽物質は、「幸せ」「楽しい」といった感情を私たちに与えています。つまり私たちは自分で気づかないうちに、「怖いものを見る=楽しいことが起きる」という図式を体験していることになるのです。
これが怖いものに惹かれるメカニズムであり、人間の心理の面白いポイントです。私もホラー映画が好きなので、怖いシーンが過ぎ去った後の、安堵感にも似た気持ちについて、「一体この気持ちはなんなんだろう?」と疑問に思ってきましたが、そのメカニズムを知り、腑に落ちました。
疲れたときほどホラー映画を見ると、私にとってはちょっとしたストレス解消になっています。ただ注意してほしいのが、誰もが怖いものに対してそのまま快楽を感じるわけではないという点です。
今日のスピーチを理由に、嫌がる人に無理矢理怖い映像を見せるようなことは避けましょう。
あくまで「自己責任」で……。
朝礼スピーチのコツ)聴き手の関心を集める「ネタ」を用意しておく
スピーチを行う際にアクセントとなる「ネタ」を用意することができれば、スピーチの魅力はさらに高まります。
ただ事実やデータを解説するのではなく、ときどき不意打ちでネタを仕込んで、聴き手との関係性にユーモアを加えていくことを考えてみましょう。
ネタにはさまざまな種類があり、笑いのネタ、泣きのネタ、ためになる小ネタなどは、聴き手の関心を得やすいです。
あくまでネタなので、「そういえば、〇〇という話もありますね」といった形で、さりげなく混ぜ込むのがポイント。
ネタに時間を割きすぎると、肝心のスピーチの印象が薄くなる恐れがあります。
話したらすぐに本筋に戻ることを意識して、ネタを上手に使っていきましょう。
朝礼のネタ:夏バテ対策
7月になって暑い日も増えてきましたが、夏バテに悩んでいる人はいないでしょうか。
夏バテとは胃腸機能の低下や脱水症状が元となって引き起こされる体調不良のことなので、自覚がなくても実は夏バテになっている人もいるかもしれません。夏バテの原因は色々ありますが、主に室内と外の温度差、ビタミンやミネラルの不足、冷たい飲み物の飲み過ぎによって発生する胃への負担などが考えられます。
心当たりのある人は何か対策を取らないと、今後夏が進むにつれて症状が悪化する可能性もあるでしょう。
夏バテ対策のグッズもたくさん売られていますが、結局は規則正しい生活が、夏に負けない体を作る要因になります。
決まった時間に眠り、バランスの良い食事を心がける、まずはこういった当たり前が基本になるでしょう。それに加えて脱水を避けるために、こまめに水分を吸収することが大切です。
特に入浴前や外出前は、急激に水分が失われる危険があるので、意識して対策を行いましょう。夏バテの怖いところは、自分でも正確な判断ができない点です。
知らず知らずのうちに夏バテになり、気づいたときには重い症状を抱えているということも、珍しくはないのです。私も夏バテを甘く見ていたことで、最終的には体がまったく動かなくなってしまい、大変辛い目にあいました。
多少のダルさを無視して、夏バテ対策を途中で止めたことが、まずい結果を引き起こしたのでしょう。夏バテ対策は、継続していくことが何よりも肝心です。
調子が良くなってきたから、それほど悪くないから、そう感じても決して止めずに、涼しくなるまで続けていくことをおすすめします。
朝礼スピーチのコツ)スピーチには明確なメッセージを絞りこむ!
相手に伝わるスピーチを行うには、明確なメッセージを絞りこむことがポイントになります。
話の内容によっては、聞き手の捉え方次第で意味がまったく違ってしまう例もあるので、曖昧な伝え方では正しい効果に期待できなくなるでしょう。
例えば有名な童話「うさぎとかめ」は、うさぎの視点に立つのか、それともかめの視点に立つのかで、教訓となる内容は変わります。
うさぎの行動に焦点を当てた場合、「得意なことでも油断をすると失敗してしまうから注意しよう」という教訓が導き出されます。
逆に亀に焦点を当てた場合、「苦手なことでもコツコツ努力し続ければ成功できる」というメッセージが軸となります。
ただうさぎとかめの話をしただけでは、それぞれの聞き手が別々の意味で解釈してしまうため、伝えたかったメッセージが正確に理解されない可能性があります。
そういったことを避けるためにも、スピーチする側が伝えたいメッセージをひとつにしぼり、それを軸としてスピーチを組み立てると良いでしょう。。
朝礼ネタで使える7月の記念日
7月には、朝礼ネタで使えるような記念日がたくさんあります。
いくつかの記念日を朝礼用にストックしておけば、いざというときに利用できるでしょう。
以下では7月の主な記念日の紹介と、「16日の籔入り」と「20日の海の記念日」を例に朝礼で使う際のポイントを解説していきます。
豊富な記念日を有効活用して、7月の朝礼を彩ってみましょう。
7月の主な記念日
- 1日 弁理士の日、建築士の日
- 2日 ユネスコ加盟記念日
- 4日 独立記念日(アメリカ合衆国)
- 6日 公認会計士の日
- 7日 七夕の節句
- 8日 外務省開庁記念日
- 11日 世界人口デー
- 12日 ラジオ本放送の日
- 13日 日本標準時刻記念日
- 15日 中元
- 16日 籔入り
- 18日 光化学スモッグの日
- 19日 女性大臣の日
- 20日 海の記念日
- 22日 著作権制度の日
- 23日 文月ふみの日
- 29日 アマチュア無線の日
- 30日 明治最後の日
16日:藪入りの日
7月の16日は、「藪入りの日」として知られています。
藪入りとはかつて住み込みで働いていた奉公の仕事をしている人が、実家に帰るための休日とされていました。
正月の1月16日もこの藪入りの日に当たり、貴重なお休みとして利用されていたようです。
朝礼スピーチでは実家に帰るという性質を使い、「最近帰郷していますか」「実家と連絡を取っていますか」とつなげることができます。
実家とのつながりが精神的な支えになること、ストレスや肉体的な負担軽減のためにも里帰りをおすすめすることを、内容に盛り込んでみましょう。
夏真っ盛りの7月は、些細なことでも心と体にダメージが蓄積されるので、藪入りの日をきっかけに休める時間の確保を推奨してみるのも良いです。
休暇が取りづらい雰囲気を朝礼で払拭することもできるため、従業員のなかでの職場のイメージ向上にもつながるでしょう。
20日:海の記念日
7月20日は、かつて「海の記念日」と定められていました。
1996年に「海の日」が誕生するまで、1941年からずっと7月には海の記念日があったのです。
例えば「海の日と海の記念日、非常に似ているこれら2つのように、世の中には混同されてしまうものがあります」といった形で、朝礼スピーチに利用できます。
職場で混同されがちなものや、これまでにあった混同に関する経験を軸に、話を広げてみるのがおすすめです。
単純に「海」というワードを使って、そのメリットやリスクを説くのもひとつの方法となります。
夏ならではの楽しみやリフレッシュ方法を解説して、職場の士気を上げるように進めてみましょう。
朝礼スピーチで「7月の季節ネタ」をテーマにする時の注意点
スピーチは「3部構成」になることを意識する
スピーチが上手に作れないと感じるときには、まず「3部構成」になることを意識してみましょう。
3部構成とは、「導入」「本論」「クロージング(まとめ)」という3つの要素で作るということです。
3段階のシンプルな形に落とし込むことで、スピーチに一本の軸を作ることができます。
話が散らかったり、無駄な内容を取り入れたりといったことを避けられるので、わかりやすいスピーチにまとめられるでしょう。
慣れてきたら3部構成にしつつ、少しずつスピーチに合わせて構成を工夫していくのもおすすめ。
本論を2つの要素から構成したり、エピソードやネタを途中に挟んでアクセントをつけたりといった方法も試してみましょう。
3部構成にこだわりすぎず、伝えたいことを尊重するのもまたポイントです。
聴き手にとっての「メリット」を提示する
聴き手に「このスピーチを聴くことによって、どんなメリットがあるのか」を提示することも、スピーチを行う際のポイントです。
このスピーチを聴くことでどんなことが知れるのか、どういったスキルや考え方が身につくのか。
それらを早めにはっきりとさせることで、聴き手のモチベーションを高めることができるでしょう。
早めに聴き手の心をつかめなければ、スピーチが終わるまでに話に集中してもらうことが難しくなります。
スピーチに面白いネタを採用するのと同じくらいに、聴くことのメリットを提示することも重要なのです。
冒頭部分には意識して聴き手のメリットを配置し、スピーチを聴く気持ちを高められるようにサポートしましょう。
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まとめ)7月も有益なスピーチで朝の時間を盛り上げよう
7月の今だからこそ使えるスピーチ例を紹介してきましたが、参考になりそうなネタは見つかりましたでしょうか。
それぞれの記念日を意識しつつスピーチを行うことで、聴き手の関心を集めることができるでしょう。
スピーチの構成やネタが思いつかないときには、本記事を参考にして内容を考えてみてください。
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