管理職体験レポート:コミュニケーション「しているつもり」が、運の尽き。

[最終更新日]2019/04/24

体験談
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県内の総合病院にて臨床検査技師として働いています。

メインの仕事は、感染症を起こしている患者さんから採取した検体をもとに、
「どんな細菌が検出されているか?」「どういった抗生物質を使えば治療できるか?」を検査し、医師に結果報告を行うことです。

ガリバーさん(男性 34歳)
職業
臨床検査技師
職種
医療
年収
600万円
従業員規模
50人
地域
愛知県

Index

目次

管理職としての私の仕事。

検査部署において私は、係長という役職で働いています。

いわゆる「管理職」の仲間入りをしたのですが、日常の実務をこなしつつ、人員管理もと、忙しい毎日を送っています。

私自身、部下に対してフランクな上司でいたいと思っています。
というのも、気分屋で気難しい上司をたくさん見てきたからです。

そういった上司は、口だけは厳しいのに自分では仕事をちゃんとせず、部下を顎で使うばかり、といった印象でした。

私は管理職にしては年も若いですし、気軽に相談でき、部下が間違ったことをしていたらちゃんと叱ることができる上司を目指しています。

以前はさながら仕事人間、休日も仕事をしていましたが、そんな生活に疲れてしまい、今ではしっかりと休むようにしています。
休むのも仕事のうちと、部下にも再三伝えています。

上司の言い分も、部下の言い分も、どちらも分かる立場として。

管理職になってすぐのことです。
管理職会議に出席するようになり、職場の幹部の意見に触れる機会が増えました。

すると、これまで見えていなかった世界が徐々にですが見えてきたのです。

一般社員として働いている時には気が付かなかったこと、思いもよらなかったことを知ることが増え、それについて考える時間も増えました。

もちろん、幹部の示す方針すべてが正しいとは言えません。中にはあまり良くない方針もありました。
しかし、それは決して、幹部が適当に考えたことを現場に落としているわけではなく、幹部には幹部の試行錯誤があり、苦労がある事が分かったのです。

一般社員の頃に、上層部に対して「理不尽だ」と不満を述べていた自分が、未熟に思えました。

私は以前のように、同僚たちと共に、上層部の悪口を言う立場では無くなりました。
そればかりか、不満を述べる同僚を叱責したりもしました。

周囲からどう見えていたかは分かります。
ついこの前までは、自分だって一緒になって悪口を言っていたのに、役職がついた途端に態度が変わったわけですから。

これまで気軽に接していた突然同僚たちが、次第によそよそしくなっていきました。

部下全員の信頼を失った日。

私の姿は、彼らにとってまさしく「会社の犬」であり「」になってしまったように思えたのでしょう。
私は決してそんなことはなく、幹部の考えを知ったうえでそれでも批判するのかどうかを決めてほしかっただけなのですが。

きっと彼らであれば、前向きにとらえてくれるだろう、と単純に考えていたのです。

この前まで仲の良かった同僚たちと、立場の違いによってよそよそしくなってしまった状況には戸惑いましたし、辛かったです。

スタッフと幹部の距離を縮めて円滑に組織を回していこうと思ってやったことなのに、すべてが裏目に出てしまった出来事でした。

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「分かったつもり」が、悲劇を招く。

結果から考えると、おそらく私の態度や考え方は間違っていたのでしょう。

とにかく自分が思う「物分かりのいい理想の上司」になりたくて、自分の置かれている状況を深く考えず、自分の考えや価値観を部下に一方的に押し付けていたのだと思います。

もっと管理職としての実績を積んでからでも、それらの行動は遅くはなかったはずです。

上司の思いや考えというのは部下にはなかなか正しく伝わらない事、しかもより悪い方向に伝わってしまうということを身をもって思い知った出来事でした。
また、自分の力を過信しすぎていたことも思い知りました。

今後、私が目指したいこと。

自身の理想の管理職になるということは簡単ではない、という事を思い知りました。

上司と部下の間でしばしば衝突が起こるのは、一言で言えば「コミュニケーション不足」だからだと思います。
どちらか一方が「コミュニケーションは十分とれている」と思っても、もう片方から見れば、まったく違う感想を抱いているかもしれません。

今回の件は、まさしくそうした「一方通行のコミュニケーション」が引き起こしたものであるのでしょう。

今後私は、自分の理想とする管理職像に近づけるよう、まずは一度失われてしまった同僚たちとの絆を取り戻したいと思っています。

もっと経験を積んで、ふさわしいタイミングで思いを伝えることができれば、事態は良い方向に進んで行くと信じています。

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