私の管理職体験談:管理職になって一番悩んだのは「女性とのコミュニケーション」

[最終更新日]2021/03/15

体験談
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私の管理職体験談:管理職になって一番悩んだのは「女性とのコミュニケーション」

管理会計システムを提供する会社の、事業管理を担当しています。

「管理会計システム」とは、企業や店舗の予算管理や損益管理といった会計に関わる情報をまとめるサービスです。今では多くの会社が、自社の予算や損益について専用のシステムで管理しています。

おかげさまで現在は年間100億規模の売上となっていますが、競合他社も少なくないので気が抜けません。

プライベートでは、妻と子どもの3人暮らしです。
来年子どもが私立中学を受験することになって教育費が嵩んだり模試の結果で一喜一憂したりと、こっちもこっちで気の抜けない日々を送っています。





ユージさん(男性 40歳)
職業
ITサービス
職種
経営企画職
年収
約1,000万円
従業員規模
200人(うち部下4人)
地域
東京都

Index

目次

部下の「心の機微」を読み取るのは苦手。

マネジメント業務

経営企画として、社内5つある事業部のうち1つの管理業務にアサインしています。
管理職になってからは、早6年。さすがにもう業務には慣れました。



今のポジションでの主な役割は大きく二つです。ひとつは、事業部及びメンバーのマネジメントで、もう一つはボードメンバー(役員)との連携。どちらも一筋縄ではいかない業務が多いですが、どちらかというとメンバーのマネジメントで頭を悩ますことが多いです。

…まあ、管理職というと大体皆そうなんでしょうけど。

そもそも、私は結構「自分のペースで仕事をする」のが好きだったこともあり、相手の心の機微を読み取って立ち回るとか、そういうことがどうも苦手で笑。
ですが、このポジションで「苦手だからやりません」とは言えないので、試行錯誤しながらメンバーや役員と向き合っています。

もともとは、「自分で考え、自分で動く」プレイヤータイプ。

達成感ややりがいを感じていた

私がまだ役職なしのプレイヤーだった頃、──もう10年くらい前ですかね、しばらく世間で業務ツールのIT化が盛んに言われていたこともあって、自社の会計管理システムも順調な売り上げを見せていました。

営業にしろ、マーケティングにしろ、トライ&エラーを重ねつつでしたが、アクションを起こせば何かしら結果が得られる。そして、それを高速回転で進めていくことによって業績にも変化が出る。
そんな、スピード感をもって業務を行うことに達成感ややりがいを感じることができていました。

だから、上司から管理職に任命された時は複雑な気持ちでした。

昇格になるのは嬉しかったんですが、(これまでのような達成感を味わえるような働き方は、あんまりできなくなるんだろうな…)と。妻からは、

人に合わせるのが下手なあなたが、本当に管理職できるの?

と言われてムッとして、ちょっとした口喧嘩になりましたが、今思えば妻は私の本質をよく理解していました。なぜなら、管理職になってからはまさに部下との人付き合いで、何度も苦労することになったのですから。



メンバーからの、「なんで、任せてくれなかったのか」のひとこと

なんで、私に任せてもらえなかったんですか?

私は、高校は男子校で大学も体育会系のサークルに入って、まさに「男社会」で育ってきました。
だから、行動も発言も「おおざっぱ」らしいんですよね。いまだに、自覚持てずにいることも多いです。

そして、私の部署は女性社員の割合が多くて、管理職なりたての頃はよくメンバーから違和感を持たれたりしていました。

今はもうありませんが、例えば女性社員が提出してきた書類で、良くないところがいくつかあったりしたときに、すぐにデスクに呼んで注意する。で、その注意の仕方が「冷たい」「高圧的」だったと、後から人づてに聞かれたり。

もっと、「褒めて、注意して、褒める」みたいなコミュニケーションを取った方が良いんじゃないかと上司から指導されたこともありました。

印象的だった出来事としては、とある業務で「これは、自分でやった方が早いな」と思って仕事を済ませたところ、後からその業務を担当していたメンバーから

部下

なんで、私に任せてもらえなかったんですか?

と、直接クレームを受けたことがありました。今となっては彼女の気持ちはよく分かりますが、その時は「え?なんでそんなに真剣に怒ってるの?」と不思議に思ったものです。





部下への向き合い方、コミュニケーションの取り方

寄り添い型のマネジメント

職場でちょっとしたコミュニケーションのトラブルがあったとき、私はよく、家に帰って妻に「こんなことがあったんだけど」と言って妻の意見を聴きました。それはかなり為になったと思います。

妻が、「それはね、つまりその人はこう思ったんだよ」という話を聞いて、そこで私もはじめて「なるほど!…そういうことか」となる。まあ、なかには「いやいや、でもそれは俺の方が正しくない?」と思うこともありましたが、それでも、今の時代は「きめ細かくプレッシャーを与えないコミュニケーション」が重要なのだなということは嫌というほどよく分かりました。

思うに、現代の会社組織は以前までの「上下縦社会」ではなくなりつつあり、上司の立場としては「寄り添い型のマネジメント」でないと若い人はついてこないんですよね。

また、私の会社では「多面評価」と言って上司であっても部下からも評価されます。つまり、事業部内のメンバーは私の部下であると同時に私の評価者でもあります。そういった評価制度上の背景もあって、「とにかく、気をつけないとな」とよく思ったものでした。



これからの管理職業務について、私が考えていること・目指していること

管理職の苦労や経験について、いずれ部下にも伝えていきたい

これから先も、私はこの会社で管理職業務を続けていくことになりそうです。そしてそれはきっと、ありがたいことなのでしょう。

女性社員とのコミュニケーションについては大分慣れてきたつもりですが、最近は若手社員の考え方や価値観に理解しきれないジェネレーションギャップにも悩むことも多くなり、今後もメンバーとのコミュニケーションには苦労していくことになりそうです。

それでも、こうした苦労や経験について、いずれ部下にも伝えていきたいと思っています。
現在まで、私の部下から管理職昇格者はまだ出ていません。将来に向けての候補者は何人かいるので、彼女・彼たちを、私より良いマネジメントができる人材になれるように育成していこうと考えています。

それから、私自身はいずれ新規事業の立ち上げを経験したいですね。
管理職もいいですが、やっぱり私は「自分で考え、自分で行動する」方が性にあっているような気がしています笑。