管理職体験レポート:大事なのは一人の人間として接すること、部下の成長が管理職・組織の成長になる。

[最終更新日]2019/02/13

体験談
5

証券会社に勤務しており、主に法人向けの運用提案を行う部署に所属しております。

ユウスケさん(男性 38歳)
職業
証券会社社員
職種
課長
年収
1000万円
従業員規模
400人
地域
東京都

Index

目次

管理職としての私の仕事。

勤務を始めて15年ほどになりますが、5年ほど前に現在の部署に異動となり、その1年後に課長職に推薦されました。

立場上、さまざまなプレッシャーや人間関係で板ばさみになることもしばしばあります。
管理職に就いた当初は不安ばかりで、日々の忙しさからなかなか休みが取れず体調を崩したりといったこともありました。

趣味、というよりはライフワークに近いですが、休日はランニングやストレッチなど、なるべく体を動かすように努めています。
と言いますのも、たくさん体を動かした方がむしろ疲れがリセットされ、休み明けの業務に快い状態で臨めるのです。

管理職になりたての頃は、ほとんど休日は寝て過ごしていましたが、かえって次の日の業務に支障が出ていました。
しっかり体を休ませる、ということも必要ですが、休みすぎるの問題だと、働くうちに気づいたのです。

今ではワークライフバランスもきちんと管理できるようになり、仕事も手馴れてきましたが、
それでもまだまだ学ぶべきことはたくさんあり、日々お客様と職場の同僚によい刺激をもらいながら日々を過ごしております

上司に言われた「刺さる一言」。

管理職になってから特に難しいと感じているのが、後輩や部下を育てながらも自分の業績・結果を残さなければいけないことです。
これは同時にやりがいでもあるのですが。

思い出深いのが4年前に今の部署に配属され、課長補佐に就いたときです。
課長の下について業務の補佐をする役割でしたので、良くも悪くも「責任感のあまりない、比較的楽な仕事だ」と私は思っていました。

部下の指導はおおかた課長が行っていたので、私はどちらかというと自分の業績中心に、自分の結果を出すことに注力していたのです。
そんな私の姿を見かねてか、

課長

「そんなんじゃダメだよ。管理職は、部下の指導も結果を出すことも、両方できなくちゃ務まらない」

そんな言葉をかけられたことにより、自分の中で問題が顕在化されたのです。

部下の指導と、自分の業績。どちらか一方を行うと他方がうまくいかないということがあり、課長に相談しました。

課長

「部下育成の基本は、その部下の適性を見極めて、それぞれに対して対応を変えていくこと」

そのように考えることが重要だと教わりました。
一人一人の適性を見極めるには時間も労力もかかりましたが、そのおかげで効率よく部下育成と業績を伸ばすことができるようになったと思います。

一人の人間として、相手と接すること。

部下を十把一絡げにして扱うことは、組織としてあるまじき行為だと、自分自身の経験を通して思いました。

たとえばビジネススキルなどは、全員が等しく身につけておくものだと思いますので、大人数で講義を行うのが最適な方法でしょう。
しかしこれが営業のスキルなどになると、個人のスキルにばらつきが出てきますし、お客様によって応対を変えていくなどのフレキシブルさが求められてもきます
これに関しては、全員に同じように指導するということができません。

部下の適性を見極め、無理のないように指導をしていく。
お客様の規模や運用方針に合わせた応対を学んでいく。

そうすることで深い信頼関係が得られ、中長期的な利益につながると考えます。
これは、何も対お客様の問題ではなく、その他すべての人間関係に応用できると思いました。

教える側にとっては、部下一人ひとりに合わせた育成方法をとることは大変かもしれません。
しかし、いずれはその部下が力をつけて、業務のフォローをしてくれたり、それが業績に繋がったりもしていくのです。

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部下の成長が、私の成長でもある。

部下を育成することはとても面倒なことのように思ってしまう時期もありました。
しかし、部下を育成するその仮定こそが、私自身の成長にもつながっていたのだと、今では分かります。

たとえば、お客様とお話するときにも、先方の置かれている状況などについて早い段階でアンテナを張ることができ、そのお客様に合った運用方法を提案することができるようになりました。

金融商品を売ることで会社の利益は賄われますが、それもあくまでそのお客様に合った場合のみです。
お客様が望んでいないかぎり、それは単なる押し売りに他なりませんし、後々信頼関係にひびが入ることにもなりかねません。

反対に、先方も気づいていない考えをこちらが提供できたことにより、大変喜ばれることもありました。
人を組織での立場や年代などで区分けしてしまうのが、人の悪い癖でもあると思います。
最も大切なのは、一人の人間として接していくこと。これは、大切に持っておきたいです。

今後、私が目指したいこと。

管理職というと何かを管理して運営するというイメージがあります。
そして管理するものは仕事だけでなく、です。

ここで重要なのは、相手を自分の思い通りに縛り付けることではありません。
最も重要なのはそれぞれの人がそれぞれのパフォーマンスを遺憾なく発揮できるような土壌を作ることではないでしょうか。

部下育成の際に一人ひとりに合った育成プランを考えて実践することはとても大切だと思いました。
もちろんうまくいかないこともありましたし、後輩の性格を把握しきれず育成プランの修正を余儀なくされたりと厳しいときもありました。

それでも、一人の人として接することで、その人に合ったやり方について自然と答えが見えてくるのです。
それによって人間関係も良好になり、それが人を育てるための土壌になっていきます。

そんな土壌を作るために、これからも尽力していきたいです。

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