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管理職体験レポート:「かつての私」のような部下に出会い、指導する立場になって。

[最終更新日]2018/11/20

体験談
5

私は現在、通販カタログの制作会社で、企画部管理職として社員を取りまとめています。
通販カタログで取り扱っている商品は、アパレルからインテリア、家具に雑貨や食品など様々です。

ゆいさん(女性 31歳)
職業
通販カタログ制作
職種
制作管理
年収
280万円
従業員規模
30人
地域
大阪府

Index

目次

通販カタログ制作会社の管理職です。

カタログは簡単に、以下のような流れで制作していきます。

  • 毎月どのような商品を取り扱うか案を出し合う
  • スタジオで商品撮影→データ編集
  • カタログのページ編集→レイアウトの校正(文字や色校正)

カタログ制作にあたって、各工程に人を割り振ったり、データをチェックしたり、会議での最終決定などをするのが私の役目です。

前職でも管理職でしたので、そういったポジションでの仕事には慣れていると思います。
しかし、人に命令すること自体は苦手です。

それでも私を頼りにしてくれる仲間の存在や、苦労して作ったカタログの売り上げが好調だったりすると、この仕事をやっててよかった、と思います。
アパレルやインテリア関係も元々好きなので、自分の趣味を仕事でも活かせる、今が天職だと思っています。

お客様のニーズを理解するということ。

実は昔、アルバイトでカタログ制作に関わったことがありました。
そのときは言ってみれば指示されたことをやっていただけなので、管理職の苦労などは知りませんでした。

むしろ、

「絶対レイアウトをこうした方がいいのに。誰も聞いてくれないし、みんなセンスない!」

なんて、生意気にも思っていましたね。
しかしいざ自分が管理職となってみると、あのときの上司の気持ちが分かるようになってきました。

通販カタログは、お客さんに「見やすい、買いたい」と思わせることが一番です。決して個人のセンスを見せつける場ではないのです。
そのあたりのニーズに気づけていない、かつての私みたいな社員は、上司に不満を持ってしまうのかもしれません。

そんな部下が一人、かつて私の下にもいましたーー。

その部下は新入社員で、デザインに関する知識も厚く、自分のセンスに絶対的な自信を持っているようでした。
ですのでカタログのレイアウトなんかも、

部下

「今までのデザインは古いです。画期的な新しいデザインを取り入れましょう」

と会議のたびに口にしていました。
でも私や他の社員からすると、

「それはお客様のニーズとは合わないよ」

と言うしかありません。

彼は自分の意見が通らないことに嫌気がさし、無断欠勤をするようになりました。
彼の気持ちはかつての私も経験していたので、私としてはそれを乗り越えて成長していってほしいと思っていました。

「私も昔はあなたと同じように思ってた。でもお客様を第一に考えないと。お客様には、こういうレイアウトやデザインが好まれるんだよ」

と、その部下に丁寧に説明したのです。
そのおかげか、彼も納得してくれて、今ではしっかり働いてくれています。

その後、その部下は……。

その部下が「センスではなく、ニーズに合わせた仕事」を心がけていくようになるたびに、それを見ている私や他の社員の意識も変わっていったように思います。

企画会議でも、「世間ではこういうのが流行っているから、これをやろう!」ではなく、「最近この商品がよく注文されているから、もっとこれに関連する商品を掲載しよう!」という現実的な案が出るようになったのです。
これはとても嬉しい変化でした。

実は彼の他にも、お客様のニーズよりも自分の好みを優先させがちな社員は数名いました。
そういった社員も、今回の一件で気持ちを改めてくれたので、結果的に部署全体の気持ちがまとまり、士気が上がりました。

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当時を振り返って、今思うことは。

私は最初、彼に対して

「面倒な子だなあ」

と感じていました。
それでも言葉を交わすうちに

「あれ?もしかして過去の自分とそっくりじゃないか?」

と思うようになったのです。
それに気づけたことで、ただこちらの意見を押し通すのではなく、彼の気持ちを汲みながらも「大切にしてほしいこと」を伝えることができたんじゃないかと思います。

もしあそこで伝え方を間違えていたら、彼は退職していたかもしれません。

考え方の違う部下をはねのけることは簡単にできますが、部下の成長を思って時間を惜しまず話し合う。
そしてその結果、自分の役目を任せられる部下に育てていくことが、管理職としてのやりがいなんだと思います。

管理職とは。そして今後目指していきたいことは。

管理職は、どのような職種でも本当に大変だと思います。
大勢の部下をまとめないといけませんし、上司と部下の間に立ってバランスを取るポジションです。

ストレスが溜まる仕事ではありますが、私を頼ってついてきてくれる部下がいると、管理職で良かったなとも思います。
これまでの経験も踏まえて、

「管理職=一筋縄ではいかないけれど、最もやりがいを感じられる立場」

というイメージをもちました。

これから実現させたいことは、部下一人一人に、将来人をまとめる立場になったとき「管理職って大変だけどやりがいがある」と思ってもらうことです。

自分と意見が合わない部下を排除しない、頭ごなしに否定をしない。そんな指導ができる上司に育ってほしいと思っています。

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