管理職体験談:売上を気にしすぎたあまり、部下の存在をないがしろに。その結果…

[最終更新日]2019/06/14

体験談
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当時は売上へのプレッシャーで、いっぱいいっぱいでした。気づいたら、周りに部下は居ませんでした…。

私は現在、不動産仲介の会社で管理職を務めています。

業務は接客が中心になり、来店したお客様に対して賃貸物件を紹介するものになります。

アオイハルオさん(男性 34歳)
職業
不動産仲介
職種
営業
年収
550万円
従業員規模
40人
地域
京都府

Index

目次

管理職としての私の仕事。

私の以下に10名の部下がおり、彼らの育成も対応しています。

私の性格はよく言えば「几帳面」悪く言えば「こだわりが強い」ですかね。
仕事では完璧を求めてしまうので、部下指導は割と「厳しめ」だと、上司からは見られています。

不動産業は休日が不定期なので、休みの日に急な呼び出しが来るのも茶飯事です。

ですので、何か一つの趣味に没頭する、という時間も、なかなか持てずにいます。

管理職になる前は、部下の模範となる立ち場ゆえ、プレッシャーも相当だろうと、戦々恐々としていました。

「売り上げ」に目を向けすぎ、「部下育成」を疎かに。

管理職になって2年間は、ほとんど実績が出せませんでした。

社長からも毎日のようにはっぱをかけられていましたね。

管理職になると同時に店舗を異動したのですが、新しい職場は経験の浅い、若いスタッフばかりで、
なかなか部下指導にかける時間と売り上げが比例しない状態でした。

次第に「店舗での数字を上げること」に注力しすぎ、
私は部下の育成をないがしろにするようになっていきました。

そうして私一人で売り上げを取り返そうと、休日も返上で仕事をしたのですが、
ようやくそのときに気づきました。

(経験があるからって、私一人だけでできることなんて限りがある)

しかし、気づいた時にはもう遅くて、
私に放っておかれていると、数人の部下が辞めていったのです。

管理職として、あるまじき行為でした。

自分はまず、裏方に徹するように。

それからは心を改めました。

失敗してもいいので、まずは部下に経験を積ませることを優先し、
自分はほとんど裏方に徹するよう努めました。

業務時間中も、軽い雑談などを交え、
なるべくスタッフたちのことを気にかけるよう努めたのです。

最初の数か月間は売り上げは横ばいでした。

しかし半年を過ぎたあたりからでしょうか、
各スタッフの個人の成績も徐々に上がり始め、
一年後には全店舗の中で一番の売上を果たすまでになりました。

部下を優先し、自分は後方から支援する。
そんな簡単なことで、チームはまとまりますし、
そんな簡単なことを見失ってしまうくらい、
当時の自分はいっぱいいっぱいだったのだな、と思いました。

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私の理想の管理職像。

管理職は何より、部下の気持ちを汲み取る力に長けていないと務まりません。

はじめは皆、仕事が思うようにいかず伸び悩むものです。

それを管理職が早期に判断し、「自分がやった方が早い」という心境に至ってしまうと、
部下の心が一気に離れて行ってしまうということを、身を持って実感しました。

私は、部下育成をないがしろにしたことについて、後に部下たちに謝罪しました。
これも大事なことだと思います。

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」

その言葉のように、失敗も認めて素直に謝ることができる管理職を目指していきたいです。 

今後、私が目指したいこと。

仕事関連で、こんな言葉を思い出しました。

「金を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上」

営業の世界では特に数字を上げることが求められますが、
最終的には人材を育てないと組織は成り立ちません。

また、今回の一件に関しては、部下の成長もさることながら、
私自身もまた、管理職として視野の広がりを感じました。

今は一店舗の責任者ですが、
ゆくゆくは全店を統括するポジションにつき、経営を支えたいと考えています。

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