上司からの忘れられない一言:「難しく考えず、思ったことをやっていけば、それが正しいことだよ」

[最終更新日]2019/10/08

体験談
5
上司からの
忘れられない一言。難しく考えず、思ったことをやれば、それが正しいことだよ

「難しく考えず、思ったことをやっていけば、それが正しいことだよ」

ヒロさん(男性 33歳)
職業
スポーツ・インストラクター
職種
講師・インストラクター
年収
非公開
従業員規模
非公開
地域
東京都

Index

目次

私の上司。

私は今、スポーツインストラクターをしています。

私の上司について、話をさせてください。

その上司、ヒロさんは当時30歳で、インストラクターらしい引き締まった体つきと、人から好かれる素質を持った明るい男性でした。

一度、二人でニューヨークへスポーツインストラクターの視察に行ったことがあったのですが、
ヒロさんは入国の際、外国人に間違われていました笑。

まぁ、そのくらい堂々とした人なんです。

しかも、何度か紅白歌合戦で、あるアーティストのバックダンサーとして踊っていたこともあります。

私たち後輩からすれば、「すごい人」「憧れの人」でしたね。

自身を失いかけていたとき。

ある時、新規開店するジムのオープンを機に、私へリーダー職の打診がありました。

もちろん、快く引き受けさせていただきました。

期待されているからには、その職務を全うしなければ。
とにかく毎日奮闘していましたね。

熱意が空回りしすぎて、周りからすれば危なっかしい感じもあった気がします。

ある時、そのことに気づいて、私は途端にリーダーの立場に自身を無くしてしまったのです。

そんな私の姿を見かねてか、ヒロさんは私を飲みに誘い、その席でこんなことを言ってくださりました。

ヒロさん

「難しく考えず、思ったことをやっていけば、それが正しいことだよ」

その言葉で肩の荷が下りた気がして、以降は伸び伸びと、自分が思うやり方・信念を信じて行動ができるようになりました。

管理職だけど、それぐらいでいいんだ。

リーダーと言えども、万能ではありません。

私の中で、管理職というのは「常に完璧に物事をこなせる人物」というイメージがありました。

それはひとえに、いつも完璧に仕事をこなしているヒロさんの姿を見ていたからかもしれませんが、
決して一人の力で成り立っているものではないことを学びました。

ヒロさん

「俺だって、一人じゃ無理だと思ったら、すぐに誰かに助けてもらうよ笑」

なんか、それでいいんだなって、思いました。

それからは私も、一人で決めるのが難しそうなことに関しては、
スタッフ全員を集めて、ミーティングを開くようにしています。

スタッフ一人一人の意見は、とても貴重です。
時に私の考えとは真逆でも、「そっちのほうがいいかも」という発見もあります。

ヒロさんの言葉は、私自身の考え方だけでなく、
組織としての成り立ちにも深く影響を与えた、かけがえのないものでした。



その言葉があってから。

私がリーダー職を務めて、早くも1年以上が経過しました。

ヒロさんは今、現場を離れて、本社の役員となっています。

あのような優秀な方がいれば、現場の環境もますます改善されていくことでしょう。

ヒロさんがいなくなった現場は、私にとっては少し心許ないものでしたが、
あの時かけてくださった言葉を胸に、くじけずに前を向き続けることができています。

また、働き場所は離れてしまいましたが、困った時は相談に乗ってもらうような距離感を保つこともできています。

今後、私が目指したいこと。

今後取り組んでいきたいことは、私の後進の育成です。

私自身、現在ヒロさんのような上司になれているのかは、まだよくわかりませんが、
頼ってくれる後輩も増え、相談事を持ちかけられる機会も増えました。

その後輩がどんな性格で、どのような言葉をかけるのが適切か。
そんなことを考えながらコミュニケーションを行っています。

ヒロさんの仕事への・後輩への向き合い方を、今後も私が後輩に向けて受け渡していきたいと思っています。