管理職体験談:「働かないスタッフ」に振り回され、学んだこと。
[最終更新日]2022/12/15
あるサービス業の法人営業を担当している部署で、マネージャーを務めています。
みたらし団子太郎さん(男性 36歳)
- 職業
- 法人営業
- 職種
- サービス業
- 年収
- 350万円
- 従業員規模
- 15,000人
- 地域
- 福岡県
Index
目次
管理職としての私の仕事。
自社から派遣というかたちで、スタッフを送っており、そのスタッフ管理と月一でのチームリーダーとの打ち合わせが、私の主な業務になります。
必要に応じて、派遣スタッフとの面談の時間も設けています。
また、派遣先でトラブルがあった際などの対応も私の役目で、トラブル対応のために即席でチームを作り、出動させることもあります。
サービス業界の中でも、少し特殊な業務だと思います。
仕事のやりがいは、派遣先企業や自社スタッフなど、多くの人と関わりながら、コミュニケーション能力を培えることです。
趣味は映画観賞やマラソン。最近は海外ドラマにハマっています。
残業代欲しさに、自社スタッフが派遣先に迷惑をかけ……。
ある時、派遣先企業から自社スタッフに対するクレームがありました。
確認してみると、自社のスタッフが、業務中に椅子に座って仕事をサボっていたことが分かりました。
そのスタッフは残業代目当てに、定時後も目的もなく夜中まで居座っていたようです。
発覚後、残業代目当ての居座りをやめるよう説得しましたが聞き入れてはもらえませんでした。
悪いことをしたという自覚も無かったため、派遣先の部署と協力して、必要以上の残業を禁止しました。
- 派遣先
-
「そちらのスタッフなんですが、何もせずに居座ってた分の残業代を、こちらも支払う訳にはいかないんで」
先方からそのように言われ、今までの分の残業代は、こちら側が負担することになりました。
さらに残業代が月の契約給与以上の額に達していたために、スタッフの給与管理をする部署など、関係各所に謝罪に行かねばなりませんでした。
様々な部署からバッシングを受けた出来事でした。
いよいよ抜本的な対策が必要となって。
このようなことは二度起こってはなりません。
すぐに打ち合わせをし、派遣先のチームリーダーにも「特別な理由が無い限り、スタッフの業務終了を見届けること」が義務付けられました。
それからはしばらく問題が起こることはありませんでした。
しかしある日、同じスタッフが再び不必要な残業をするようになったとチームリーダーから報告を受けました。
私は問題のスタッフと面談を行いました。
そのスタッフも、今回は罪悪感があったのか、最終的には残業の無い派遣先へ配置転換することを了承しました。
また、トラブル防止のため派遣社スタッフを雇う際は、給与などの希望をヒアリングし、希望に沿う事業所へ配置をするよう調整するなどの対策もしました。
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異性のスタッフとの関わり方。
これまでは派遣先の企業や、自社の人事部が派遣スタッフを管理するというシステムが常態化していました。
しかし今回のような問題が再び起こらないように、今後は各部署の連携を強化し、私たち営業部も積極的に打ち合わせやスタッフ面談を行うようにしました。
自社の派遣スタッフは多くが女性になります。
年齢層も20代から50代と幅広いのですが、これからは女性スタッフとの関わり方も重要だと感じています。
どうしてもトラブルが起きた際はこちらも責めるような態度になってしまいがちですが、相手の言い分をきちんと聞いてあげられる余裕も必要だと感じています。
今回のトラブルの対処は、女性同士の方が良いだろうと女性の部下に担当してもらっていましたが、これからは私も話を聞いてあげられるようにしたいと思います。
今後、私が目指したいこと。
管理職は人を管理する立場ゆえ、どうしても「厳格に」立ち回らなければいけないイメージを持っていました。
しかし私の職場のように、多くが女性の職場ですと、厳格に指導をすることはかえってマイナスになってしまうんじゃないかと思います。
それよりも相手の話にきちんと耳を傾け、サポートすることが重要なのだと思います。
今後も打ち合わせや面談に限らず、常にスタッフの状態を把握し、働きやすい環境づくりに尽力したいです。
そして私自身、今は営業部署ですが、ゆくゆくはスタッフ教育の部署に異動し、スタッフがキャリアを構築していけるよう指導していきたいと思っています。
あと、趣味のマラソンでは、国内だけでなく海外のマラソン大会にも出場してみたいです。
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