管理職体験談:企業だけでなく、一人一人の人間を思って仕事をすること。

[最終更新日]2019/06/12

体験談
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人材派遣は適材適所が鉄則。だが、結局俺は人をスキルでしか判断してなかった…。

私は、人材派遣の会社でマネージャーを務めています。

製造業への派遣をメインに行っています。

タカノリさん(男性 30歳)
職業
人材派遣会社
職種
マネージャー
年収
500万円
従業員規模
100人
地域
東京都

Index

目次

管理職としての私の仕事。

製造業は今や人手不足が死活問題となりつつあり、
今の業務はそうした企業へ貢献できていると自負しています。

気を付けなければいけないのは、派遣登録者・企業ともに
適材適所の派遣を行うこと。

そしてそれについては、問題なく行えていると思っていました。

仕事のやりがいとしては、企業から満足をいただいている旨の言葉をいただけることと、
派遣社員が現場で力を発揮できていることを知れた時です。

適材適所の人材派遣、できていると思っていたが……。

マネージャー職について最も戸惑ったのは、クライアントだけの要望を聞いていれば良いわけではないということでした。

ある時、自社に登録している派遣社員の方からクレームがありました。

聞くところによると、派遣先企業で、あまり芳しくない扱いを受けているとのことでした。

どうやら、過去のスキル・経験だけでその方に仕事を斡旋していたために、
実際に業務に就いてからの企業とのギャップに、その方がついていけていず、
企業側も「どうしてこんなこともできずにウチに来たの?」と、
厳しい言葉をかけてしまったようです。

これは、こちらの人員采配のミスによるものでした。
女性の派遣社員の方だったのですが、派遣先に女性が少なかったことも、
よりその方の孤立感を高めてしまったようです。

結局、その方は仕事を辞めてしまいました。

事前にその方の要望など、詳しく聞いたうえで仕事を斡旋すればよかったと、深く反省しました。

経歴書だけで読み取れない、その人の本当の能力。

私が見ていたのは履歴書や派遣先の仕事内容との部分だけでした。

もちろん、経歴から推測できるその人の能力というものはあります。

しかし、組織の中で働くということはそれだけではありません。
その方にとって、その職場が働きやすい社風かどうか、
そういった面も加味したうえでサポートをするのが、私たちの役目なのです。

この出来事があってから私は、派遣先の企業からの要望を聞くことはもちろん、
職場の雰囲気など、何度か見学をさせてもらい、その上で派遣社員がその会社で働きやすいかどうかということまで念頭に入れて派遣を決断するようにしています

そこまで一件一件に丁寧に時間をかけると、必要な派遣社員が集まらなく苦しいときもありましたが、
あのときの彼女が、業務スキルはあるのに無念にも辞めざるを得ない状況にしてしまったことを思い、慎重に行うよう心掛けています。

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私の理想の管理職像。

管理職は、仕事だけでなく働く人にも、きちんと向き合える人が理想です。

働く上で切っても切り離せないのは人間関係です。

では、人間関係を円滑に回すにはどうしたらよいか。
これは派遣業を行う上での大きな課題となります。

それを問題なく行うためには、履歴書だけでは読み取れない、
その方の生の人柄に触れることでしょう。

そんな、人の心の機微を敏感に察知できる管理職でありたいと、私は思います。

今後、私が目指したいこと。

今後は、自社に登録しているすべての人が、100%の力を発揮して仕事に取り組める環境を整えていきたいです。

その人にとっての「良い会社」とは、挙げればキリがないと思います。
ネームバリューであったり、給与や福利厚生など、たくさんの条件があることでしょう。

そういった要望すべてに応える会社というのは少ないかもしれません。

それでも、できるかぎり、条件をヒアリングしたうえで、仕事を紹介できればと考えています。

それは派遣先の企業だけでなく、その方にとっての将来にもプラスになるでしょうから。

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