管理職体験談:真夜中のシステムエラーで、コミュニケーションを見直すきっかけに。

[最終更新日]2019/06/12

体験談
5
原因が分からず、三日三晩、泊まり込みでした…。

現在私は外国為替を取り扱うFX取引のシステム開発に携わっています。

システムは数年前にリリースしグローバル展開しており、現在は保守開発とメンテナンス作業がメインになります。

たけなかさん(男性 37歳)
職業
IT開発
職種
システムエンジニア
年収
800万円
従業員規模
300人
地域
東京都

Index

目次

管理職としての私の仕事。

為替市場を相手にしているためシステムには原則、毎日24時間の安定稼働が求められますので、かなり緊張感のあるシビアな現場です。

現在、私はその中で、保守開発のリーダーとして8名ほどのメンバーと共に業務に従事しています。
管理職をやる以前はとにかく打ち合わせが多くなるため、幅広い知識や冷静な判断が必要になるイメージがあり、自分にできるか不安がありました。

仕事はかなり遅い時間になることが多いですが、毎週、メンバーと飲み会やカラオケに行き、会話したり発散したりして楽しくやりがいがあります。

また、どうしても長時間椅子に座ってのオフィスワークになりがちでなかなか体を動かすことがないため、休日などはジムで走って体を維持するようにしています。

平日深夜3時のシステムエラー。

ある平日の深夜3時頃に運用チームから私の携帯に電話があり、システムが正常に動いていないとの連絡がありました。
自宅のPCから確認したところ、取引しようとすると内部エラーが起こっている事象を確認し、タクシーで急いで会社に行きました。

集まったプロジェクトリーダーや他のチームリーダーとすぐに、状況把握、暫定対応案、その後の原因解明や抜本対策など話し合い、結果、3日ほど家に帰れず会社に寝泊まりして対応したのです
これは思いだす中では一番大変な出来事です。

直近で、障害になるような案件も無く、為替の値動きが大きく変動するような発表なども無かったので、エラーの心当たりがありあせんでした。

多くの人員を投じて色々とテストを重ねた結果、障害の原因はこちらのシステムでは無く、連携している証券会社側のシステムの問題であることが分かり、とりあえずは収束に向かいました。
連携先とは定期的に私も含めて打ち合わせしていたのですが、その時はシステム改変をこちらが知らず、コミュニケーション不足、情報連携不足がなにより対応に時間がかかった原因でした

その後何度も打ち合わせを重ねて、今は再発防止を心がけています。

チーム内のみならず、外部との連携も大切。

自システムでリリースがある時は、元々、リリース前後でサービスに異常が出ていないか体制をとって見守るようにしていました。

その時は障害の起きた原因が連携先のシステムでしたが、サービスに影響を受けてしまう一因になるため、リリーススケジュールの可視化とリリースの都度、他システムであっても見守る体制を敷くようにしています

ただ当然、連携先企業の理解が必要となり、単に口頭でのやり取りでは無く書面で交わし、その書面の内容をチームメンバーにもしっかり理解してもらうよう対策を取りました。

色々と取り決めるには工数も時間が必要になり、その分コストも計上せざるを得ません。
しかしそういった事前の取り組みが無いと、トラブルに陥った際に多大な被害になることを身に染みて感じる出来事でした。

また、自システムの障害にも迅速に対応できるように、保守開発や運用といったチーム間の垣根を無くすよう、情報連携用のツールを導入したりもするようにしました。

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時にはルールで縛ることも必要?

普段から各メンバーがしっかりと開発、テストを重ねており品質を含めて信用していますが、いざトラブルがあった時にそれらに疑いの目を向けている自分を感じると、罪悪感というか嫌悪感のような感情が湧いてきます

トラブルがあるとより感じますが、メンバー1人1人の強みを知らないと即時に対応が難しいため、できるだけコミュニケーションを図るよう、個別面談を月一度は設けて、お互いに思っていることや感じていることを言い合うようにしています。

また、関連企業との付き合いは長く、どうしても簡単な口約束で済ますような習慣が昔は強かったです。
しかし現在はなるべく会議の時間は取るようにし、文書として証跡を残す運用に変えました。

ルールで縛りすぎるのは良く無い面もあると思いますが、足並みを揃えて進んでいくためには不可避なものでもあるとも感じています。

今後、私が目指したいこと。

管理職になるとそれまでより圧倒的に会議体が増え、また承認作業などの事務作業もしなければならなくなり、今まで自分の作業に割けていた時間が全く無くなりました。

例えば何か不具合の報告があっても、メンバーに解析作業をお願いしながら進め、自分で手を動かすことは圧倒的に少なくなりました。

ITは専門職というイメージが強かったせいか、最初は「やりがいが無い」「やりたくない」「つまらない」と正直思っていました。

周りに振るより自分でやった方が速い、と思いながらもメンバーに作業をお願いしていましたが、ミスしながらもどんどん上達していくメンバーを見ていくうちに、考え方が変わっていきました。

管理職は、周りの成長を感じて一緒に喜んだり楽しんだりできる瞬間が何よりもやりがいだと、今では感じています。
また同時に私自身も、周りから感化され、なるほどと感心させられながら成長させてもらっています。

今は保守開発がメインですが、将来的にはシステムの立ち上げ当初からリーダーとして参画したいと思っています。
また違った苦労があるでしょうし大変だと思いますが、経験を積んでいきたいです。

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