管理職体験談:管理職になりたてで手一杯だった日々。そしてある「事故」が起きて……。

[最終更新日]2019/05/28

体験談
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私のミスが無ければ起こらなかった事故。周囲の視線が痛かった……。

IT企業にてシステム開発、ホームページ作成などを行う部署のマネージャーをしております。

私の業務内容は多岐にわたり、作業全体の管理、システム設計、新人教育、クライアントとのやり取りなど、責任の伴うものです。

はるかずさん(男性 32歳)
職業
システムエンジニア
職種
IT
年収
秘匿
従業員規模
50人
地域
長崎県

Index

目次

システム開発会社で管理職になって。

元々人の上に立つのがあまり得意ではない性格で、学生の頃も学級委員などになるタイプではありませんでしたが、職場ではコツコツと平社員で頑張ってきたのが評価され今の立場になり、嬉しい半面プレシャーを感じながら仕事をしています。

ですが平社員の頃に感じられなかった達成感もありますし、私の事を慕ってくれる後輩も多く出来たので、以前よりも仕事のやりがいは感じられるようになりました。

仕事が生活の大半を占めていますが、休みの日にはしっかり家族との時間を作るようにしています。

チェックミスで、大きな失敗。

管理職になってから、トラブルが起きた時の責任の大きさを痛感します。
私ばかりでなく、部下のミスも私の責任です。精神的に辛い出来事もありました。

その中でも特に印象深い出来事が、私の最終チェックが疎かになってしまったために起きたトラブルです
新規のクライアントへのデモンストレーションだったのですが、システムにエラーがあり、テストが終了できなかったのです。

その場の空気は重たいものでした。
企業としての信頼も落としてしまいました。

後日、システム修正を加え無事に納品とはなったのですが、私の管理ミスが無ければ起こり得なかった事故です
深く反省しました。

不幸中の幸いと言いますか、今回の件で部下と団結し問題を解決できたのは良かったです。
作業工程を見直すきっかけにもなりました。

失敗から学んだこと。

仕事に対する余裕を持つことが必要と感じました。

どうすれば余裕を持つことが出来るのか、と考えた時に思ったのは、部下とのコミュニケーションをしっかりと取り進捗を確認することでした。

作業に取り掛かる前にスケジュールを立て、作業内容の説明、割り振りを行います。
ですがそれ以降は、部下の仕事が終わるのを待つだけの状態だったのです。

今回のトラブルも、部下が内容を理解できていないまま作業を進めたことと、私の最終チェックが甘かったことが原因です。

ただ部下の仕事を待つだけでは遅れやミスに気づくことができません。
部下の体調や、作業内容を理解できているかなど、きちんと気を配る必要があるのだと思いました。

部下一人ひとりときちんとコミュニケーションあってこそ、安定した運用ができるのだと思います。

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私の理想の管理職像。

私が理想とする管理職は「関根勤さん」の様な人です笑。

関根さんは冗談で場を和ませたり、きちんとした発言の説得力もあり、人徳がありますよね。
この人についていけば大丈夫!」そんな力があると思います。

私とは真逆の性格の人ですが、最も手本にしたい人です。

また、身の回りでも人のいいところを観察し、見習っていきたいと思います。
そうやって私なりの「いい上司」を目指している最中です。

部下と上司の距離感はなかなか難しいですが、日々精進していきたいです。

今後、私が目指していきたいこと。

部下一人ひとりがやりがいを感じ、気持ちよく作業が出来る環境を整えて行きたいと思っております。

今まで私が平社員としてやって来た時に感じた不満を忘れずに、その時に上司に求めていた事を私が実現したいと思っております。

管理職は会社と部下との板挟みで、辛い時もあります。

会社の暗い部分を見てしまう事も多い立ち位置ですが、それに負けずに、私についてきてくれる部下を守っていきたいです。

部下もそんな私を見てくれていると思いますし、私の次に続いて欲しいほしいという気持ちも大きいです。

トラブルも何とか乗り越えましたし、今まで以上に一致団結し、より大きな案件をこなしていきたいです。

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