管理職体験談:私の一挙手一投足が、施設の評価に繋がるということ。

[最終更新日]2019/10/11

体験談
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その方は手を焼いた入居者様。私の異動が決まった日。その方はすっと私に近づき、こう告げたのです。

私は現在、介護施設の施設管理の仕事をしています。
元々は介護職として勤めていたのですが、8年前より施設管理者になりました。

ヤットさん(女性 36歳)
職業
介護
職種
施設管理者
年収
従業員規模
25名
地域
埼玉県

Index

目次

冷静に、そして情熱を持って。

主な仕事内容は、施設のご見学案内から、入居のご契約、家族・苦情対応、職員管理など、施設運営に関わる全般です。
人手が足りない時には現場にも入りますので、いわば何でも屋です。

現在は介護施設のトップとして、全体の指揮をとりまとめています。

私の性格は、根っからの「負けず嫌い」だと思います。
「諦める」ことが自分自身許せず、何事にもチャレンジします。

あまり自分の感情は表立って出さないので、表面上はクールに、内面では情熱を持って仕事をしています。

趣味はサッカー観戦で、それが私のストレス発散にもなっています。

プライベートでは高校一年生の娘がいる、シングルマザーです。
娘と買い物に行くのも楽しみの一つです。

今でも忘れられない大切な一日。

私が施設管理者になってから、早くも3つの施設の管理に携わってきました。

特に二つ目の施設などはできたばかりの頃でしたので、立ち上げから対応をしてきました。

しばらくして辞令が渡され、ほかの施設への異動が決まった時。

入居者様

「なんであなたが異動しなくちゃいけないのよ」

と、ある入居者様からお声をかけられました。
その方はその施設の最初の入居者様で、私にとって思い出深い方でした。

その方は施設に慣れるまでのあいだに、かなり手を焼いた方でしたので。

入居者様

「あなたがいたから、ここに入ろうって思ったのに。新しい場所に私も連れてってよ」

行かないで、とその方は何度もおっしゃられました。

入居者様

「あなたが居たから、安心してここで生活が出来たよ」

常に心を込めて仕事をしてきましたが、ここまで感謝の言葉をいただいたのは初めてでした。
胸が熱くなり、同時に切なさもこみ上げ、涙が止まりませんでした。

今の仕事に就いてから一番うれしかった出来事であり、辛いときは今でもあの日のことを思い出すようにしています。

当時を振り返って、今思うことは。

お客様と初めに相対するのは管理者である私です。
お客様がその施設へ抱く印象も、私の対応次第で変わっていくのです。

私は常々

「笑顔を忘れずに仕事すること!」

と自分に言い聞かせながら仕事をこなしていました。
そのことが、あのように感謝の言葉をいただけることで報われたなと思います。

人と人との繋がりは、やはり信頼関係が最も重要になります。

信頼関係を作るために自分にできる事は何なのか、初めて施設に入られる方、ご家族様の気持ちを考えて行動する大切さ、重要さを学んだ気がします。

管理者としてガムシャラに働いてきましたが、この仕事の素晴らしさを実感し、かつこれからの立ち居振る舞いを考えるいいきっかけになりました。

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私が思い描く管理職の姿。

管理職はやはり、自分から動く事が求められると思います。
多くの従業員をまとめていくためには、何よりもまず管理職自身が手本を示さなければなりません。

そうする事で部下からも信頼してもらえますし、目標に向けて自ら動いてくれるようになると思います。

ただし、何事もやり過ぎは注意です。かえって部下の成長を妨げてしまうことになるかもしれませんので。

これまでもこれからも、私のこの姿勢は変わりません。

「管理職は、指示だけ出してれば良いんでしょ?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし実際には、部下の悩みやそれぞれの仕事の状況など、細かなところまで把握できていないと管理職は務まりません。

自分の目で見て確認し、一人一人に最適な指導方法を見つけること。
それが私の理想の管理職の姿です。

管理職・マネージャーとして、今後目指していきたいことは。

これからも自分のスタイルを維持しながら、自分の後を安心して任せられる人材を育てていきたいと思っています。

まだまだ私は働くつもりですので、私が退くのはまだ先の話になると思います。
しかし、これまでの経験を伝えることで、良い人材が集まり、私も共に成長していければと思っています。

そして、誰からも信頼され愛される存在になりたいです。
とは言っても、言うべき時はビシッと言います。そんな感じでこれからも働いていきたいですね。

介護業界は従業員の年齢層が広く、年上の方もたくさんいらっしゃいます。

年齢の垣根を越えた信頼関係を築くことを目標に、日々仕事をしていきたいです。

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