【おすすめ映画】『ザ・キング』働く人たちに改めて観てほしい映画#9

[最終更新日]2020/12/09

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ザ・キング

(C) https://www.vap.co.jp/

政治の場であれビジネスの場であれ、上を目指すならば常に避けられぬ闘いがあります。それが権力争いです。どの業界でも出世できる道は限られており、誰の下につき、誰を擁するかで自身の出世にも関わってきます。

時には裏切りや嫉妬にあうこともある、それが権力争いです。今回紹介するのは、そんな権力争いを一握りの成功者がひしめく検察という舞台で描いた韓国映画『ザ・キング』です。

ドロドロとした権力争いでありながら、キャラクターが個性的でハイテンション。決して重くなりすぎず、楽しく見れる新感覚政治劇です。本記事では、『ザ・キング』の見どころを、社会人の視点を交えて紹介します。

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Index

目次

映画『ザ・キング』の概要

タイトル ザ・キング
公開日 2018年3月10日
上映時間 134分
映倫区分 G
オフィシャルサイト https://www.twin2.co.jp/distribution/
スタッフ 監督:ハン・ジェリム
脚本:ハン・ジェリム
撮影:キム・ウヒョン
キャスト チョ・インソン
チョン・ウソン
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ザ・キング

調査日:2020/12/09

○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。

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ザ・キング
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1,990円
(31日間)
400円
(30日間)
933円
(2週間)
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(なし)
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(31日間)
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(30日間)
888円
(2週間)
1,017円
(2週間)
毎月貰える
ポイント
1,200円分 なし なし なし なし 1,080円分 1,300円分 500円分
詳細

映画『ザ・キング』のあらすじ・見どころ

映画『ザ・キング』のあらすじ(一部ネタバレあり)

ゴロツキの父のもとで育ち、自身も喧嘩に明け暮れる不良だったパク・テスはある日、父親が検事の男から一方的に殴られている姿を見て衝撃を受けます。人を刑務所に入れたり、死刑にしたりできる。だから脅して、父親すら殴ることができる。拳の強さではなく、権力こそが真の力だと彼は気づきました。

検事になることを決意したパク・テスは、打って変わって勉強に勤しむようになります。喧嘩をしながら勉強に励むパク・テスは、激動の歴史に巻き込まれつつもなんとか検事に合格。さらには運命的な出会いを果たした女性とも結婚し、順風満帆の人生を送ります。

しかし、地方都市に配属されたテスは小さな仕事に忙殺され、成功者は1%のほんの一握りという事実に打ちのめされるのでした。そんな中、テスは教師に生徒が強姦された事件に遭遇します。その事件は、犯人の父親が元国会議員であるということから、もみ消されていました。

検事をなめていると感じたテスは、正義感と怒りを燃やします。なんとか逮捕できるだけの証拠を揃え、起訴しようとした矢先、かつての先輩検事ヤン・ドンチョルがテスの元へ訪れます。彼が所属するのは、戦略部と呼ばれるエリートだけが所属できる部署。そして彼はこう持ちかけるのでした。

今の事件を不起訴にすれば、戦略部に所属できるよう口利きしてやる」と。

やがて事件を示談として処理したテスは、戦略3部の部長であり、次期検事長と噂されているエリート中のエリート、ハン・ガンシクと出会います。いまだ示談に納得していないテスをひっぱたいたガンシクは、「権力に寄り添え。ブライドを捨てろ」と怒鳴りつけます。

それを真理だと感じたテスは、彼に付き従えば、1%の成功者になれると確信します。プライドを捨てたテスは戦略三部に所属し、汚職と権力闘争にまみれた世界へと身を投じるのでした。




映画『ザ・キング』の見どころ

近年、韓国映画が国際的に注目されていることをご存知でしょうか。特に第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞・脚本賞を韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が受賞し、世界に衝撃を与えたことは記憶に新しいでしょう。

韓国映画と言えば、国を挙げてハリウッドの撮影を誘致をするなど、前向きに映画技術を学んできました。そのため、映画撮影の技術が非常に高く、社会派でありながら高い娯楽性を両立させた映画が多い印象です。

本記事で紹介する『ザ・キング』も競争率の高い韓国映画市場で動員530万を越える大ヒットとなりました。泥沼の権力争いという重いテーマをハイテンポかつハイテンションな語り口で描き、ドロドロしていながらノンストレスという奇跡的なバランスを発揮しています。

汚職検事として成り上がる仄暗い爽快感や、敵対部署との対立というサスペンスフルな緊張感など、様々な面白さがブレンドされています。そこに激動の韓国史も関わっており、社会派サスペンスとしての側面もあります。

検事という難解な題材を扱いながら、ハイテンションで誰にでも楽しめる痛快娯楽作となっているのはまさに韓国映画ならでは。旬の韓国映画の底力を感じることができる一本です。




韓国の大スターチョン・ウソンの魅力

本作のキーキャラクターとなるのが、エリート中のエリート検事であり、次期検事局長と目される男、ハン・ガンシクです。彼は、黒社会とつながりを持ち、自身が握る数多な犯罪の証拠を眠らせておくことで時に脅しに使い、時にもみ消し、時に注目を浴びるために使う、汚職検事です。

表面上は非常に知的で紳士的に見える男ですが、重要な決断を霊媒師に任せたり、怒ると飛び蹴りをしたりなど、エキセントリックな一面も持ち合わせています。

そんなガンシクを演じるのは、韓国を代表する大スターの一人、チョン・ウソンです。『私の頭の中の消しゴム』や『アシュラ』などで知られる実力派俳優で、日本でも高い人気を誇ります。

西島秀俊を想起させるマンダムな風貌を持ち、悪でありながら惹かれてしまうような色気が魅力的です。そんな彼の熱演も本作のみどころの一つです。




激動の韓国史と連動した展開

(C)2017 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & WOOJOO FILM All Rights Reserved.

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検事局と政治は切っても切り離せない関係にあります。本作では80~90年代当時の韓国史と連動しています。例えば大統領選の裏でも検事たちの様々なパワーゲームが絡んでいます。自分たちが擁する大統領候補と対立する政治家の不利な情報を流すことで、大統領選をコントロールするのです。

こうして当選した大統領は、自分を支持してくれた検事たちを出世させるのです。つまり、政治と検事のトップが繋がっているということになります。実在の出来事と連動させることで物語のリアリティラインを高め、娯楽性を保ちながら物語に厚みを生み出しています。

もしかしたら、どの国でもこのようなことが起こっているのではないか?というヒヤリとする展開が魅力的です。まさに、社会派サスペンスならではの緊張感です。

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社会人として観る『ザ・キング』

映画『ザ・キング』はエリート中のエリートが所属する検事の世界を舞台にした政治劇です。陰謀渦巻く苛烈な権力争いを描いた本作は、愉快で軽快でありながら、陳腐なものにはならない重厚感があります。それは、韓国現代史と重ね合わせたストーリーと、取材を重ねたハン・ジェリム監督による描写力によるものでしょう。

本項では社会派サスペンスでもある『ザ・キング』を、社会人の視点から学べる点をいくつか紹介します。

コネクションの大切さと危うさ

社会において大切なのは「人と人の繋がり」です。社会に身を置く人ほど、人は一人では生きられないことを実感しているでしょう。

本作の主人公、パク・テスは99%のその他大勢である検事に過ぎない存在でしたが、人の繋がりを得て出世していきます。エリートしか所属できない戦略3部に所属できたのも、先輩であるヤン・ドンチョルとの繋がりからです。

また、本作において最も大切な繋がりとして登場するのが『タクシー運転手 約束は海を越えて』などで知られるリュ・ジュンヨル演じるチェ・ドゥイルです。

彼は、主人公パク・テスの幼馴染で、暴力団「野犬派」のボスの右腕として登場します。野犬派は所得隠しのためにハン・ガンシクに金を上納し、ハン・ガンシクは検事として野犬派にとって邪魔なヒマワリ派を潰すという黒い協力関係にあります。

再会したドゥイルは「華々しい表舞台に立つ奴は手を汚しちゃだめだ。厄介なことや手を汚しそうなことは俺に任せろ」と告げ、テスを支えることを約束します。

こうして黒社会の後ろ盾を得たパク・テスは、ますます躍進を遂げます。しかし、全ての繋がりが自分にとって正しい関係であるとは限りません。

汚職に塗れた検事の世界に身を置くうちに、やがてパク・テスは大切なのものを見失っていきます。この男同士の閉ざされた関係性が育む危うい価値観を、現代では「ホモ・ソーシャル」と呼び、パワハラやセクハラに繋がるとされています。

ホモ・ソーシャルによって価値観を狂わされたパク・テスは一度どん底まで落ち、やがて再起するまでが描かれます。社会的サスペンスである本作はホモ・ソーシャルからの脱却も描いていると言えます。

しかし、再起する時に助けになるのも、やはり人との繋がりです。テスはどん底へ落ちた時にドゥイルに命を救われ、再起するきっかけとなります。

ドゥイルとの友情は、間違いなく本物だったのです。関係性の大切さと危うさ。両方を描いているのが映画『ザ・キング』です。どんな時も、その繋がりが自分のためになるかどうか。それを見極めるのが大切なことなのではないでしょうか。




政治映画として見る『ザ・キング』

社会に暮らす人として、政治の話は決して無関係ではありません。近年はより政治的な複雑さが増し、様々な政治的主張をする人が増えました。酒の場では政治の話はご法度。そんな言葉もよく聞きます。

しかし、どんな人でも、民主主義を大切に思う気持ちは共通するでしょう。韓国には、軍国主義から民主主義を自らの手で勝ちとったという歴史があります。そのため、韓国にはより民主主義の大切さを訴える映画が数多く存在します。

『ザ・キング』は前述した通り、検事としての仕事が政治に深く関わっていきます。様々な犯罪の証拠を握り、寝かしつけている主人公属する戦略3部は、大統領候補である金大中を擁立することとなります。そこで戦略3部は対立候補の不利となる情報を流すことで選挙をコントロールします。

こうして金大中候補は大統領となり、戦略3部の部長であるハン・ガンシクはより太いパイプを獲得します。つまり、本作では政治のトップである大統領と、犯罪を取り締まる検事が繋がっているということになります。もし、仮に大統領が不正を働いても、検事局と繋がっている限り、それが暴かれることはないでしょう。

ちなみに、この金大中大統領は実在の人物。韓国民主化運動の立役者の一人として知られている、韓国史において重要な存在です。そんな人すらあけすけに検事と繫がっていることを本作は描いています。

本作の監督を務めたハン・ジェリムは「権力者の立場で韓国を描く」と語ります。幸せの価値を権力で決める現代の韓国社会に危うさを感じており、国のために務める人々が権力で王になることに警鐘を鳴らしているのです。

このように『ザ・キング』は民主主義の不透明さの裏にある政治的な危うさも訴えています。本作では、それを映画として非常にわかりやすく、誰でも理解できるように表現されているのが印象的です。




主人公パク・テスの持つ不屈さ

映画『ザ・キング』は不屈のドラマでもあるます。そもそも検事自体がほんの一握りしかなれないエリート中のエリート。本作の主人公であるパク・テスは喧嘩好きの不良から一転、検事を目指すようになります。しかし、ただ勉強を頑張ればなれるわけではないのが検事というもの。

テスは、ソウル大学に合格するも学生運動に参加したと間違われて軍隊へ強制入隊させられます。しかし、テスは自身の出身地を誤魔化すことで前線へ送られることを回避し、勉学に時間を費やすよう工面します。

「諦めなければ夢が叶う」という言葉は陳腐に聞こえる人も多いでしょう。しかし、テスは諦めない上で、現状をどう打破するかを頭で考えて突き進みます。汚職に陰謀に裏切りなど、どこまでも汚れた検事の世界ですが、不屈の主人公が最後にどういった結末を迎えるか、是非その目で確かめてみてください。

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まとめ)軽快で痛快な社会派権力闘争サスペンス

韓国映画『ザ・キング』は2020年、アカデミー賞で注目された韓国映画『パラサイト 半地下の家族』と同様に、エンターテインメント性と社会性を両立させた作品です。

検事というエリート中のエリート集団の権力争いを描き、仕事にどう向かい合い、どんな責任を負うべきかが描かれています。度重なる取材を元に描かれた本作だからこそ、全てのビジネスの場に通ずるテーマが幾重にも散りばめられています。

人との繋がりがもたらす危うさと恩恵を描き、政治的なテーマにも踏み込んで描いている本作は、社会人として社会の物事についてどう向き合うかを考えるヒントになっています。

もちろん、仕事のストレスを発散するための痛快娯楽作として見ることもできます。それが社会派サスペンス映画『ザ・キング』です。

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