「まさかの展開・結末に驚いた」 おすすめ映画作品TOP10作品
[最終更新日]2022/12/15
あっと驚くような展開や結末の映画、おもしろいですよね。
ホラーやサスペンスでは、最後まで目が離せずハラハラ…。ミスリードのうまい映画には、「騙された…!」となりつつも、ハラハラドキドキが止まらない、まさに「非日常」の世界を味わうことができ、映画の醍醐味を感じることができます。
そこで本記事では独自にアンケートを実施し、「まさかの展開・結末に驚いた」おすすめ映画作品TOP10をご紹介。狂気の世界を垣間見るようなホラー・サスペンスから、感動する切ないラブストーリーまで、様々なジャンルの映画がランクインしています。
「映画の最後まで、ハラハラ・ドキドキを目一杯楽しみたい!」という方は、ぜひランキングを参考に選んでみてください。
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Index
目次
まずは、11位~20位までを紹介
まずは、惜しくもTOP10入りを逃したものの複数票を獲得した作品をご紹介します。
順位 | 映画名 | 票数 |
---|---|---|
11位 | “アイデンティティー” | 5票 |
12位 | メメント | 4票 |
12位 | ショーシャンクの空に | 4票 |
13位 | ゲーム | 3票 |
13位 | 22年目の告白 -私が殺人犯です- | 3票 |
13位 | ダンサー・イン・ザ・ダーク | 3票 |
13位 | ゴーン・ガール | 3票 |
13位 | 鑑定士と顔のない依頼人 | 3票 |
13位 | スマホを落としただけなのに | 3票 |
13位 | 今夜、ロマンス劇場で | 3票 |
TOP10は逃したものの、どれも名作の映画が揃っています。
美しいロマンスと展開に感動する『今夜、ロマンス劇場で』や、不遇な環境から脱出する姿に勇気をもらえる『ショーシャンクの空に』。驚きのどんでん返しがある『22年目の告白-私が殺人犯です-』など、どれも見始めたら展開や結末が気になってしまって目が離せなくなってしまうでしょう。
その他にもミステリーやパニック映画まで多様なジャンルが揃っています。
ここからはいよいよTOP10をご紹介していきます。どれも名作揃いなので、あなたの知っている映画や、観たことのある映画たちもきっとあるはずです。
10位 『パラサイト 半地下の家族』(6票)
【あらすじ】
キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。
2020年に公開された韓国映画『パラサイト 半地下の家族』。韓国の強い格差社会をコメディやサスペンス、スリル等様々な要素で描いた作品です。監督は『母なる証明』などを手掛け、完璧な構成やストーリー進行で有名なポン・ジュノ。
本作『パラサイト 半地下の家族』では、カンヌ国際映画祭にて高い評価を受け、韓国初のパルム・ドール賞を受賞しました。
高台の高級住宅地に住む富裕層のパク一家と、狭く薄汚れた半地下に住む貧困層のキム一家が主な登場人物。前半はコメディ要素も入れられつつキム一家がパク一家に寄生(パラサイト)する物語が描かれ、後半になるにつれてあっと驚く展開が待ち受けており、何度もあるどんでん返しに目が離せません。
映画内では緻密な構成や位置関係、セットなど、それぞれの場面に監督ポン・ジュノのこだわりを感じることができます。1度観たことのある方でも、注意深く観てみると随所にキーワードとなるものが散りばめられているのがわかり、何度でも楽しめるようになっていますよ。
『パラサイト 半地下の家族』をおすすめした人のコメント
- 「物語の中盤で驚くべき仕掛けが待っており、初めて見た時に「ヒィ??」と声を上げてしまった。」(28歳/女性)
- 「どんでん返しのさらにどんでん返しのような結末にドキドキハラハラでした。」(30歳/女性)
- 「最後まで展開が掴めず、どういう結末になるのか予想がつかなかった。」(27歳/女性)
パラサイト 半地下の家族
調査日:2020/07/02
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
6位(同率) 『シャッター アイランド』(7票)
【あらすじ】
精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズは、この孤島の怪しさに気付き始める……。
これまで多くの話題作を生み出した巨匠マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオが4度目のタッグを組んだ映画『シャッターアイランド』。原作は映画『ミスティック・リバー』でも知られる作家デニス・ルヘインによる同名小説です。
映画の舞台となるのは、「精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッターアイランド」。島の中で繰り広げられるスリリングな展開に、思わず引き込まれます。
ストーリー内では、伏線がいたるところに張られており、華麗に回収する点についても見事。2010年の公開時には「二度見キャンペーン」でも話題になりましたが、今回のアンケート結果でも、「結末がわかった後にもう一度最初から見直すとその綺麗な伏線に気づくことができ、2度楽しめる映画となっています。」とのコメントが。
まさに1度だけじゃなく、2度も3度も楽しめる映画の代表格といえるでしょう。
また、主人公テディを演じるディカプリオの不安定な演技も、本映画の魅力の一つです。
数々の伏線回収や怒涛のどんでん返しのラストには、驚きと同時に切なさも感じられます。物語のはじめには考えつかなかった結末から、まさに「まさかの結末・展開に驚いた」映画と言えます。
『シャッター アイランド』をおすすめした人のコメント
- 「ラストでディカプリオが放つ一言で更に衝撃を受けるから。」(29歳/女性)
- 「誰を信じたらいいのか、中盤は本当に惑わされる。」(35歳/女性)
- 「どんでん返しが素晴らしい映画ですが、結末がわかった後にもう一度最初から見直すとその綺麗な伏線に気づくことができ、2度楽しめる映画となっています。」(20歳/女性)
シャッター アイランド
調査日:2020/10/20
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
6位(同率) イニシエーション・ラブ(7票)
【あらすじ】
バブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。友人から合コンに誘われ、乗り気ではなかったが参加することにした大学生の鈴木は、そこで歯科助手として働くマユと出会う。華やかな彼女にふさわしい男になろうと、髪型や服装に気を使って鈴木は自分を磨く。二人で過ごす毎日を送ってきた鈴木だったが、就職して東京本社への転勤が決まってしまう。週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続けるが、同じ職場の美弥子と出会い、心がぐらつくようになる。
1980年代の男女の恋愛を描いた映画『イニシエーション・ラブ』は6位にランクイン。もちろん、ただの恋愛映画ではなく、ミスリードが満載で、キャッチコピーにも使われているように「最後の5分全てが覆る。あなたは必ず2回観る。」映画なのです。
原作は乾くるみの同名小説。監督はドラマ『TRICK』や『SPEC』、映画『20世紀少年』3部作などで大ヒットを放った、堤幸彦が務めました。
本映画で出てくる恋人同士の「鈴木(たっくん)」と「マユ」。ラストまで観なければ、本映画の衝撃に気づくことはできません。ところどころに散りばめられているミスリードが理解できたとき、なんともスッキリとした気分になれるはず。また、ラストを観た後には、そこはかとない恐怖も感じられるでしょう。
映画の舞台となった1980年代の雰囲気や恋愛模様も、スマホなどが発達して簡単に連絡のとれる現代とは違った良さを感じることができて楽しめます。また、「マユ」演じる女優・前田敦子のかわいいあざとさ全開の演技も必見です。
『イニシエーション・ラブ』をおすすめした人のコメント
- 「最後の最後まで騙されっぱなしでもう一度見たいと思える映画だからです。」(21歳/女性)
- 「見終わった後に「騙された!!」と必ず思える映画だからです。」(30歳/女性)
- 「男性側からみた女性の話だと思っていたら…」(26歳/女性)
イニシエーション・ラブ
調査日:2020/10/20
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
6位(同率) ミスト(7票)
【あらすじ】
ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド。軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。設備点検のために外に出た店員のジムが不気味な物体に襲われると、店内の人々は次第に理性を失いはじめ……。
衝撃のラストで話題を呼んだ映画『ミスト』。ホラー映画『シャイニング』『IT-イット-』の原作者として有名な小説家、スティーヴン・キングの『霧』が原作のSFホラー作品です。監督はフランク・ダラボンで、『ショーシャンクの空に』でもスティーヴン・キングとタッグを組んでいます。
舞台は、深い霧に急に包まれた小さな街の中にある、一軒のスーパーマーケット。そこで主人公デヴィッドと息子のビリーをはじめとした、買い物客たちと不気味な生物との戦いが始まります。不気味な生物にいつ襲われるか、常に恐怖にさらされた買い物客達の心身が徐々に消耗していく姿が、実にリアルです。
極限まで追い詰められた人間の行動や葛藤、集団心理の怖さも色濃く描かれており、現実世界ではありえないことながらも、末恐ろしさを感じずにはいられません。
パニックホラー独特の、ハラハラドキドキの展開を最後まで味わうことができる作品で、衝撃の結末が印象的と6位にランクインしました。異常な状況下の中で、常に最善を尽くしたデヴィッドに待ち受けるラストとは?知りたい方は、ぜひ一度観てみてくださいね。
『ミスト』をお薦めした人のコメント
- 「単なるホラーと思わせて最後に、運命の皮肉を味わうまれにみる作品。」(65歳/男性)
- 「最後のあっけなくてやるせないラストが印象的です。」(35歳/男性)
- 「まさかの鬱エンドで、記憶に残ること間違いなしです。」(30歳/男性)
ミスト
調査日:2020/10/20
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
6位(同率) SAW(7票)
【あらすじ】
老朽化した巨大なバスルームで目覚めた互いに面識のない2人の男は「6時間以内に相手を殺すか、2人とも死ぬか」というゲームを強要される。だが誰が何の目的で? 一方で、この犯人が他の被害者たちにもカミソリワイアーを張り巡らした密室、顎を砕くヘッドギアなどを用いた究極のゲームを仕掛けていたことが判明していく。
『SAW』は2004年に公開された映画で、公開以来ショッキングな映像と展開で一躍大ヒットを果たしました。残酷なシーンも多いとされ、R15指定となっています。
本作品のヒットの後、続きを描いた映画『SAW2』などが続々と公開され、2020年10月までに本作を合わせて8作品が『SAW』シリーズとして公開されています。監督を務めたのはジェームズ・ワン。本映画を皮切りに、現在はホラーやミステリー映画の監督として広く知られるようになりました。
映画は、老朽化した巨大なバスルームから始まります。そのバスルームの中央には血溜まりとともに死体が。そんな中2人の男性が生き残りをかけ、極限の状態のなかで犯人・ジグソウが設定したゲームに強制参加させられます。
終始逼迫したムードで展開し、続編でも続くジグソウの異常性がふんだんに描かれています。また、ラストで発覚するジグソウの正体には驚きを隠せないでしょう。
スリル満点のパニックホラーの代表格とも呼べる本映画。ショッキングな映像や演出に恐怖を感じつつも、無事に脱出できるのか、2人の展開が気になって目が離せません。狂気に包まれた究極の脱出ゲーム、観てみたい方はぜひ。
『SAW』をおすすめした人のコメント
- 「最後の最後、どこにいるのか分からない犯人の居場所が判明するそのシーンに、驚愕しました。」(42歳/女性)
- 「私は自宅で初めて見た時に、「へっ?!」と声が出てしまいました。」(26歳/女性)
- 「まさか犯人が×××なんて思いもしなかった。」(40歳/女性)
4位(同率) 君の膵臓をたべたい(9票)
【あらすじ】
高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに教師となった“僕”は、教え子の栗山と話すうちに、桜良と過ごした数カ月間の思い出をよみがえらせていく。高校時代の“僕”は、膵臓の病を抱える桜良の秘密の闘病日記を見つけたことをきっかけに、桜良と一緒に過ごすようになる。そして桜良の死から12年後、彼女の親友だった恭子もまた、結婚を目前に控え、桜良と過ごした日々を思い出していた。
美しく儚い、青春時代の恋愛映画の金字塔とも呼べるのが本映画『君の膵臓をたべたい』です。原作となるのは住野よる著の同名小説。累計発行部数は300万部を超え、アニメ映画でも大ヒットを果たしました。監督を務めたのは『君と100回目の恋』でも、青春時代を過ごす男女のラブストーリーを描いた月川翔監督です。
映画の内容は、余命1年と言われている明るくてクラスの人気者である桜良と、内気で人と関わらないように生きてきた“僕”の、切ないラブストーリーとなっています。関係を深めていく二人ですが、残された時間はどんどん少なくなっていく…。
「生と死」や、「1日を大切に過ごす」という当たり前ながら大切なことに、改めて気付かされる作品です。
余命僅かと言われた後も精一杯「生」を謳歌し、切ないながらも感動の恋愛を描いている作品は多くあります。しかし、『君の膵臓をたべたい』では、更に切なく残酷とも呼べるような展開が待ち受けており、それこそが本映画を多くの人に印象づけ、支持される理由となっているのです。
「このタイトルの意味を理解できたとき、より作品への愛着が深まる。」など、予想外の結末ながらも美しく切ない青春時代の恋愛を描ききった当作品は、多くの人から票を集めました。
『君の膵臓をたべたい』をおすすめした人のコメント
- 「死は平等に訪れると思わせられる残酷な展開は予想外過ぎました。」(23歳/女性)
- 「心の準備ができていなくて喪失感が半端なかったです。」(34歳/男性)
- 「インパクトのある作品名に惹かれるが、最後にはこのタイトルの意味を理解できたとき、より作品への愛着が深まる。」(20歳/男性)
君の膵臓をたべたい
調査日:2020/07/30
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
4位(同率) ユージュアル・サスペクツ(9票)
【あらすじ】
カリフォルニアの埠頭で麻薬密輸船が爆破されて27人が死亡し、現金9100万ドルが消えた。関税特別捜査官クイヤンは、ただ1人無傷で生き残った男キントを尋問する。6週間前、銃器強奪事件でニューヨークの警察に連行された5人の“常連容疑者”は釈放後に結託し、悪徳警官を襲撃して宝石を奪う。それを売りさばくためカリフォルニアへ向かった5人は、売人から新たなヤマを持ちかけられるが……。
謎解きと痛快などんでん返しが心地よい映画『ユージュアル・サスペクツ』。
『ミッション・インポッシブル』シリーズでも監督を務めたクリストファー・マッカリーが脚本を務め、ハッとさせられる伏線とその回収方法、癖になるどんでん返しと3拍子揃っており、公開から20年以上経ったいまでも根強い人気を誇ります。
登場人物は、主に銃器強奪事件の容疑者の5人。「カイザー・ソゼ」と呼ばれる、伝説のギャングの指示で麻薬密輸船に乗船しますが、船は爆破され、唯一の生き残りはキントのみ。その生き残りのキントが警官に尋問されている現在と、過去の追想で物語は進みます。
ストーリーのキーとなるのは、「カイザー・ソゼ」。誰も顔を観たことがなく、実態は掴めない。しかし亡霊のように、多くの人の恐怖・畏怖の対象として存在しています。果たしてこの人物は何者なのか?見事な伏線の回収、衝撃のどんでん返しには、動揺すると同時に興奮も得られ、癖になってしまう人も多いでしょう。
意外性のあるラストや、見事な伏線の回収に多くの票から集まり、4位を獲得しました。
『ユージュアル・サスペクツ』をおすすめした人のコメント
- 「気がつかない伏線があり観終わった後しばらくしてその回収に気がつきます。」(55歳/男性)
- 「最後の結末部分に入った所で画面の中を隅々まで見直したくなる感じ。」(34歳/女性)
- 「意外性とカッコ良さがミックスされた、爽快なラストだと思いました。」(46歳/女性)
ユージュアル・サスペクツ
調査日:2020/10/20
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
3位 セブン(10票)
【あらすじ】
退職を間近に控えたベテラン刑事サマセットと若手刑事ミルズは猟奇連続殺人事件の捜査にあたる。犯人はキリスト教における7つの大罪に基づいて殺人を繰り返していることが明らかに。やがてサマセットとミルズは容疑者を割り出すが、その人物に逃げられ、さらにミルズの素性が知られていたことも発覚する。そしてさらなる殺人事件が続いた後、驚愕の事態が……。
ダークな世界観のもとで描かれる、猟奇殺人を描いたサイコ・サスペンス『セブン』。当時は無名だったアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーの脚本を、監督デヴィッド・フィンチャーが読んで大絶賛し、本映画が撮影されることになりました。
主演の刑事2人を演じるのは、名優モーガン・フリーマンとブラッド・ピット。モーガン・フリーマンは聡明なベテラン刑事のサマセット役。ブラット・ピットは未熟な若手刑事のミルズ役をそれぞれ演じました。
本映画では、キリスト教における「7つの大罪」をモチーフに、殺人が繰り返されます。そこで出てくるのが、狂気に満ちた犯人ジョン・ドゥ(日本語でいう「名無しの権兵衛」)。巧妙な手口で逃げるジョン・ドゥと、翻弄されるサマセットとミルズ。
特に後半からラストシーンにかけては、全く読めない展開となり、最後までハラハラが止まりません。ギリギリの状態で選択を迫られるブラット・ピットの演技も必見です。
予想の斜め上をいくストーリーや暗澹たるラスト。その計算され尽くした結末こそが、公開から20年経った今でも傑作映画とよばれ、多くの人をひきつけてやまない理由なのでしょう。
『セブン』をおすすめした人のコメント
- 「途中から読めるような気もしたが、その斜め上をいく結末に衝撃を受け、今でもすすめる映画のベスト5に入れている。」(45歳/女性)
- 「これを超えるラストの衝撃にはいまだ出会えていません。」(26歳/男性)
- 「7つの大罪をアレンジしているが最後の大罪二つがとてもよくできている。」(50歳/男性)
- 「後半は徐々に犯人の狂った部分(いい意味)が見えてきてすごく不快。」(29歳/女性)
- 「犯人のジョン・ドゥの仕掛けてきた罠には戦慄しました。」(26歳/男性)
セブン
調査日:2020/10/20
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
2位 『コンフィデンスマンJP』シリーズ(12票)
【あらすじ】
天才的な知能を持つが詰めの甘いダー子と、彼女に振り回されてばかりのお人よしなボクちゃん、百戦錬磨のベテラン詐欺師のリチャードの3人の信用詐欺師は、香港マフィアの女帝ラン・リウが持つと言われる伝説のパープルダイヤを狙い、香港へ飛ぶ。3人がランに取り入るべく様々な策を講じる中、天才詐欺師ジェシーも彼女を狙っていることが判明。さらに以前ダー子たちに騙された日本のヤクザ・赤星の影もちらつきはじめ、事態は予測不可能な方向へ展開していく。
いい意味で予想をどんどんと裏切る、痛快などんでん返しが魅力の『コンフィデンスマンJP』。2018年のテレビドラマ放送以来たちまち人気となり、映画も2020年10月までに2作品公開されています。
個性の強い3人のコンフィデンスマン(詐欺師)のダー子、ボクちゃん、リチャード。終始このあだ名で互いを呼び合うコンフィデンスマン達のかけ合いや、ストーリーのテンポの良さで終始楽しく観ることができます。
何重にも張り巡らされたミスリードにはまさに脱帽。観た後には、心地よい「騙された!」を感じられます。
「悪事を働いてお金稼ぎをしている悪者から、金銭を頂戴する」まさに現代版ネズミ小僧とも言えるかもしれませんね。だからこそ痛快で、多くの人から人気を得られるのでしょう。
出演しているコンフィデンスマン3人をはじめとして、映画には豪華俳優陣が出演しています。一流俳優達の「騙し・騙される」演技も必見です。
『コンフィデンスマンJP』シリーズをおすすめした人のコメント
- 「詐欺師同士の掛け合いが面白いから」(30歳/女性)
- 「どこから騙されているのか、分からない。気がついたら騙されている。」(46歳/男性)
- 「見終わった後にはあまりのどんでん返しに驚いて、とても満足感がありました。」(28歳/女性)
- 「天才詐欺師集団のテクニカルな心理戦に視聴者も騙されるため。」(28歳/女性)
- 「え、そんなところから騙されてたの?!と驚きの連続です。」(27歳/女性)
コンフィデンスマンJP
調査日:2020/10/20
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
1位 シックス・センス(32票)
【あらすじ】
これまで多くの子どもたちを救ってきた小児精神科医マルコム。ある夜、10年前に担当した患者ビンセントがマルコムの自宅を襲撃し、彼を銃撃した後に自ら命を絶つ。完治したはずのビンセントを救えなかったことは、マルコムの心に大きな影を落とした。1年後、マルコムは8歳の少年コールのカウンセリングを担当することに。コールは誰にも言えない秘密を抱えており、周囲に心を閉ざしていた。2人は交流を続けるうちに心を通わせていき、ついにコールはマルコムに秘密を打ち明ける。なんとコールは、死者の姿が見えるというのだった。
ただのどんでん返し映画ではない、感動の涙必至のホラーが、第1位『シックス・センス』です。
「疑問や悲しみが癒やされていくラストで、救いがありました。」というコメントにあるように、登場人物それぞれの苦しみや悩み、葛藤が、お互いのかかわり合いによってほぐれていき、なんとも感動的なラストに着地します。
名優ブルース・ウィリス演じる精神科医マルコムと、本作のほか『A.I.』の出演で天才子役として知られるハーレイ・ジョエル・オスメント演じる幽霊の見える少年コール。お互いに苦しみや悩みを抱えていましたが、関わりあうことで悩みを昇華させ、本来のあるべき姿にたどり着くことができました。
この映画が名作と呼ばれる所以は、ストーリーや結末はもちろん、叙述トリックの素晴らしさです。見せたくない場面を上手に隠した上で、ラストまで気づかせない。しかし、気付いたときにはもう一度観たくなってしまう。すべてが完璧に計算しつくされて創られており、そこに気付いた観客は衝撃とともに、深い感銘を受けるのです。
映画の構成や演出のうまさ、そしてホラー映画ながら観る人すべてに感動を与えるストーリー。どれをとっても素晴らしく、堂々の1位という結果になりました。
『シックス・センス』をおすすめした人のコメント
- 「この結末を知った上で、もう一度最初から見たくなるよくできた映画。」(48歳/男性)
- 「最後に物語の全てが明かされる意外性が衝撃的。」(45歳/女性)
- 「映画館で観て本当にうわ?そういうことか!と衝撃を受けました。」(47歳/女性)
- 「これまでで一番驚かされた映画です。」(37歳/男性)
- 「疑問や悲しみが癒やされていくラストで、救いがありました。」(46歳/女性)
シックス・センス
調査日:2020/07/30
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
まとめ)二度見必至の「まさかの展開・結末に驚いた」映画
「まさかの展開・結末に驚いた」映画を、ランキング形式でご紹介してきました。
驚きのラストやどんでん返しは、どれも監督や脚本による複雑な構成や演出、そして出演俳優の演技が積み重ねられた上で展開します。だからこそ「騙された!」と思っても、痛快でおもしろく感じ、また観たいと思ってしまうのでしょう。
今回ランクインした作品は、全てがハッピーエンドというわけではありませんが、どれも深い意味を持って私たちに問いかけているような内容のものばかりです。1度観たことがある映画でも、時間が経ってから観ることで、新たな発見や気付きが生まれたり、心を動かされたりすることもあるでしょう。
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