「 この悪役がすごい！」 おすすめ映画作品TOP10
［最終更新日］2022/12/15
近年、映画の悪役が注目されていることをご存知でしょうか。ディズニー映画では『マレフィセント』、アメコミ映画では『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒覚醒 BIRDS OF PREY』や『ヴェノム』などを筆頭に、悪役を主人公としたオリジン映画が数多く作られています。
悪役とは主人公と対になる存在。光があれば闇があるように、悪役がいなければ映画は成立しません。そんな悪役の存在感は、時に主人公を凌駕することもあります。
本記事では300人を対象にアンケートを実施。「この悪役すごい！」となる映画を集めました。清廉潔白なものより酸いも甘いも嚙み分けたダーティーなものが好き。そんな方は是非参考にしてください。
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Index
目次
- まずは、11位～20位までを紹介
- 10位（同率） 『悪の教典』 蓮実聖司（4票）
- 9位（同率） 『カイジ 人生逆転ゲーム』 利根川幸雄（4票）
- 9位 『マレフィセント』 マレフィセント（5票）
- 8位 『スーサイド・スクワッド』 ハーレイ・クイン（6票）
- 7位（同率） 『ターミネーター2』 T-1000（7票）
- 6位 『ハリー・ポッター』シリーズ ヴォルデモート卿（9票）
- 5位 『羊たちの沈黙』 ハンニバル・レクター（15票）
- 3位（同率） 『ジョーカー』 ジョーカー（17票）
- 3位（同率） 『レオン』 ノーマン・スタンスフィールド（17票）
- 2位 『スター・ウォーズ』シリーズ ダース・ベイダー（18票）
- 1位 『ダークナイト』 ジョーカー（29票）
- まとめ）悪役こそが映画の花形
まずは、11位～20位までを紹介
まずは、惜しくもTOP10入りを逃したものの複数票を獲得した作品をご紹介します。
| 順位 | 映画名 | 票数 |
|---|---|---|
| 11位 | プラダを着た悪魔 | 3票 |
| 11位 | パイレーツ・オブ・カリビアン シリーズ | 3票 |
| 11位 | るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編 | 3票 |
| 11位 | セブン | 3票 |
| 11位 | IT シリーズ | 3票 |
| 11位 | 冷たい熱帯魚 | 3票 |
| 11位 | 凶悪 | 3票 |
| 11位 | ユージュアル・サスペクツ | 3票 |
| 11位 | ダイ・ハード | 3票 |
| 11位 | ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY | 3票 |
| 11位 | チャイルド・プレイ シリーズ | 3票 |
アクションにホラー。洋画に邦画など、ジャンル国籍問わず多種多様な映画が揃いました。どの作品にも共通するのは、やはり印象的な悪役が存在することでしょう。
『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』は志々雄真実という強烈で圧倒的なキャラクターを藤原竜也が演じ、アクションでもホラーでもない『プラダを着た悪魔』は悪魔的な編集長をメリル・ストリープが演じ数多の演技賞を受賞。
このように、時代もジャンルも国籍も問わない悪役の魅力。
続いてTOP10にランクインした「この悪役がすごい！」となる作品を、映画の魅力とともにご紹介していきます。
10位（同率） 『悪の教典』 蓮実聖司（4票）
『悪の教典』は、第1回山田風太郎賞受賞、第114回直木賞にノミネートされた人気小説を原作にした実写化映画です。
監督は『オーディション』などで知られるホラー映画の名手、三池崇史。世界に名を轟かすベテラン監督による手腕によって、名作小説が綿密に、より恐ろしく実写化されています。そんな本作で圧倒的な悪のキャラクターとして君臨するのは、伊藤英明演じる蓮見蓮司です。
蓮見蓮司は整った容姿と明るく誠実な性格で生徒に大人気の教師。しかし、その本性は他者への共感能力が欠落し、己の利益のためなら簡単に人を殺す。すなわちサイコパスと呼ばれる性質を持つ男なのでした。
本作で蓮見蓮司は己の障害となる教師や生徒を次々と殺害します。そんな蓮見蓮司を伊藤英明が熱演。蓮見蓮司の邪悪さを中心に物語が展開される本作は、まさに悪役のための映画でしょう。
とにかく蓮見蓮司の邪悪さに目が離せないという声が多く、見事TOP10にランクインしました。
『悪の教典』をおすすめした人のコメント
- 「本当にただただ正真正銘の一切同情する余地のない悪党でした。」（36歳/女性）
- 「ゲームのように生徒たちを殺していく姿、他人事のような感覚を持ったまま捕まっていく姿に消えない凶悪さを感じられます。」（37歳/女性）
- 「普段の彼は学校からも生徒からも信頼を寄せられているという二面性を持っているからこそ、その切替やふとしたときに現れる狂気に目が離せなくなります。」（28歳/女性）
悪の教典
調査日:2020/10/09
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
9位（同率） 『カイジ 人生逆転ゲーム』 利根川幸雄（4票）
『カイジ 人生逆転ゲーム』は、福本伸行により1996年から連載され、未なお熱い人気を誇るギャンブル漫画『賭博黙示録カイジ』を原作にした実写化映画です。監督を佐藤東弥が務め、主人公のカイジ役を『デスノート』などで知られる演技派俳優・藤原竜也が務めました。
本作の主人公カイジは自堕落でズボラな青年ですが、極限の状況下では並外れた度胸と洞察力で勝機を見出す男です。まさに主人公らしい突破力に優れたキャラクター。そんなカイジの前に立ちはだかるのがこの男、香川照之演じる利根川幸雄です。
利根川は大企業「帝愛グループ」の幹部であり、ほぼ全編にわたって闇のギャンブルを取り仕切る存在。時に社会の本質を痛烈に切り込む弁舌で闇ギャンブルに挑む負債者を突き動かし、時に自らカイジにギャンブルを挑む気高さを持っています。
そんな利根川は漫画ではスピンオフ作品を持つほどの大人気キャラクター。社会の真理を衝くような弁舌や、利根川を演じる香川照之の熱演から票を入れる人も多く、9位にランクインしました。
『カイジ 人生逆転ゲーム』をおすすめした人のコメント
- 「みんなが心のどこかで「そうかもしれない」と思っているお金と世界の後ろ暗い真理を、ズバズバと言うからです」（24歳/男性）
- 「香川照之さん演じる悪役がヤバすぎです。演技も凄みがあって惹かれますし、落ちていく様もなかなかすごくて見応えがあります。」（32歳/女性）
- 「利根川のセリフは発破をかけて奮い立たせてくれるのです。きれい事抜きで世界の真理を吐き、弱者にははっきりとそのレッテルを貼り付け見世物にする。身を引き締められるこの悪役に心惹かれます。」（24歳/男性）
カイジ 人生逆転ゲーム
調査日:2020/10/09
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9位 『マレフィセント』 マレフィセント（5票）
ディズニー映画は古来より、プリンセスや主人公と対になるような魅力的なキャラクターを創り続けてきました。そんなディズニー映画の悪役の魅力に取りつかれたのが世界的大スターアンジェリーナ・ジョリー。彼女が「ディズニーで一番好きなキャラクターだ」と語るのが、『眠れる森の美女』に出てくる恐ろしき魔女、マレフィセントです。
映画『マレフィセント』はディズニー映画を代表する悪役を主人公にし、彼女の視点で名作『眠れる森の美女』を再構成した物語となっています。そこで語られるのは、マレフィセントが巻き込まれた陰謀や裏切り。愛を失った彼女は、自身を裏切ったステファンの娘、オーロラ姫に呪いを授けるのでした。
稀代の悪役、マレフィセントの悲しみと深い愛を知れる本作は、ディズニー作品をより多面的に捉えられる作品として高い評価を得ました。マレフィセントの新たな一面が知れることや、アンジェリーナ・ジョリーの美しく魅力的な熱演が多くの票を集めました。
『マレフィセント』をおすすめした人のコメント
- 「いつもならヴィラン側が注目されることはないのでとても新鮮な映画だった。」（26歳/女性）
- 「マレフィセントの意外な一面がとても印象的で大好きな悪役です。」（40歳/女性）
- 「悪役なのに美しすぎるし、クールだけど本当は優しい面もあるところが魅力的でした。」（24歳/女性）
マレフィセント
調査日:2020/10/09
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8位 『スーサイド・スクワッド』 ハーレイ・クイン（6票）
今、映画界でシェアード・ユニバースと呼ばれる映画方式が爆発的な流行を見せています。単体の作品がそれぞれ世界観を共有している作品群のことを指す言葉で、代表的なのはマーベルコミックの実写化シリーズである「マーベル・シネマティック・ユニバース」でしょう。その対となる人気を誇るのが、DCコミックの「DCエクステンデッド・ユニバース（DCEU）」です。
そんなDCEUから、アメコミの悪役（ヴィラン）を集結させたザ・悪役映画が『スーサイド・スクワッド』です。悪役だけの映画を作れるのはまさにユニバース映画ならではの発想。そんな本作に登場するのが、あの悪役界のカリスマ、ジョーカーの恋人として知られるハーレイ・クインです。
ハーレイ・クインはジョーカーに恋したことで正気を失い、共に悪に堕ちてしまったヴィラン。そんなハーレイ・クインを本作では大人気女優マーゴット・ロビーが熱演。「悪カワヒロイン」としてその後『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』で主演を務めるなど、非常に高い人気のキャラクターです。
『スーサイド・スクワッド』をお薦めした人のコメント
- 「ジャレット・レトのジョーカーと、マーゴット・ロビーのハーレイ・クインのカップルがかなりぶっ飛んでて素敵。」（34歳/女性）
- 「まさかあんな可愛い子が暴れまわるとは思わなかったから」（27歳/男性）
- 「時折見せるジョーカーへのひたむきで一途な愛など、普通の女の子の顔にグッときます。」（24歳/女性）
スーサイド・スクワッド
調査日:2020/10/09
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7位（同率） 『ターミネーター2』 T-1000（7票）
名作と飛ばれる映画史に残る映画は、ほぼ必ずと言っていいほど魅力的な悪役が存在します。
ジェームズ・キャメロン監督『ターミネーター2』は説明不要の映画なのではないでしょうか。アーノルド・シュワルツェネッガー演じるターミネーターとエドワード・ファーロング演じる少年ジョン・コナーの絆を描いた不朽の名作です。
そんなジョン・コナーを付け狙うのが、液体金属のボディを持つ新型ターミネーター、T-1000です。当時の最新技術を駆使し表現したボディが変形する液体金属の不気味さと、決して獲物を諦めない機械の冷酷さが多くの観客の心をわしづかみにしました。
歴史的大スター、アーノルド・シュワルツェネッガーの存在感に負けず劣らず印象的な悪役となりました。筋骨隆々なシュワルツェネッガーに対して線の細いビジュアルも非常に様になっています。
機械の冷酷さや猛禽類を思わせるクールさが魅力で数多くの票を集め、見事7位にランクインしました。
『ターミネーター2』をおすすめした人のコメント
- 「背筋が凍るような気味の悪さがあるけれど、研ぎ澄まされた感じが魅力的でした。」（47歳/女性）
- 「最新の液体金属型ターミネーターという設定で、銃で撃っても死なないし自在に形を変えてどこまでも追ってくるのが本当に怖かったです。」（28歳/女性）
- 「それまで見たこともない、形状を変える事ができる人型兵器が、とてもクールに感じました。」（37歳/女性）
ターミネーター2
調査日:2020/10/09
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6位 『ハリー・ポッター』シリーズ ヴォルデモート卿（9票）
悪役には様々な魅力が存在しますが、その中でもどこまでも徹底的に邪悪なカリスマとしえ描かれているのがヴォルデモート卿ではないでしょうか。大人気小説の実写化である『ハリー・ポッター』にはシリーズを通して最大の悪として君臨する存在がいます。それがヴォルデモート卿です。
ヴォルデモート卿はまさにシリーズの主人公であるハリーと対になる存在。物語のはじまりで赤ん坊であるハリーを殺そうとした際、母の愛の魔法によって失敗したヴォルデモート卿は全ての力を失います。
この時より発生したヴォルデモート卿とハリーの因縁は、まるで運命の輪のようにつかず離れずついて回ります。同じ魔法使いとマグル（魔法を使えないもの）のハーフであるヴォルデモート卿とハリー。似たような境遇であるからこそ、正反対な邪悪さはより際立ちます。
ヴォルデモート卿がいるからこそ、ハリーは物語の主人公であり、ハリーがいるからこそヴォルデモート卿は魅力的な悪役なのです。まさに悪役と主人公の理想的な関係と言えるのではないでしょうか。
『ハリー・ポッター』シリーズをおすすめした人のコメント
- 「すごい悪いやつなのですが、ヴォルデモートというキャラクターがいなければハリーポッターは成り立たないと思います。」（31歳/女性）
- 「ヴォルデモート卿は見た目からして悪役で性格も怖くてこの人にかなう悪役はいないと思います。」（24歳/女性）
- 「非常に冷酷でありながらも人を惹きつけるカリスマ性のようなものを持った悪役だと思います。」（33歳/女性）
ハリー・ポッターと賢者の石
調査日:2020/05/11
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5位 『羊たちの沈黙』 ハンニバル・レクター（15票）
映画『羊たちの沈黙』は、連続殺人事件を追う女性FBI訓練生と、彼女にアドバイスを送る元精神科医の猟奇殺人鬼の交流を描いた映画です。本作は批評的にも興行的にも大成功を収め、アカデミー賞で作品賞をはじめとした主要賞を総なめにしました。
しかし、それ以上に本作で語られることが多いのは、映画史に残るアイコニックなキャラクター、ハンニバル・レクター博士を生み出したことでしょう。元精神科医で、人の内臓を食べる猟奇的食人鬼でもあるレクター博士は、その破滅的な存在感から2003年の「アメリカ映画100年の悪役ベスト100」で堂々の1位に輝きました。
そんなハンニバル・レクターを演じるのは名優アンソニー・ホプキンス。この作品でアカデミー賞を獲得。多くの観客の心を惑わす怪演を見せてくれます。
また、2013年には博士の若い頃を描いたTVシリーズ『ハンニバル』が製作されました。ハンニバル・レクター博士を北欧の至宝マッツ・ミケルセンが演じ、その妖しく色っぽいレクター博士に熱狂的な人気を獲得。いまなおハンニバル・レクターの名が衰えぬことを知らしめました。
『羊たちの沈黙』をおすすめした人のコメント
- 「悪役のハンニバル・レクターの頭の良さが狂気的で猟奇的！とても怖いです。」（29歳/女性）
- 「気高く品がありながら静かに恐ろしい抑えた演技がさらにレクター博士の底知れぬ恐ろしさを感じさせる。」（47歳/女性）
- 「完全なる悪人ゆえに、どこか畏敬の念を感じさせる悪役でした。」（46歳/男性）
羊たちの沈黙
調査日:2020/08/17
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3位（同率） 『ジョーカー』 ジョーカー（17票）
2019年は話題の映画が数多く公開される年となりましたが、その中でもひときわ話題を集めたのがトッド・フィリップス監督の『ジョーカー』です。そう、あのバットマンの永遠の宿敵で、映画界の中でも伝説的アイコニックなキャラクターとして知られるジョーカーのオリジンストーリーが描かれました。
そんな本作はコミック的な作風が一切なく、リアルな貧富の差を浮き彫りにし、その社会構造に押しつぶされそうな一人の男を描いています。どこまでも重々しく、現実を痛烈に切り取った映画です。そんな中で主人公アーサー・フレックがジョーカーとして変貌していく姿は悲劇か、喜劇か、それは人それぞれでしょう。
本作でジョーカーとなる男アーサーを演じるのは個性派俳優として知られるホアキン・フェニックス。骨から染み出るような狂気の存在感はアカデミー賞主演男優賞を受賞。『ダークナイト』で話題となったジョーカーと違い、カリスマ知能犯としての側面はありませんがその存在感は超一級。
アメコミ映画を格式高いものとして切り開いたエポックメイキングな作品です。
『ジョーカー』をおすすめした人のコメント
- 「悪役としてというよりも悪役よりもさらに上の存在のような気がしたからです。」（35歳/男性）
- 「悪役ながら惚れ込むほどのバックグラウンドとストーリーがあって素晴らしい。」（45歳/女性）
- 「悪役なのだが可哀想な部分もあり人生の大変さ理不尽さなど深く考えさせられた作品でした。」（26歳/女性）
- 「人間味が溢れていて心に突き刺さる、誰もが悪役になってしまうと思わされる衝撃の作品」（31歳/女性）
- 「余りにも救いのない生い立ちに、心を動かされた。」（29歳/男性）
ジョーカー
調査日:2020/10/09
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3位（同率） 『レオン』 ノーマン・スタンスフィールド（17票）
映画界には様々な悪役キャラクターが存在しますが、彼ほど自分の邪悪ぶりを楽しんでいる男はいないでしょう。リュック・ベッソン監督の『レオン』は、名作映画としていまだ語られることの多い映画です。そんな本作の悪役が、ノーマン・スタンフィールドです。
彼は、本作の主人公の一人である少女マチルダの父親が麻薬密売組織の商品を横領していることに気が付き、マチルダのアパートを襲撃します。麻薬を摂取し、ハイになりながら登場するシーンはまさに衝撃。そのまま踊るようにマチルダの家族を惨殺するシーンは映画史に残るものとなりました。
非常にエキセントリックなキャラクターで、ある意味一番人生を謳歌している悪役です。演じる名優ゲイリー・オールドマンは、その一挙手一投足全てから目が離せない演技を見せてくれます。
異常ながらも様になる振舞いや奇天烈なキャラクター、ゲイリー・オールドマンの怪演から数多くの票を集め、見事3位にランクインしました。
『レオン』をおすすめした人のコメント
- 「第二の主人公と言ってもいいくらいの怪演で、彼の存在感があるからこそこの映画が名作として語り継がれているのだとおもいます。」（32歳/女性）
- 「彼の脅しの仕方、薬の飲み方、銃のぶっぱなし方、そのすべてが異常で、しかもなぜかかっこいいです。」（36歳/女性）
- 「画面を通して悪い奴と言う感じがしてきます。特に震えながら怒るシーンなど。」（37歳/男性）
- 「ゲイリー・オールドマンの狂気に満ちた演技がすごかった。」（41歳/女性）
- 「本当に最悪な悪人の役だった！リアル！」（38歳/女性）
レオン
調査日:2020/10/09
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
2位 『スター・ウォーズ』シリーズ ダース・ベイダー（18票）
このタイトルを見ると、誰もがあの印象的なテーマ曲が流れてくるのではないでしょうか。それほどまでに世界的に浸透した悪役は彼しかいないでしょう。映画『スター・ウォーズ』シリーズのカリスマ的悪役、シスの暗黒卿、ダース・ベイダーです。
『スター・ウォーズ』シリーズの初代三部作で、ジェダイとして銀河を救おうとするルーク・スカイウォーカーの前へと幾度も立ちはだかる悪役です。日本の甲冑を思わせる特徴的なシルエットに機械的なものを感じさせる吐息。全てがユニークで唯一無二の存在感を醸し出します。
また、心の奥底では善悪の狭間で悩むなど、ただ印象的なだけでなく非常に奥行きのあるキャラクターです。その人気からプリクエル・トリロジーではダース・ベイダーのオリジンストーリーが描かれています。
これほど世代や国籍を問わず浸透しているキャラクターは他にはいないでしょう。やはり、ダース・ベイダーこそが世界最高峰の悪役だと選ぶ人が多かった印象です。
『スター・ウォーズ』シリーズをおすすめした人のコメント
- 「ダースベイダーの衣装とあの声がとてもかっこいい。」（37歳/女性）
- 「ダースベイダーになってしまった過程を知ると、情がわいてくるから。」（39歳/女性）
- 「姿形だけでなく吐く息音さえも個性的で、主人公よりも魅力的な悪役でした。」（40歳/男性）
- 「とてつもなくインパクトと存在感があるダース・ベーダーは私にとっての「悪役」の最高峰だからです。」（41歳/男性）
- 「ダークサイドに落ちてからも、自分の中の正義の心とダークサイドの二面性に苦しむ悲劇のヒーロー感が堪らないです。」（25歳/男性）
1位 『ダークナイト』 ジョーカー（29票）
3位で魅力的な悪役として紹介した『ジョーカー』ですが、そのジョーカーがより広く知られるようになったのがバットマンを主人公とした映画『ダークナイト』です。監督を『TENET テネット』のクリストファー・ノーランが務めました。
本作のジョーカーは映画『ジョーカー』のジョーカーと違い、そのオリジンは謎に包まれています。口を開けば自身の出自を語りますが、その内容は相手によってバラバラ。まるで自分の存在すらもジョークだと言わんばかりの語り口です。
そんなジョーカーを演じたのは名優ヒース・レジャー。彼は、このジョーカーを演じた直後に惜しくも亡くなりました。そんな彼の演じるジョーカーはどこまでも邪悪でカリスマ的。まるで魂を貪るような存在感がスクリーンを通り越してこちらに突き刺さってくるようです。
ヒース・レジャーは本作でアカデミー助演男優賞を獲得。全ての一挙手一投足が見る者を魅惑する唯一無二の悪役です。
『ダークナイト』をおすすめした人のコメント
- 「悪役としてこれ以上ないほどに感情のないジョーカーの悪業の数々、見ていてゾッとしました。」（26歳/男性）
- 「圧倒的なオーラで強者感がすごかったです。」（23歳/男性）
- 「ジョーカーの喋り方、動き、立ち振る舞いが癖になり、台詞も名言が幾つもあり考えさせられます。」（23歳/男性）
- 「ダークナイトの主人公はもちろんヒース・レジャー演じるジョーカー。ですよね…？」（29歳/女性）
- 「彼なりの美学があるところに加えて、なによりも彼がただの人間にもかかわらず、バッドマンを追い詰めるところが魅力です！」（30歳/男性）
まとめ）悪役こそが映画の花形
以上が「この悪役がすごい！」おすすめ映画TOP10の紹介でした。このランキングを見れば、映画がどれだけ悪役という存在に支えられているのかがわかるのではないでしょうか。
まさに悪役は映画の柱。悪役が輝いているからこそ、映画もより一層輝いて見えるのです。時に観客の心の奥底の言葉を代弁してくれる悪役は非常に魅力的に映ることもあります。しかし、入れ込みすぎにはご用心を。彼らはあくまで悪の存在なのですから。
というわけで「この悪役がすごい！」おすすめ映画TOP10は魅力的な映画が揃いました。
気になる作品があれば、是非チェックしてみてください。
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