あなたの人生観を変えた映画TOP10 ~女性編~
[最終更新日]2023/03/11
私たちは、一人ひとりが違う人生観を持っています。これまでの人生を経て「どのような人生を自分は歩みたいのか」を考えたときに、生活や行動に与える影響も大きいはずです。
時に映画は、様々な人生を疑似体験する機会にもできるのです。
仕事やお金、愛情や対人関係など、様々なテーマで描かれる映画は、新たな人生観を見つけるのにぴったりと言えるでしょう。
本記事では「あなたの人生観を変えた映画」のWebアンケートを300人の女性に実施。TOP10に選ばれた映画をランキング形式でご紹介していきます。どれも心が震え、胸がいっぱいになるような内容の映画ばかり。あなたの人生観のアップデートにも良い影響を与えてくれるでしょう。
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Index
目次
まずは、11位~20位までを紹介
まずは、惜しくもTOP10入りを逃したものの複数票を獲得した作品をご紹介します。
順位 | 映画名 | 票数 |
---|---|---|
11位 | レ・ミゼラブル | 4票 |
11位 | かもめ食堂 | 4票 |
11位 | 世界の中心で、愛をさけぶ | 4票 |
11位 | バック・トゥ・ザ・フューチャー | 4票 |
15位 | 千と千尋の神隠し | 3票 |
15位 | 万引き家族 | 3票 |
15位 | ボヘミアン・ラプソディ | 3票 |
15位 | グリーンマイル | 3票 |
15位 | プリティ・ウーマン | 3票 |
15位 | 冷静と情熱のあいだ | 3票 |
日本映画から洋画、アニメと多数のジャンルの作品が集まりました。
例えば『レ・ミゼラブル』は、普遍的な愛の力が壮大なミュージカルとともに描かれ、『ボヘミアン・ラプソディ』では夢や仕事のほか、死生観についても考えさせられる内容になっています。
TOP10入りは逃しましたが、どれも人生観に影響を与えるインパクトのある作品です。未鑑賞の映画があれば、ぜひこの機会にご覧になってみてください。
9位(同率)『ヘアスプレー』(5票)
【あらすじ】
60年代ボルチモア、人気TV番組「コーニー・コリンズ・ショー」に憧れる、ちょっと太めの女子高生トレーシーは、番組レギュラーメンバーのオーディションが開催されると知り、喜び勇んで挑戦するが……。
夢に向かうトレーシーから勇気をもらえる映画『ヘアスプレー』が第9位にランクイン。名優ジョン・トラボルタが特殊メイクを施し女性役として出演したことでも話題になりました。監督はアダム・シャンクマン。監督自身が振付師として活動してきたこともあり、ダンスも見応えのある映画となっています。
コメントにもあるように、とても明るく、ミュージカル映画らしくダンスと歌が満載の映画となっているのですが、実は人種差別や体型・外見での差別…根深い問題をはらんだ内容となっています。
映画の舞台は1960年代のボルチモア。当時のアメリカは人種差別撤廃運動をしている真っ只中で、ボルチモアはまだ黒人への差別が残る地域でした。また主人公のトレーシーも太めの体型ということもあり、見た目によって差別されることも…。
しかしいつも前向きなトレーシーや友人である黒人たちの明るさやポジティブさに、多くの人が感動し、勇気をもらえる作品になっています。見た目や人種による差別や偏見の垣根をなくし、個性を尊重した先に明るい未来が待っている。そんな明るいメッセージが感じられる映画になっています。
『ヘアスプレー』をおすすめした人のコメント
- 「明るくポップなミュージカルなのに、色々な差別問題を表現しているところ。」(27歳)
- 「見た目を気にせずに、前向きに生きていくことの大切さを教えられた。」(25歳)
- 「みんなそれぞれいいところがあるし自分に自信を持って生きていこうというポジティブさに前向きになれました。」(23歳)
ヘアスプレー
調査日:2020/12/14
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
9位(同率)『スタンド・バイ・ミー』(5票)
【あらすじ】
1937年、トスカーナ地方の小さな町へやって来たユダヤ系イタリア人の陽気な男性グイドは、美しい小学校教師ドーラと運命的な出会いを果たす。いつも陽気で機転のきくグイドにドーラも心を奪われ、やがて2人は結婚。息子ジョズエも生まれ家族は幸せな日々を送るが、彼らが暮らす町にもユダヤ人迫害の魔の手が迫り、3人は強制収容所に連行されてしまう。グイドは幼いジョズエに悲惨な現実を悟られないよう、ひたすら陽気に振る舞いながら嘘をつき続けるが……。
1986年公開から30年以上経った今でも愛されるハリウッド映画『スタンド・バイ・ミー』。原作者は広く知られる小説家のスティーヴン・キングで、これまで『ショーシャンクの空に』や『シャイニング』など数々の名映画の原作を生み出し、観る人に感動や恐怖を抱かせる名手です。監督は『最高の人生の見つけ方』などの有名映画でも知られるロブ・ライナー。
アメリカの小さな田舎町で、12歳の少年4人が、死体探しのために街を出て、小さな冒険に繰り出します。ときには危ない目にあいつつも、協力して困難を乗り越えていく4人の友情に感動を覚える人も多いでしょう。本ランキングでも友情に胸を打たれた人が多く、9位という結果になりました。
複雑な家庭環境を抱える4人が、冒険する中で互いを信頼していく姿は、何度観ても胸を打たれます。後日談が語られることによって、なおのこと冒険によって得られた友情の素晴らしさが強調され、自身が幼かった頃への郷愁に浸るとともに、改めて人生について深く考えさせられます。
映画の情景も音楽も素晴らしい、不朽の名作の1つです。
『スタンド・バイ・ミー』をおすすめした人のコメント
- 「音楽が素敵で、そしてリバー・フェニックスがかっこよくて、何より友情が素敵で自分もこんな友達が欲しいと思いました。」(30歳)
- 「『こんな映画、初めて見た』と言う衝撃が一番大きかったのを覚えています。」(51歳)
- 「主人公の4人、そして主題歌最高でした。」(49歳)
スタンド・バイ・ミー
調査日:2020/04/28
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
9位(同率)『おくりびと』(5票)
【あらすじ】
ひょんなことから納棺師の見習いとなった元チェリストの大悟は、妻の美香には冠婚葬祭の仕事とごまかして働いていた。日々とまどいながらも様々な死と出会い成長していく大悟と、それを見守る美香の姿を描く。
遺体を棺に納める納棺師にスポットライトを当てた映画『おくりびと』。日本の古き良き伝統を感じられる映画で、静かに凛とした雰囲気の中で厳かに執り行われる「納棺の儀式」の様式美が世界中から注目されました。
主演は本木雅弘が務め、監督は『壬生義士伝』でも知られる滝田洋二郎。その他豪華俳優・女優が起用されており、彼らの演技にも注目です。
人の死に携わる職業は、人間社会で暮らしていく上で必要不可欠ですが、えてして周囲になかなか理解されにくく、また精神的にも辛いという特徴があります。映画の主人公である大悟もまた、周囲からの理解を得られず、悩み葛藤する一人。
しかし故人の旅立ちを見送り、家族から感謝の言葉を受けるうちに、納棺師の仕事の尊さや意義を知り、納棺師としても一人の人間としても成長していきます。
納棺師見習いの大悟を通して、死生観や仕事観について深く考えさせられます。人と人の繋がりに、思わず涙が止まらなくなる人も多いでしょう。
『おくりびと』をおすすめした人のコメント
- 「人は皆必ず最後には死ぬけれど最後にどんな人に見送られるかも違う。自分の中でとても考えさせられる映画でした。」(40歳)
- 「最後を見送っていくことが、とても幸せなことだと感じたからです」(25歳)
- 「身近な人が亡くなった事がなかった私ですが、死について初めて考えさされた内容でした。」(35歳)
おくりびと
調査日:2020/12/14
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
8位 『フォレスト・ガンプ/一期一会』(6票)
【あらすじ】
知能指数が人よりも劣っていたが、母親に普通の子どもと同じように育てられたフォレスト・ガンプは、小学校で優しく美しい少女ジェニーと運命的な出会いを果たす。俊足を買われてアメフト選手として入学した大学ではスター選手として活躍。卒業後は軍隊に入り、ベトナム戦争で仲間を救って勲章をもらい、除隊後はエビ漁を始めて大成功を収める。しかし、幼い頃から思い続けているジェニーとは再会と別れを繰り返し……。
フォレスト・ガンプが作り上げていく人間関係や奇跡に心温まる映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』。他者よりIQが低いという障害を負いながらも、激動のアメリカ社会をまっすぐひたむきに走り抜けていく姿に、多くの人が胸を打たれました。
誰にでも誠実に接し、どんな状況でも自分の信じたことに懸命に取り組むフォレスト・ガンプ。時にはいじめられたり、事件や戦争に巻き込まれたり…悲劇的な体験をしながらも、実直で純粋な心に惹かれて多くの人が集まり、たくさんの成功を掴みます。
「人生はチョコレートの箱のようなものだ」という冒頭部分の印象的なセリフは、まさにフォレスト・ガンプの苦楽の生涯を表した言葉と言えます。
心の持ち方によって、誰でも最高の人生を歩める…フォレスト・ガンプの美しい生き様は、そのことを私たちに教えてくれています。またそれと同時に「どんなときでも前向きに走り続ければ、きっと道は開ける」そんな未来への明るい希望や人生観も与えてくれる映画となっているのです。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』をお薦めした人のコメント
- 「ハンディキャップがあっても、明るくひたむきに生きる大切さを教えてくれた映画だからです。」(37歳)
- 「上手くいかないことが続き不安や焦りを日々感じている時に観て、自分の悩んでることなんて小さいなと思わされた印象に残っている映画。」(45歳)
- 「主人公の純粋さとひたむきさで人生を懸命に駆け抜ける姿に、この世の出会い、出来事に無意味なものはひとつもないということを心に刻むことができました。」(44歳)
フォレスト・ガンプ/一期一会
調査日:2020/06/09
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7位 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』7票)
【あらすじ】
アメリカの片田舎。チェコ移民のセルマは息子ジーンと2人暮らし。つつましい暮らしだが、隣人たちの友情に包まれ、生きがいであるミュージカルを楽しむ幸せな日々。しかし彼女には悲しい秘密があった。セルマは遺伝性の病で視力を失いつつあり、手術を受けない限りジーンも同じ運命を辿ることになる。
パルムドール賞を受賞しながらも、賛否両論分かれる映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。2000年公開以降、テレビなどで多くの著名人に言及され、なにかと話題にあがることが多い映画作品の一つです。
主人公セルマを演じたビョークは、アイスランドの歌手ですが、女優としても活動している人物です。映画内でのセルマのたおやかな歌声と踊りに魅了された人も多いでしょう。
セルマと息子は、遺伝性の疾患によって目の視力が落ちていく病気でした。セルマは息子に目の手術を受けさせるために懸命に働きますが、様々な悲劇が訪れます。
そんなセルマの救いとなっているのは、セルマの空想の世界のミュージカルのみ。辛い現実の中にミュージカルの要素を見つけられるセルマを通して、内面の美しさや豊かさは誰も奪うことはできないという希望が示唆されているのではないでしょうか。
「鬱映画」と呼ばれるほど悲劇的な本作ですが、先行きのわからない今だからこそ、セルマの内面の豊かさや美しさは、私たちがいつも持っていたい内面の一つといえるでしょう。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』をおすすめした人のコメント
- 「この映画を観て以降、普段は倫理や美談に浸って安心したつもりになってしまうことが多いですが、そこにおさまらない現実を常に想像できるようでありたい、と思うようになりました。」(31歳)
- 「一生懸命生きていても報われないことはあるのだなと思ったので。」(44歳)
- 「絶望的な世界な中でも、美しいものや素晴らしいものはあると感じた為です。」(26歳)
ダンサー・イン・ザ・ダーク
調査日:2020/07/30
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5位(同率)『風と共に去りぬ』(8票)
【あらすじ】
1861年、南北戦争が始まろうとする直前。ジョージア州タラの大地主ジェラルド・オハラの長女スカーレットは、樫の木屋敷と呼ばれる同じ大地主ウィルクス家で明日開かれる野外宴会に、そこの嫡子で彼女の幼馴染みであるアシュリーと彼の従妹メラニーの婚約が発表されると聞いて心おだやかでなかった。激しい気性と美しさをあわせ持つスカーレットは、多くの青年の憧れの的であったが、彼女の心はアシュリーとの結婚をかたく決意していたのだ。宴会の当日スカーレットは想いのたけをアシュリーにぶちまけたが、彼の心は気立ての優しいメラニーのものだった。
スカーレット・オハラの美しく、たくましい生き方を描いた映画『風と共に去りぬ』。スカーレットのセリフ「明日は明日の風が吹く」はあまりに有名で、知らない人はいないほどです。主演スカーレット・オハラを務めたビビアン・リーの美しさに憧れた人も多いのではないでしょうか。
映画公開は1939年。80年以上経った現在でも、多くの女性の人生観や生き方に影響を与え続けています。
本映画の舞台となるのは、南北戦争前のジョージア州。両親の庇護のもと、豊かな暮らしを営んでいたスカーレットでしたが、戦争による影響を多大に受け、壮絶な人生を歩むことになります。しかしどんなに絶望するような状況であっても、スカーレットは明るく前を向き続け、恋に仕事にと自分の人生を精一杯生き抜きます。
スカーレットの姿は、苦境に置かれても強く美しく生きる女性像を私たちに強く印象づけました。「たくましさと尊敬を感じた」「強い憧れと共感を得ることができた」などのコメントのように、多くの女性が共感し、票を集めました。
『風と共に去りぬ』をおすすめした人のコメント
- 「主人公、スカーレット・オハラの様にどんなに人生に絶望しても、前向きに生きる強い女性に憧れ、更に人生観が変わりました。」(50歳)
- 「主人公は家族や使用人への態度が、冷たかったりキツイ言動が多く、誤解されやすいが、本心は家族や使用人を守ろうとする心に、たくましさと尊敬を感じた。」(40歳)
- 「主人公への強い憧れと共感を得ることができ、私自身何かに目覚めたような感覚になりました。」(44歳)
風と共に去りぬ
調査日:2020/12/14
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5位(同率)『タイタニック』(8票)
【あらすじ】
1912年4月10日、イギリスの豪華客船タイタニック号がニューヨークに向けて処女航海に出発する。出港直前に乗船券を手にした画家志望の青年ジャックは、新天地アメリカを夢見てタイタニック号に乗船。船内で出会った名家の令嬢ローズと恋に落ちるが、出発から4日目の深夜、タイタニック号の船首が巨大な氷河に激突してしまう。
1912年に実際に起こった「タイタニック号沈没事故」の悲劇をもとにした映画です。主演はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットで、悲運に見舞われた2人の美しく切ない恋を熱演しました。
タイタニック号の中で恋に落ちる上流階級のローズと、画家志望の貧しいジャック。ローズは一本芯の通ったような女性で、気高さとおちゃめさが魅力的です。またジャックは貧しくとも誇りを持ち、ダンスや絵など多彩な才能を持つ青年。恋に落ちてから沈没まで、共有できる時間は少なくとも、濃密な時間を過ごした2人に憧れた人も多かったでしょう。
身分違いの恋や、船内での人間模様。どれをとっても愛の強さや美しさを示唆した映画となっており、そのために全世界で多くの反響を巻き起こしたのでしょう。
本アンケートでも、ローズの人生譚から自由に生きることや、自分の人生は自分で作るものだと教わったなど、人生観に大きな影響を与えられたというコメントが寄せられました。
『タイタニック』をおすすめした人のコメント
- 「お金や名誉ではなく真実の愛の大切さが伝わってきて、その後の私の人生観が変わりました。」(40歳)
- 「豪華客船の悲劇的な沈没と、船内での人間模様に心打たれたから。」(37歳)
- 「見てから数日まともに寝れなかった。日常が幸せであることに気づいた。」(25歳)
タイタニック
調査日:2020/07/30
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
4位 『ライフ・イズ・ビューティフル』(9票)
【あらすじ】
1937年、トスカーナ地方の小さな町へやって来たユダヤ系イタリア人の陽気な男性グイドは、美しい小学校教師ドーラと運命的な出会いを果たす。いつも陽気で機転のきくグイドにドーラも心を奪われ、やがて2人は結婚。息子ジョズエも生まれ家族は幸せな日々を送るが、彼らが暮らす町にもユダヤ人迫害の魔の手が迫り、3人は強制収容所に連行されてしまう。グイドは幼いジョズエに悲惨な現実を悟られないよう、ひたすら陽気に振る舞いながら嘘をつき続けるが……。
ホロコースト(ナチス政権によるユダヤ人の大量迫害・殺戮)をテーマに描かれた映画『ライフ・イズ・ビューティフル』。カンヌ国際映画祭と、アカデミー賞で高い評価を得た作品です。監督・脚本・主演を務めたのはコメディアンでもあるロベルト・ベニーニ。
過酷で凄惨なユダヤ人の強制収容所が本映画の舞台です。収容所内でも、希望を捨てずポジティブさを持ち続け、息子に優しい嘘をつき続けるグイド。そこには家族を守ろうとする美しくたくましい父親像や親から子への普遍的な愛情がありありと描かれています。
『ライフ・イズ・ビューティフル』のタイトル通り、ユダヤ人であるだけで迫害されるという不条理な現実から目をそらし続けたグイドのおかげで、息子の無垢で美しい世界を守ることができました。そしてどんな状況でも希望を持ち続けて家族を守り抜いたグイドの人生もまた、美しかったと言えるのではないでしょうか。
本作は、絶望から希望を見出すことの大切さを教えられる作品です。諦めずに前を向き続けたグイドに多くの票が集まり、4位という結果を残しました。
『ライフ・イズ・ビューティフル』をおすすめした人のコメント
- 「内容的にはとても重い話(ユダヤ人強制収容所の話)なのだがそれを感じさせない、父親と息子役のキャストの演技と脚本が素晴らしい。」(27歳)
- 「自分もまもりたいもののために、賢く強くありたいと思いました。」(39歳)
- 「大概の嘘はよろしくないとしても、相手を思うが故の優しい嘘も存在するのだと学びました。」(41歳)
ライフ・イズ・ビューティフル
調査日:2020/04/30
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
3位 『ショーシャンクの空に』(14票)
【あらすじ】
長年ショーシャンク刑務所に入っている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情を軸に、アンディが巻き起こす数々の奇跡が描かれる。
ミステリー小説界の巨匠スティーヴン・キングの原作をもとに作られた映画で、フランク・ダラボンが監督を務めました。
凶悪犯が多く、アンディにとって絶望的と呼べるようなショーシャンク刑務所。しかしアンディの人間性にひとり、またひとりと仲間が増えていきます。もちろん刑務所内の生活は辛く、理不尽な暴力に耐えたり、別の囚人によって苦境に立たされたり…。しかしどんなに絶望的な状況でも、アンディの瞳にはいつも力が宿っていました。
逆境の中でも自分を見失わず、輝かしい人生を取り戻したアンディのサクセスストーリーからは、学ぶべき教訓がたくさんあります。
中でも「希望」はアンディが最も大切にしていたマインドです。アンディが希望を抱いたことによって、アンディ自身だけでなく、レッドの人生を救うことにも繋がったのです。
アンディの不屈の精神や強い信念に多くの人が感銘を受け、本ランキングで3位となりました。
『ショーシャンクの空に』をおすすめした人のコメント
- 「人間は絶望感の中でも前向きに生きる希望の光を見据え、行動をして、素晴らしい事を起こせるのだと思いました。」(39歳)
- 「退屈な日常でも、希望や目標を持ち、実行し続ける事が、どんよりな生活に活力を与えてくれるのだ、と思いました。」(48歳)
- 「こんな不幸があるのかと思えるような絶望的な状況におかれた主人公が、刑務所でもなお希望を決して捨てない姿が衝撃的で胸打たれ、忘れられない作品。」(41歳)
- 「絶望的な状況からも諦めずに、希望を見出して頑張る姿に心をうたれました。」(42歳)
- 「どんなに困難な事があっても、自身の知恵と信念があれば、乗り越えていける、そうあって欲しい、、、と思わされました。」(48歳)
ショーシャンクの空に
調査日:2020/06/09
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
2位 『マイ・インターン』(14票)
【あらすじ】
ニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。ところがある日、彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく。
『マイ・インターン』は、女性社長ジュールズと、シニアインターンのベンを通して、仕事や夢、年齢を重ねる豊かさなどを教えてもらえる作品です。アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロのダブル主演。アン・ハサウェイの洗練されたファッションや、役柄次第で表情を七変化させる俳優ロバート・デ・ニーロの優しく紳士的な演技も見どころです。
「家庭と仕事の両立」という働く女性の普遍的な問題や悩みは、急成長中のEC会社社長を務めるジュールズも例外なく抱えていました。
すべてを一人で完璧にこなそうとするあまり、完全にキャパオーバーのジュールズ。年齢を重ね広い見識を持っているが、退職や妻との死別などで空いた心の穴を塞ぎたいベン。
ジュールズはベンと出会い、信頼することによって、悩みや困難を乗り越えることができました。そしてベンもまた、ジュールズに信頼され、必要とされることで自分の居場所を見出すことができ、心の穴を塞ぐことができたのです。
ジュールズの生き方や、ベンの素敵な年齢の重ね方に憧れた人が多く、本ランキングでも2位となりました。本作を観ることで、改めて仕事観や人生観を考えさせられるでしょう。
『マイ・インターン』をおすすめした人のコメント
- 「女の子でもバリバリ働いてキャリアを気づくことができるという勇気を与えてくれる。」(24歳)
- 「会社で働く上でのモチベーションや、人生の考え方をが変わりました。」(32歳)
- 「主人公の生き方がかっこよくて、憧れの女性像となった。」(36歳)
- 「この映画は定年後、異業種の仕事に再就職して、同僚は若い人ばかりの中、自分の出来る事をしっかりこなし段々と周りの人達に認められる様になり、人生を楽しんでいる内容で、老後の楽しみ方に希望が持てるようになりました。」(48歳)
- 「仕事をするってどういうことかや、いつでも何かを始めるのに遅いということはないということを教えてくれた。」(33歳)
マイ・インターン
調査日:2020/04/17
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
1位 『プラダを着た悪魔』(16票)
【あらすじ】
オシャレに無関心なジャーナリスト志望のアンドレアは、ニューヨークの一流ファッション誌編集部でカリスマ編集長ミランダのアシスタントとして働くことになる。一見、誰もが憧れる夢のような仕事、しかしそれはミランダの理不尽な要求に振り回される過酷なものだった。
本ランキングの1位に輝いたのは『プラダを着た悪魔』です。主演はアン・ハサウェイとメリル・ストリープ。本作でファッション雑誌界の頂点に君臨するミランダ役をこなしたメリル・ストリープは、数々の国際映画祭で絶賛され、高い評価を受けました。
一見華やかに見える一流女性雑誌の業界。しかしそこにはまさに「悪魔」と言えるような理不尽な要求を当たり前のようにしてくる編集長ミランダがいました。
時に挫折しそうになりながらも、ジャーナリストになるという夢を叶えるため、ミランダに押し付けられた無理難題をクリアし、信頼を勝ち取っていったアンディ。プロのアシスタントへと駆け上がるとともに、ファッションもモデルのように変化し、どんどんと自信をつけていく様子がうかがえます。そんなアンディの姿に憧れると同時に、仕事観を改めて考えた人も多いでしょう。
理不尽な要求ばかりしてくるミランダでしたが、甘えや妥協を許さない完璧な仕事ぶりには、学ぶところも多くあるはず。映画内の随所に散りばめられた仕事に関する名言も、多くの女性から支持されています。
『プラダを着た悪魔』をおすすめした人のコメント
- 「男性に依存せず自分の力で生きていくということはかっこいいと感じ今の自分のキャリア形成に影響を与えてくれています。」(24歳)
- 「当時学生だった私ですが全然ファッションに無頓着なアンハサウェイが服装、メイクで大変身を遂げる姿が華やかになった姿にものすごく憧れたのを覚えています。」(36歳)
- 「仕事も大事だが、自分の信念に従って生きることの大切さを学んだから。」(25歳)
- 「最初はうまくいかなくても諦めずに一生懸命頑張る事で努力は報われる事に気がつき何事も前向きに誠実に取り組もうと思いました。」(30歳)
- 「「仕事もプライベートも充実させる」、言葉では簡単言えても実際には難しいものです。不器用な自分を責めずに、時にはどちらかを手放す勇気も必要なのだと考えさせられた映画です。」(33歳)
プラダを着た悪魔
調査日:2020/04/17
○印は見放題配信。金額表示はレンタル料金です。動画の配信状況はマネージャーライフが調査した時点での情報です。詳細は各公式サイトでご確認頂けますようお願いします。
まとめ)映画でたくさんの人生観を学べる
仕事にどのように向き合うのか、どのような人間関係を築いていくのか…人生のあらゆることの礎となる人生観はとても重要なものです。だからこそ時代や環境に合わせて柔軟に変化させることが必要となり、そのためにはたくさんの人生観を知ることが大切と言えるでしょう。そして映画は、それにぴったりのツールと言えます。
本ランキングでは「あなたの人生観を変えた映画TOP10〜女性編〜」をご紹介しましたが、きっと他にもたくさんの人生観を変える映画や、新たな価値観を発見できる映画があるでしょう。
ときに無情とも呼べるような世界で、信念を持って前向きに奮闘する主人公たちに、勇気をもらうこともできるはず。ぜひ本ランキングを参考に、あなたの人生観を変えるような映画を見つけてみてください。
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