管理職体験談:管理職は部下の挑戦をサポートし、自身も挑戦を止めない者であるべき。
[最終更新日]2020/06/17
ある運送会社の設備部門のマネージャーをしています。
主な業務は必要な機材や維持費の管理、機械の修繕にあたっての予算や工程の管理です。
マッミムレオンさん(男性 36歳)
- 職業
- 運送会社社員
- 職種
- 技術職
- 年収
- 650万円
- 従業員規模
- 9000人
- 地域
- 鹿児島県
Index
目次
管理職になっても「挑戦」を忘れず。
私は「チャレンジ」することが好きで、社会人になってからも大学に通ったりもしました。
性格はよく言えば「ポジティブ」、もう少し掘り下げるなら「大雑把」です笑。
とにかく新しいことにチャレンジしたくなってしまうので、仕事においても違うやり方はないかと常に模索しています。
たとえ失敗したとしても「よし、じゃあ次はこうしよう!」っていう感じでクヨクヨしたりはしません。
ただ、その性格が几帳面な人からすると許せない部分らしく、たまに文句を言われたりもします……。
趣味は家庭菜園で、最近はDIYにもチャレンジしています!
年下と年上の2人の部下に挟まれて。
管理職になってから大変だな、と思ったのは、部下をうまく動かしていくことですね。
私の部署には部下が2人います。
1人は高卒2年目。もう一人は私の25歳上です……!。
この2人を動かしながら仕事をするのはなかなか大変です。
若手の彼にはとにかく経験を積んでほしいという思いがあったので、大きな仕事をよく回していました。
しかし、本社のメンバーからは
- 本社社員
-
「こんなに大きな仕事を若手に任せられないよ」
と言われてしまい、どうするか悩んでいました。
私自身は若手に成功を経験させて自信をつけてほしいと思っていましたし、私がサポートすれば充分にこなせる仕事だとも思っていました。
なので最終的には私が意見を押し通すかたちで、若手社員に仕事を任せたのです。
結果としてその仕事は大成功。若手社員も達成感溢れる様子でよかったです。
普段は小さな部署ですから、たくさんの部署の社員と触れ合えたのも良かったと思います。
部下の自信は、上司の仕事の振り方にかかっている。
若手社員をサポートするために、私と年上の部下と3人でチームとして動けた実感がありました。
はじめは「若手にはできっこない」という本社のメンバーも、徐々に態度が変わっていった印象です。
また、これまでは接し方に悩んでいた年上の社員も、積極的に意見を述べてくれました。
若手社員もかなり心強かったんじゃないでしょうか。
今回の大きなプロジェクトのおかげでチームとしての団結が生まれ、プロジェクト関係者との仲も深まったと思います。
そして何より、若手社員の自信に繋げられたのが良かったです。
新米管理職として、私は自信を失いかけていました。
しかし今回の一件で本社の上司から
- 上司
-
「お前を管理職にしてよかったよ」
と声をかけていただきました。
これまで「仕事は自分でやるのが一番手っ取り早い」と思っていましたが、チーム一丸となってやる仕事が一番です。
<スポンサーリンク>
管理職としての役割。
今回の一件を振り返って思うことは「成長には経験あるのみ」です。
大きな仕事に関わる前に、小さな仕事をコツコツと教え込んでいくのももちろん大切です。
ただ、それを通して部下が成長しているか?と考えると、正直なんとも言えない状態でした。
やはり大きな仕事を成し遂げた後の達成感と自信は絶大です。
それでも管理職は責任も大きく、なかなかそういった大きな案件を部下に任せられない方もいると思います。
それも仕方のないことだとは思います。しかし、社員の成長は大きな経験を通してこそ得られるものだとも思うのです。
どんな仕事でも大なり小なり失敗はつきものです。
その時、管理職としてどうフォローし、どのように成長に繋げていけるかが重要だと思います。
今後、私が目指していきたいこと。
私が思う管理職は、部下の挑戦をサポートできる存在です。
部下のミスすらも成長の糧に繋げられるような、そんな管理職を目指したいと思っています。
また、私の技術や経験を部下にどう共有していけるかも大事なポイントです。
私の経験や知識が、部下によりよい挑戦心と発想力に繋がり、組織としての未来が輝いていくのが理想です。
今後、人口も減り働き手も減っていくことが予想されます。
その影響は私の会社にもあると思います。
そんな時、会社を存続させるには社員一人一人の生産性の向上が求められるでしょう。
そしてそのきっかけを、我々管理職が作っていけたらと思っています。
<スポンサーリンク>