管理職体験談:管理職、なった途端に売り上げがガタ落ち……。

[最終更新日]2019/07/01

体験談
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「優しさ」だけじゃ、管理職は務まらない。そう思い知った。

現在、家電量販店のフロアマネジャーとして仕事を行っています。

主な仕事内容は、各売り場責任者を束ね、コーナー別の売り上げ状況の管理や店舗の売り上げと利益率の把握、他の社員のサポートや人材育成など多岐にわたります。

優丸さん(女性 30歳)
職業
家電量販店フロアマネージャー
職種
サービス
年収
430万円
従業員規模
2,000名
地域
大阪府

Index

目次

管理職としての私の仕事。

フロアマネージャーと店長の大きな違いは、フロアマネージャーは販売と接客も重要な仕事の1つであることです。

店内を巡回し、お客様から商品について聞かれた時には私も接客を行います。

私自身、接客業が好きでこの業界に入った背景があり、社員の育成とこれまで培ってきた売り場つくりのノウハウや接客スキルを始め、トラブル対応などフットワークの軽い管理職でいられるよう努めています。

管理職になる前は、マネージャーという立場に対して「忙しい時間帯でも店内をウロウロとしているだけでイライラする」と感じることがありました。
しかし、自分がマネジャーになってみると、部下からはサボっているように見えても、現場の状況を察知し、売り上げを伸ばすために必要な助言を出し続けなければいけない責任のある役割だと、認識を新たにしました。

フロアマネージャーになると、「どうすればもっと来店してもらえるのか?」のための施策を考えなければいけません。

外から見ただけでは伝わりづらい管理職の仕事の奥深さを実感しています。

管理職就任とともに売り上げが低迷し始め。

管理職になってから辛かったことは、自分がフロアマネージャーとして配属されてから毎月売上が下がっていったことです。

管理職になると評価の対象は、個人成績ではなく店舗全体の売り上げになります。
個人実績であれば、人より多く接客販売をしてただがむしゃらに仕事をすれば自ずと売り上げを伸ばすことができますが、管理職に求められている仕事は人材の育成になります。

「部下がどうすればもっと売り上げを伸ばせられるようになるのか?」を常に考えなければいけませんし、特に社会人経験の浅い社員は仕事に対するモチベーションに波が出やすいため、対応が難しいお客様に当たった時などは、極端にやる気が低下してしまう場合があります。

したがって、販売テクニックだけを共有するのではなく、社員のモチベーションを高く維持するためのリーダーシップも必要となります。

配属されてからというもの、毎月約30万円単位でじわじわと売上が下がっていることから、店長に呼び出され、

店長

「売上が下がっている理由を説明しろ」

と指示を受けたことがありました。

自分なりには一生懸命フロアマネージャーとして奔走している気でいましたが、管理職に求められるのは過程ではなく結果だと思い知りました。

一人では決して売上を立て直すことができないことはわかっていましたが、対策が全く浮かばずに、相談できるような同じ役職の社員もいないため、一人で抱え込むことが増えてしまい

(自分は管理職に向いていないかも)

と弱気になることもありました。

前任者と自分のマネジメント方法の違い。

売上が上がらなかった原因として、前任者に比べるとリーダーシップが欠如していることが挙げられる気がしました。

現状から自分ができることは全てやり尽くしました。
しかし、それでも売上は好転することはなく、過去の売り上げ実績や前任者の仕事に対する取り組みなどからヒントを得ようと、店舗に長年勤務しているベテランのパートさんに

「私が配属されてくる前と後で仕事に何か違いがありますか?」

と聞いてみたのです。

すると

パートさん

「言いにくいですが、みんなのやる気が全然違いますね」

と言われました。

詳しく話を聞いてみると、前任者は力で社員を管理するタイプだったので、売上が悪ければ怒られるという恐怖心があり、「怒られたくないから売上が悪い時にはいつも以上に危機感を持って仕事に取り組んでいた」ということでした。

そこに女性である私がマネージャーになったことで、「みんな、少し気が緩んじゃってるのかもしれません」と、その方は分析していました。

私は前任者のやり方は、決して正しいものだとは思えませんでした。
しかし、それでも結果に繋がっていたのは確かです。

今のように部下とのコミュニケーションを重視しながら、結果を出すにはどうすればよいのか。
どうにもうまく状況が好転しないことで軽いパニックになっていました。

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私の理想の管理職像。

理想の管理職は、「部下から支持され、一緒に働けて嬉しい」と思ってもらえるような人物だと思っていました。
しかし、現実はそう簡単な問題ではないと知りました。

だからこそ日々の仕事を通じて、管理職は、自分の仕事を以てして、部下に自ずと目標に向けて努力を促せるような人物であることが大切だと思います。

まだまだ私は「前任者に比べるとラク」というイメージだけで一緒に仕事をされているのかもしれません。
しかし、自分には自分なりに理想とする管理職の像があります。

困った時にはサポートをし、言葉ではなく自分が接客をしている姿や、トラブルが発生した時には部下の前に立って代わりに対応をするような「信頼される管理職」を目指しています。

徐々にその姿勢が店舗スタッフにも伝わっている実感があり、売り上げ自体は下がっているものの、お客様のクレーム対応や電話応対の親切さという部分で本部から評価される店舗となっています。

自分のカラーを出して今度は売り上げを向上させられるように取り組みたいと思っています。

今後、私が目指したいこと。

今後私が取り組んでみたいことは、指導力を高めることです。

私は、管理職としては優しすぎると自覚している部分があります。
それは言いかえれば、部下に対して良い面しか見せていないということになります。

しかし、本当になりたい自分は「怒るときはしっかりと愛情を持って怒る」ということです。

私の親友社員からフロアマネージャーまでの経験の中で、真剣に叱ってくれたり向き合ってくれた人の言葉は今でも心に刻まれています。

人は褒められたり怒られることで、自分のことをしっかりと見てくれていると認識することができる気がします。

時には心を鬼にして部下のため、店舗が良くなるためにいろんな面を持ち合わせていける管理職にならなければいけないと心に誓いながら、管理職として活躍していきたいと願っています。

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