管理職体験談:理想の管理職に近づくには、自分の弱さを受け容れること。
[最終更新日]2022/12/15
公立図書館にて、サブチーフを務めています。
司書業務の傍ら、スタッフの業務管理を行っています。
pamd2580さん(女性 24歳)
- 職業
- 図書館司書
- 職種
- 図書館司書
- 年収
- 秘匿
- 従業員規模
- 20人
- 地域
- 東京都
Index
目次
管理職としての私の仕事。
大学を卒業と共に司書の業務に就き、その2年後にサブチーフを任せていただくことになりました。
経験としては浅いのですが、これまでの仕事ぶりを評価していただけたのは、とても嬉しかったです。
司書業は、本と人とを繋ぐ架け橋のような役割です。
私も本を読むことが大好きで、かねてから本に携わる仕事に就きたいと思っていました。
自分の知識を活かしながら、利用者様の希望に応えたり、季節ごとにコーナーを考えたりするのが、この仕事においてのやりがいです。
「手本になる」ことのプレッシャー。
人から頼りにされる役割は、責任感と共に誇らしさも感じます。
仕事の内容としては以前よりも複雑な業務や、自治体としての経営について考えたりと、より一層司書業の奥深さを感じています。
また反対に負担に思うことも増えました。
人の手本になる、というポジションは想像以上に神経を使います。
「絶対に失敗は許されない」という思いから、心身ともに疲れてしまうこともよくあります。
管理側の立場になり、特に対人面において、相手を尊重したうえで意思疎通を図っていくことの難しさ。
そして、自分の言動一つ一つに注意しながら話をするようになったことは、大きな変化だと思います。
クレーム処理なども日常的に行いますので、時に心無い言葉に傷つけられることもあります。
そしてそのたびに、自分の未熟さを思い知らされるのです。
管理職は報われない。
利用者の方からだけでなく、スタッフの何気ない一言にひどく動揺してしまうこともあります。
責任は重くなる一方で、かつ、管理職は全力で全うすることが当たり前。
誰かに認めてもらうことや、努力が報われることを期待してはいけない立場なのだと思います。
スタッフを評価する立場なので、スタッフからの言葉で動揺しているようでは、まだまだ未熟です。
自分自身と向き合う機会が増えたことで、自分に足りていないこと、また強みとなりそうなことを見つけることができました。
ただ、これは始めから承知のうえではありましたが、司書業の給与はあまり満足のいくものではありません。
それは管理職となってからも大きな変わりはありません。
その点は、今後どのようにモチベーションを保っていくべきか、考えていく必要がありそうです。
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管理職に求められている資質。
私が思う管理職のイメージは「頼りになる存在」です。
自分で率先して周囲に働きかけ、人の意見を尊重しながら働きやすい環境を作っていく。
それが、私の理想です。
人が集まれば、当然その中で摩擦も生まれます。
そんな時に、その場を収められるような存在でありたいのです。
感情に流されず、客観的に物事を判断できる能力。
それが、管理職に求められている資質だと思います。
今後、私が目指したいこと。
人から頼りにされるカッコいい管理職を目指しています。
そのためには精神的にも知識的にも、まだまだ補うべき点があります。
タフさを身につけるためにも、自分自身の弱さと向き合い、きちんと受け入れ乗り越えていきたいです。
そして、管理職としての理想を達成できた暁には、図書館の改革に乗り出し、新しい観点から運営をしていけるような働きをしたいです。
より、皆様に本の魅力を知っていただけるような、そんな未来に向けて、日々精進してまいります。
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