管理職体験談:アルバイトからマネージャーへ。「孤独」の先にまつ「やりがい」について。
[最終更新日]2019/05/16
ファミリーレストランでフロアマネージャーをしています。
あきちゃんさん(女性 40歳)
- 職業
- ファミリーレストラン・フロアマネージャー
- 職種
- サービス
- 年収
- 秘匿
- 従業員規模
- 20人
- 地域
- 愛知県
Index
目次
アルバイトからフロアマネージャーへ。
はじめはアルバイトからの登用でした。
接客が好きで、真面目に働き続けていたところ、徐々に管理の仕事を任されるようになったのです。
ホールやレジ作業に始まり、シフト管理なども行うようになったころ、契約社員にならないかとお話をいただきました。
私はアルバイトのままでもいいと思っていました。
思っていたというより、仕方ないのかなという諦めもありました。
ですが現状、アルバイトの業務にしては責任も伴うことや、健康保険等の問題もあり、勤務して3年目に契約社員登用、フロアマネージャーとなったのです。
接客業は、些細な気遣いが命。
待遇面でアルバイトよりもいい条件で働けることは純粋に嬉しかったです。
また、同じアルバイト同士、勤務態度について強く注意ができないもどかしさを抱えていたのですが、それも解消されました。
やはり接客業なので、勤務態度には何より気を配る必要があります。
ある時、お客様から
- お客様
-
「サラダにドレッシングが欲しい」
という要望があり、調理場からドレッシングを持っていき、お客様の前でドボドボとかけたアルバイトの方がいました。
こういう時、正しくはお客様のサラダを調理場へ持っていき、見えないところでかけるべきなのです。
以前から、こういった細かな点での気配りが足りていないと感じていましたので、フロアマネージャーになったの機に、きちんと伝えることができたのはよかったと思います。
その人を思って、注意する。
人それぞれに良い・悪いの価値基準があると思います。
自分にとっては問題のない行動でも、他の方から見れば良くないと映ることもあります。
私たちのようなサービス業では、そういった「悪意のないつもりの行動」一つが、大切なお客様を逃してしまう結果に繋がりかねません。
ですので一人一人の心がけやマナーは重要だと思っています。
そうは言っても、問題が無いと思っている行動に関して注意をされるというのは、中には拒絶感を示す方もいると思います。
そのため、注意をする時は「怒る」のではなく、相手が納得できるように「説明する」ことに努めています。
アルバイトの方ですと、若い方は学生だったりして、ジェネレーションギャップを感じることもままあります。
元々の価値観や感覚が違う場合もありますので、普段からのコミュニケーションや、その人の性格を考慮した注意を心がることが大切です。
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管理職=面倒くさいのイメージ?
自分がマネージャーになる前は「管理職=厄介で面倒な仕事」という認識がありました。
確かに問題があった際には責任を問われる立場ですし、管理能力が無ければ「いい加減な」職場になってしまいます。
いざ自分が経験した時に、厄介ごとや面倒はありますが、それだけ大切なポジションなのだと認識を新たにしました。
それでも何かメリットを感じることができないと、管理職を続けるのは辛いと思います。
私にとってのメリットはやはり給与の面ですかね。
どんなに辛い仕事を成し遂げても、それに見合う報酬が無ければ報われませんし、反対にこれだけのものを貰っているのだからと、自分自身を律するきっかけにもなると思いますので。
「管理職になってよかった」と思えるように。
同じアルバイトの頃に働いていた方も、私がフロアマネージャーになってから、少し態度が変わったと思います。
そういう意味で、アルバイトと管理職の間には見えない「線」があると思いますし、そこからくる「孤独」もつきものです。
それでもアルバイトのミスをカバーできたり、自身のキャリアアップにも繋がるこの仕事にやりがいを感じています。
最近は管理職になりたくない若者が増えているそうですが、管理職を目指す若手がもっと増えれば、必ず景気にもいい影響を与えると思います。
しかし、もし自分が管理職に向いていないと感じたり、やりがいを見出せない時は、思い切って辞めるのも手だと思います。
その判断は人によって様々かもしれませんが、すぐに見極めず、とりあえず3年は続けてみることで、今までは感じることができなかった「やりがい」に気づけるかもしれません。
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