管理職体験レポート：介護施設の管理職として、年上の部下に囲まれて。

「思ったことは隠さず言う」タイプの私。

おそらくというのは、私の業務を引き継いでいる職員が管理職を続けるのか、私が戻るのかは、施設長や社長の判断になるからです。

仕事にはやりがいを感じていて、時間も忘れて没頭していましたね。

私の性格はズバズバ物を言って、さっぱりしていると言われます。

趣味は運動と音楽です。
運動は学生時代陸上をしていて、音楽はピアノを8年間習っていました。金管楽器やドラムも得意です。

上司の代わりに責任を取ることに理不尽さを感じ。

管理職になって一番印象に残っている出来事は、まずは仕事量の多さでした。

兼任で相談員や介護業務をしていることもあり、送迎や入浴などの他にも、書類作成や挨拶回り、プライベートでの家族との関わりと大忙しでした。
月日があっという間に過ぎる印象です。

私は施設長の働き方に不満を抱いていました。
職員不足なこともあり、施設長も介護業務の方に参加していただいていました。

それ自体は非常にありがたいのですが、現場のことをあまり認知していないことに加え、細かなミスも多く、利用者様からの苦情が頻繁にありました。
そのたびに私が頭を下げていたのですが、上司の行いに対して自分が責任を取らなければならない状況に苦痛を感じていました。

また、職員不足の状況を訴えても、なかなか改善に動いてはくれませんでした。
その分のしわ寄せは、当然私たちに来るわけですから、介護の質の低下にも繋がっていきました。

施設長も高齢な方でしたので、利用者様とのコミュニケーションに長けているのは助かっていました。
私が産休に入るタイミングにも、しばらく私の業務を手伝っていただいたりもしました。

注意するときは「敬意」を忘れず。

私が産休に入るタイミングでもう一人退職してしまう社員がいたため、社長や施設長と何度も話し合い、職員の確保を促しました。

なかなか職員が入らず、部下たちも不安を覚えていましたが、社長や施設長には焦りが見えませんでした。

私自身も焦りを感じ、話し合いの場をたくさん設けましたが、介護職員の確保が難しい現実もあり、求人をかけても人が来ない状況で。
結局、紹介所にお金を払い人を雇ったという経緯があります。

施設長の業務に対する姿勢や、職場の状況を重く受け止めていない様子は、やはり職場の士気を下げる要因にもなり得ます。
私が何度か改善を訴えたところ、徐々にではありますが、変わってくれていると感じます。

もちろん私の上司であり、年上の方でもあるので、言葉遣いにも注意を払い、角が立たないようやんわりと注意を促しました。
業務量に関しては、変わらずにこなしていただいています。

当時を振り返って、今思うことは。

そんな出来事を振り返ってみて、管理職は精神的にも身体的にも大変な業務だったなと感じています。

他の施設ではどうしているのか、また介護職以外でも管理職の方のお話を聞いてみたいな、とも思います。
部下とのコミュニケーション方法や、シフト作りなんかも大変が興味あります。

私の職場の部下は年上の方が多いので、敬意を払いつつ、ある程度フランクな関係を築けています。
あとは子育てをしながらの働き方など、人生の先輩としてアドバイスをもらえたりもします。

今はそんな接し方でも問題はなさそうですが、やがて年下の部下を持った時には、接し方を気を付けなければと思います。
年下とのコミュニケーションの仕方も、他の管理職の方がどう行っているのか聞いてみたいです。

私の中の管理職のイメージは、「キツそう、大変そう」というものでした。
実際に管理職を経験してみて、やはりそう感じることはあります。

しかし責任も大きくなれば、やりがいも増えます。
一日があっという間に過ぎるほど何かに熱中できるのは嬉しいことです。

管理職とは。そして今後目指していきたいことは。

これからも利用者様のために、そして職員のために安心できる環境づくりをしていきたいです。

介護職の離職率も高いこともあり、一人一人にとって働きやすい環境とは何かを考えたいですね。

私は自分の意見をズバズバ言ってしまう癖があり、その際は他の相談員の方の対応を見て学んだりもしました。

そんな風に職員の皆様から学ぶ事も多くあると思うので、たくさん吸収していきたいですね。