管理職体験談:従業員全員が「経営者」。そんな組織にしていくために。
[最終更新日]2022/12/15
私は今現在、自営業でネット販売をしております。
仕事内容は輸入・仕入れ業務、商品の整理検品、商品撮影、出品・発送などです。
きこさん(女性 45歳)
- 職業
- ネット販売
- 職種
- 自営業
- 年収
- 400万円
- 従業員規模
- 3人
- 地域
- 兵庫県
Index
目次
管理職としての私の仕事。
自宅とオフィスを兼ねた場所に住んでいます。
私の他に2名のパートさんに来ていただいて、それぞれに仕事を分担しています。
パートの方のシフト組みも、私が行っています。
性格的には、あまり人に任せることが苦手なのですが、一人では賄いきれない部分もありますので、結構頼っちゃっています。
通常の企業の管理職とは少し違う形だとは思いますが、管理職のイメージとしては
「人の上に立てるなんて羨ましい!私にはできない」そう思っていました。
年末の繁忙期を見据え、臨時従業員を雇うことに。
2名のパートさんと私の3人で、今のところ業務は回っているのですが、さすがに年末はそうもいきません。
特に去年末は、早々に手が回らなくなることが見込まれたため、特別に臨時のパートさんを雇いました。
人手が確保できるのはありがたいのですが、一から仕事を教えつつとなると……
- 私
-
(ひょっとして、3人でやってた方が楽だったかも?)
なんて不安もよぎりました。
しかし、その心配は杞憂に終わったのです。
なぜなら、私が出ずとも、2人のパートさんが積極的に指導にあたってくれたからです。
これは思ってもみないことでした。嬉しいサプライズでしたね。
少人数とは言え、業務中は黙々と作業することの多かった中、
こうして絆を確かめ合える瞬間は、やはりこの仕事をしていてよかったと思えます。
臨時のパートさんも予想以上に覚えが早かったので、
これからも人手が足りない時には入っていただく約束を交わしました。
もっと、従業員を信じてあげること。
もちろん、2名のパートさんだって、自分の仕事がありながら指導の時間を割いてくれたわけです。
そこは本当に、感謝してもしきれません。
それと同時に「新しい人が来ても、教える時間がもったいないなぁ」と思っていた自分を恥じました。
結果として新しいパートさんはとても優秀な方でしたし、
混乱が期待されていた年末も、何とか乗り切ることができたわけですから。
また、今回のことから、忙しくても従業員同士間のコミュニケーションは疎かにしないようにしようと思いました。
2名のパートさんは定時ですぐに上がってしまうので、私としては内心
- 私
-
(あまりこの仕事好きじゃないのかな)
と不安でした。
しかし新人さんの指導も率先して行ってくれましたし、
- パートさん
-
「新しい方、とても優秀なので、これからもぜひ雇ってほしいです」
と、私に提言をしてくれたのも彼女たちです。
私はもっと、彼女たちを信じてあげるべきでした。
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私の理想の管理職像。
私は自営業を始める以前、ある紳士服店で働いていました。
私が理想とする管理職は、その見せに足繁く通っていただいていた顧客の男性です。
お父様から会社を継いだらしいのですが、穏やかな物腰で、とても話しやすい方でした。
その方が言うには、
- 顧客
-
「私がいるから、私に見られているから従業員が『仕事をしなきゃ!』と思う。それじゃあダメなんですね。だから私は、仕事の手が空いた時はなるべく外出するようにしています。従業員一人一人に、会社の一員として能率的に動いてもらえるようになるのが、私の理想です」
とても良い考え方だな、と思いました。
そしてその言葉の通り、その顧客は平日の昼間、社会人がバリバリ働いている時間に、よくプラッとお店に来られていました笑。
穏やかで話しやすく、部下の自主性を重んじる。
私もそんな管理職を目指しています。
今後、私が目指したいこと。
管理職は、部下を不安にさせてはいけません。
その分、自分一人に重圧がかかりがちですが、それは管理職として抱えるべき責任だと思っています。
今後は、フレックス制を敷いて、従業員が好きな時間に出社して仕事ができる、そんな仕組みを整えていきたいと思っています。
理想は、従業員全員が経営者、そんな組織にしていくことです。
その方がきっと、新しいアイデアも生まれやすいでしょうし、良い結果を生むと思うのです。
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