管理職体験談:「案を出せ」と言われても、出した案はことごとく却下されて。
[最終更新日]2019/06/26
まずは、私について少しだけ話しておきます。
パチンコ店のホールマネージャーをしています。
性格は穏やか方だと思いますが、運転をすると言葉遣いなどが荒くなる傾向があります。趣味は釣りです。
仕事のやりがいは、…まあ一応ありますね。ですが、仕事自体は好きではありません。
現在独身です。
結婚した経験はありますが離婚しました。
子供はいません。
関取さん(男性 37歳)
- 職業
- サービス業(パチンコ店)
- 職種
- ホールマネージャー
- 年収
- 非公開
- 従業員規模
- 25人
- 地域
- 北海道
Index
目次
ホールマネージャーとしての、私の仕事内容。
私自身のことも軽く紹介しておきます。
職場の仕事内容は、ざっと言うと、こんな感じです。
・サイトの更新
・POPの作成
・アルバイトスタッフのシフト作成
・アルバイトの面接、採用の有無
・全てのトラブルへの対応
・導入する遊戯台の選定
・接客
・台の入れ替え
サイトの更新は私がデザインをしています。そのほか、店内のPOPのデザインや作成をしています。アルバイトのシフト調整も全て私がやっています。
アルバイトの面接は店長と一緒に行なっていますが、採用の有無は私が決めています。
客のトラブルと機材のトラブルは、大体私ですね。
それから、導入する遊戯台の選定や、人員不足の時は接客や台の入れ替えも参加したり…。とにかく、いろんな仕事があります。
ふつふつと沸き上がってきた、店長への不信感
もともと、アルバイトがすぐに辞めてしまう業界なんですよね。
それで、
- 店長
-
「離職率を下げろ」
と店長から言われた時は、すごく苦労しました。アルバイトの立場になって考えると、いろんな問題がどんどん浮かび上がってきて。
特に、3日とかで辞めてしまう人が多かったんです。
どうやったら長く働いてくれるのか、環境面や仕事内容を考えました。
まず一番に思ったのは、箱を持つ作業が無くなれば体への負担もなく働けるのではないかと思ったんです。
しかし、そういうシステムを導入するには、私の一存では決める事が出来ないので、店長に頼みました。
しかし、結果は
- 店長
-
「そりゃダメだな」
と即答で言われました。
理由は「本部からOKを貰うことが絶対に出来ないから」ということでした。
本部に相談をしない状態で言われたので、凄くショックでした。
それ以外にもたくさん案を出しました。でも、すべて却下。
- 私
-
(結局全部NGにするんだったら、なんで命令してきたんだろう?──もしかして、この人は何も考えていないんじゃないだろうか?)
そんな疑念がふつふつと、私の中に混み挙がってきました。
当時のことを振り返ってみて、今思うことは。
あの時、もっと強く店長に言えば良かったし、何度も食い下がらずに相談をすればよかったと思います。
店長に言わないで直接本部に相談すれば、もしかしたらOKを貰えていたのかもしれません。
何事も店長が間に入ってしまうと、物事が停滞してしまうんですよね。
それが前からわかっていたのに、なぜあの時も相談してしまったのか、本当にモヤモヤしています。
納得させることができるように、企画書など色々と書面で説明すれば良かったのかなと思います。そういう努力をしなかったという点では、私も深く考えていなかったんですよね。
日々の業務に追われてしまい、ちゃんとした改善策を打ち出していなかったのかなと思いました。
結局、自分の熱量不足が原因だったんだと思います。
離職率はどんどん上がる一方ですし、もうこの業界自体斜陽産業なのかなと思ってしまいます。
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私が抱く「管理職像」とは。
手本にしたいマネージャーは私の知っている人間にはいませんね。
しかし、良いマネージャーのイメージはあります。
それは坂本竜馬のような交渉力のある人間です。人として魅力のある人間になる事ができれば、おのずと人徳も生まれるんですよね。人徳があれば、物事がうまくいくようになりますし、自分の意見も通るようになると思うんです。
スポーツで主将をしてきた人間とかは、そういう人徳があるのかなと思います。
この人だと何でも頼る事ができるなと思われる人。
現場の雰囲気を明るくするような人。
上にも下にも平等に接する事ができる人。
──それらが、私がイメージする良いマネージャーですね。
しかし、そんなスーパーマンのような人は絶対にいないので、「この人だと何でも頼ることができるな」と思われる人が良いマネージャーなのかもしれません。
これから私が、管理職として目指していきたいことは。
今後は、より人間的に成長して、もっと上にいけるように頑張っていきたいです。
努力の方向性を間違わないで適切な努力をしていきたいなと思っています。
あと、もっとアルバイトとの距離を近くしていきたいです。
◇ ◇ ◇
この記事を書いていて、色々と思う事もありました。
自分のことを客観的に見たんですが、凄く嫌な人間になっていました。
アルバイトのことを考えているつもりだったんですが、全く考えていない事に気付いたんです。
時給を上げるとかの環境面の改善はなかなか難しいでしょう。
なにせ、赤字すれすれの経営ですから。
ですが、心のケアや不平不満をしっかりと改善できるように、アルバイトと接していきたいなと思っています。
これから実現したい事は沢山あります。
まずは店長になりたいですね。今の店長よりも、もっと上手に店を運営していく自信があるので、あの店長には絶対に負けたくありません。
それにはひたすら本部にアピールするしかありません。
本部へのアピールは私にとってチャレンジになります。この世界ではこういうチャレンジをしてしまうと、昇格するか退職するかの二択しかありません。
しかし、私はそれにチャレンジしたいと思っています。
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