管理職体験談:運営会社との板挟みの日々。私の人生、このままでいいのだろうか。
[最終更新日]2022/12/15
静岡県の山間にあるショッピングモール内店舗のエリアマネージャーをしています。
こちらの店舗は愛知県と山梨県にもあります。
2号艇さん(男性 47歳)
- 職業
- ショッピングモール・エリアマネージャー
- 職種
- 営業管理職
- 年収
- 850万円
- 従業員規模
- 1900人(エリア全体)
- 地域
- 静岡県
Index
目次
管理職としての私の仕事。
私の仕事は経営にまつわる営業活動がほとんどですね。
あとはエリアマネージャーなので、毎月愛知、山梨の店舗にも足を運ばなきゃいけません。
しんどい作業ですが、自分の目で確かめるのが一番ですからね。
若い頃はかなりの熱血漢でしたが、年も取るとだんだんと大人しくなってきたと言いますか笑、
「〇〇さん、なんか最近牙が抜けたみたいだよね」なんてよく言われます。
家族は妻と娘の3人。
趣味はたくさんありますよ。
食べ歩き、一人旅、サッカー、スノボ。
70年代の熱血ドラマは私のバイブルです。
仕事のやりがいは、スタッフが楽しそうに働いている姿を見る時ですかね。
「謝罪」のためだけに静岡から山梨へ。
若い頃は私も随分と暴れまわったものです。それこそ上司に楯ついたりなんかして笑。
だから大抵の部下の粗相は笑って許してやれます。
ただ、あの時の出来事は未だに忘れませんね。
山梨の店舗のスタッフが、お客様とトラブルを起こして暴言を吐きまくったわけです。
それを聞いて慌てて静岡から飛んでいきまして。
ショッピングモールを運営している会社の部長が怒り心頭だったわけです。
- 私
-
(これはもう、菓子折り持って謝るだけじゃ済まないかなぁ)
なんて思ったんですが。
遠路はるばる向かってみれば、事前にアポイントを取っていたにも関わらず、その部長は帰宅していて音信不通。
- 私
-
(完全に無駄足じゃないか!)
とは思いましたが、こちらも雇われの身ですし、部下が問題を起こしたことには変わりません。
とやかく言える立場じゃないことは分かっていたんで、トボトボと帰りましたよ。
後日、再び訪問して無事に解決はしましたが、
- 私
-
(絶対に呼び出して謝罪させて優越感に浸りたいだけだろうな)
と、内心はグツグツでした。
部下と通じ合えたのも束の間。
問題を起こしたスタッフには
- 私
-
「俺も若い頃はいろいろやったし、許せないこともそりゃ多いけど、そんなんじゃこの先苦労するよ?」
と釘を刺しておきました。
- スタッフ
-
「エリアマネージャーの話はいろいろ聞いてますよ。大変でしたね」
なんて妙な仲間意識が芽生えたりもしました笑。
しかし、そのスタッフは十分反省したように見えたんですけど、後日人事の采配で別エリアに転勤になりまして。
それに伴って「仕事を辞めたい」と私に申し出てきたわけです。
説得も試みたんですが、本人の意志は固かったようでそのまま辞めていきましたね。
多少の失敗は取り返せるものだと私は経験から言えるのですが、若い子にはなかなか難しかったようです。
これもジェネレーションギャップですかね。
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管理職はつらい。
たとえばこちら側に何にも落ち度が無いことでも、運営会社の意向には従わなければなりません。
こればっかりは仕方のないことです。
それでも部下が転勤になったりするのは、やはり見ていて気持ちのいいものではありません。
もっと他にやり方があるんじゃないかと思えてならないのです。
私も若い頃は何度も本社の人間にどやされてきました。
はじめのうちは反骨心からお偉方に牙を剥いたりもしてたんですけど、だんだんと「無意味なことだ」と学んでいきまして。
「お前は昔に比べて牙が抜けた」と言われるのも無理はないかもしれませんね。
現場のスタッフと会社の板挟みになる。
管理職はつくづく大変なポジションだと思いますよ。
今後、私が目指したいこと。
山下奉文大将っていう方がいまして。
軍人で体も大きくて、まぁ乱暴者だったわけです。
最後は米軍刑務所で処刑されてしまったんですが、裁判の時にこう語ったそうです。
「敗軍の将は一兵卒の悪事まで責任を取らなければいけない」
軍人と一介の管理職じゃ訳が違うでしょうが「本当にその通りだな」と思います。
営業管理職よりも、販促の方に携われるバイヤーのポジションに異動したいななんて思うこともあります。
今後、今のポジションで昇進するとしたら営業部長になり、より現場からは遠ざかってしまいます。
そうすると商品を見る感性といいますか、見る目が鈍ってしまうんじゃないかと不安です。
今後はバイヤーに異動するのが目標です。
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